狭小住宅
お役立ち情報まとめ

【狭小住宅の間取り】
リビングやキッチンは?家族が集まる3階建ての家

マイホームを建てる土地として人気が高いのは、やはり利便性の高いエリア。通勤・通学、買い物、病院などこれからの暮らしを考えると非常に魅力的ですが、その分値段の高さがネックになるため、広い土地の購入は難しいのが実情です。
そこでよく聞くのが「狭い土地でも開放感ある家を建てることができるのだろうか?」というお悩み。また、「ゆったりくつろげるリビングのスペースを確保できるだろうか」「使い勝手の良い広いキッチンを作れるかどうか心配」などと悩みが膨らんでいくこともあります。
ここではその解決策として、敷地面積が狭くても家族がのびのび過ごせる家づくりのノウハウをご紹介。動線をコンパクトにする方法やデッドスペースの活用法などを具体的にお伝えします。

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狭い土地でも実現できる?家族が集まるリビングを作る方法

LDKの間取りや採光、家具やインテリアなど、工夫を施すことによって開放的なリビング作りが可能になります。

空間を仕切らないことで「開放感」を確保。広がりがあるリビングを実現

広がりのあるリビングを作るには、人の視覚を上手に利用することがポイントです。

・一体感のワンフロアが効果的
床面や壁面が見えれば見えるほど、人は広がりを感じます。空間ごとに間仕切りを作らず、床面を多く見せるレイアウトにするなど、一続きのLDKを作るとよいでしょう。もし区切りを作りたいなら、空間をキャビネットやソファの背など低めの仕切りで区切るなどの間取りを検討してもいいでしょう。

・明るい光と色も広がりを演出
部屋の明るさも、空間を広く見せられるポイント。窓の大きさや位置を工夫するほか、吹き抜けを作るのもいいでしょう。また、壁やインテリアの色も明るめのものを選べば、空間を広く見せられます。

・リビングでどう過ごしたいのかを考えることが重要
子どもの学習スペースを設けるなど、リビングダイニングを居心地よく作ることで、家族が長い時間をともに過ごせる空間にするといいでしょう。そうすれば、各居室を必要最低限(ほぼ着替えて寝るだけ)のスペースにできるため、その分リビングダイニングを広くすることも可能です。このレイアウトなら、食後もそのまま同じ空間でくつろげますが、「キッチンの隣のダイニングで食事をとり、その後はリビングに移動してテレビを見るなどしてくつろぎたい」というライフスタイルを望む場合は、リビングとダイニングを分けた「リビング+ダイニング」がいいかもしれません。その場合は圧迫感のある間仕切りを用いず、視覚に働きかける採光に配慮しましょう。

リビングで心地よく過ごしているイメージを具体的に膨らませたら、あとは工夫次第。ライフスタイルにぴったりのリビングを実現できます。

ダウンフロアを作って天井高を確保

空間に段差を作るのも一つの手。空間にゆとりが生まれ、広々とした感覚が得られます。

・ダウンフロアのメリット
ダウンフロアとは、床の一部に段差をつけて床面を下げた空間デザインのことをいいます。段差によって縦空間に変化をつけられ、豊かな表情を生み出せるため、おしゃれな雰囲気を演出できるのがメリットといえるでしょう。段差に腰かけたり、もたれたりできるので、家具を置かなくても十分くつろげます。また、そこだけ床面が低いため、特別な落ち着き感がありながらも、高い天井による開放感も味わえます。