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ヘーベルハウスLONGLIFE IS BEAUTIFUL デンマーク発祥のブランドnordisk(ノルディスク)のロゴマーク

あそびのある暮らし

人々がHyggeを感じる瞬間に寄り添い続ける。ノルディスクの変わらぬ思い

ヘーベルハウス駒沢第三展示場の屋上に設営したデンマーク発祥のブランドnordisk(ノルディスク)の看板製品ワンポール式テント「アスガルド」

中庭・バルコニー・屋上アウトドアリビング半屋外空間

世界中で人気が高まるキャンプカルチャー。数あるアウトドアブランドの中で、シンプルで機能的な製品として支持を集めるブランドが「ノルディスク」だ。北欧デンマークで生まれ、暮らしに息づく「Hygge(ヒュッゲ)」という考え方がブランドの歩みを語る上で欠かせない。世界中でファンを増やし続ける理由をノルディスクジャパンPRマネージャーの上山さんに聞いた。

長く寒い冬を、快適に過ごしてもらうために

1901年にデンマーク・コペンハーゲンで創業したノルディスク。その歴史はデンマークの文化と密接に結びついているという。

「デンマークの冬は、暗く寒く、とても長いんです。日照時間が短くて、日の出が朝9時前、日の入りが午後3時台という日もあります。そのため “長い冬を乗り越え、いかに心地よく過ごすか”という視点で文化が発展してきました。ノルディスクはそんな極寒の地で過ごす人々を暖めるため、防寒性の高いダウンとフェザーの素材開発からスタートしました」。

ヘーベルハウスLONGLIFE IS BEAUTIFUL (左)ノルディスクの創業者H.O. Lang氏/(右) 1941年に開発された最初の寝袋

(左)ノルディスクの創業者H.O. Lang氏/(右) 1941年に開発された最初の寝袋

厳しい寒さと共にあるデンマークの人々は、自然をどのように捉えているのだろうか。

「デンマークには古くから『自然享受権』という法律があって、“自然はみんなのもの”、“誰もが自然を楽しむ権利がある”という意識が根付いています。ネガティブな感覚はなくて、自然を敬い、身近なものとして上手に付き合っている感じですね」。

ノルディスクも自然と向き合う中で、ダウンとフェザー開発で培った知見を活かし、寝袋やテントなど、屋外でも人々を暖められるアウトドア製品開発へとブランドの幅を広げていった。その背景には、“長い冬を心地よく過ごし、自然を楽しみたい”というデンマークの人々の想いが常にあるのだ。

人生に豊かさをもたらすHygge

ヘーベルハウス駒沢第三展示場の屋上に設営したデンマーク発祥のブランドnordisk(ノルディスク)の看板製品ワンポール式テント「アスガルド」で夫婦が楽しむ様子

ノルディスクを語るうえで欠かせないのが、デンマークの人々の暮らしに溶け込む「Hygge(ヒュッゲ)」という概念だ。明確な日本語訳はないが、“Hygge”とは、「豊かな時間の過ごし方、心の持ち方を表し、ほっと癒される心地よい時間と空間や、その体験を通して得られる幸福感」のようなもの。

「たとえば、暖炉の前で温かい飲み物を片手にまどろむ。自然の中で友人と語らう。デンマークの人々は、そんな日常の中のHyggeな時間をとても大切にしているんです」。

日本のグランピングブームの火付け役とも言われる、ワンポール式テント「アスガルド」は、ノルディスクの考えるHyggeを象徴する製品のひとつだ。天井が高く広々としたテントは、寒さから身を守りながら、自然の中でも家さながらの快適な空間を作り出す。

ヘーベルハウス駒沢第三展示場の屋上に設営したデンマーク発祥のブランドnordisk(ノルディスク)の看板製品ワンポール式テント「アスガルド」

「自然はとても贅沢なもので、その中で過ごすことで心が落ち着き、人生が豊かになると僕たちは信じています。だからこそアウトドアであっても、家の中と変わらずHyggeを感じられる環境を作ることに力を注いできました」。

ノルディスクでは製品づくりだけではなく、日本でも毎年行っているイベントなどを通してHyggeを届けているのだという。

「『Hygge with Nordisk』というキャンプイベントでは、朝日を浴びながらみんなでヨガをしたり、夜は焚火を囲んでゆるい音楽を聴きながらのんびりしたり。Hyggeって何なんだろう?ということを、自然の中で体感できると思います。こういった活動を続けながら僕たちが大切にしている価値観をよりたくさんの人に感じてもらいたいですね」。

せわしない日常にあそびとゆとりを

ヘーベルハウス駒沢第三展示場のそらのまでくつろぐ男性

デンマークとは気候も文化も違い、自然との向き合い方も異なる日本。私たちが日常の中でノルディスクが掲げるHyggeを感じることはできるのだろうか。そんな疑問に、上山さんは愛用のマグカップを手に取りながら答える。

「そんなに難しいことではなくて、普段の暮らしの中で、たとえばコーヒーを飲むときに、こういったキャンプで使うチタン製のマグカップを使うだけでもいいんです。僕はこれでコーヒーを飲みながら、前に行ったキャンプの風景を思い出したり、また行きたいな、なんて思ったりします」。

ヘーベルハウス駒沢第三展示場のキッチンに置いたデンマーク発祥のブランドnordisk(ノルディスク)のチタン製のマグカップとデンマーク老舗ブランド「マダムブルー」とコラボしたポット

(左)上山さんも愛用しているチタン製のマグカップ/(右)デンマーク老舗ブランド「マダムブルー」とコラボしたポット

「どこか懐かしさを感じるマダムブルーのポットで、時間をかけてお茶を淹れるのもいいですね。もし家にベランダや庭などちょっとした屋外スペースがあれば、お茶を持っていって、アウトドア用の椅子で寛いでみるのもおすすめですよ。慌ただしい日常の中に、ちょっとしたあそび心を入れると、心のゆとりが生まれる気がしますね」。

ヘーベルハウス駒沢第三展示場のそらのまでくつろぐ男性

暮らしの中にアウトドア製品を取り入れることで、住まう家と自然との距離を縮め、日常と非日常をシームレスにつなぐ場となっていく。日常にHyggeを感じる瞬間が少しずつ増えていけば、もっと暮らしは楽しくなるはずだ。

ノルディスクにとっての、LONGLIFE

「人々がHyggeを感じる瞬間に寄り添い続けること、ですね」。

「LONG LIFEとは?」の問いに、上山さんはそう答え、創業以来変わらないノルディスクの思いを語ってくれた。

ヘーベルハウス駒沢第三展示場のリビングでインタビューに答えるノルディスクジャパンPRマネージャーの上山さん

「日本だけを見ても、娯楽の選択肢がたくさんあり、デンマークとは全く環境が違います。世界中に異なる文化があり、価値観が多様化していく中、“これがHyggeだ”という一つの正解はないと思うんです。アウトドアシーンだけでなく、衣食住、いろんな場面でノルディスクの考えるHyggeを体感できる機会を増やし、それぞれのHyggeに寄り添っていく。Hygge=ノルディスクと思ってもらえるくらいに、日本へ、世界中にHyggeを伝えていくことが僕たちの使命だと思っています」。

極寒の北欧の人々を暖めることから始まり、100年以上前からHyggeを提供してきたノルディスク。これから先どんなに時代が変わっていっても、ノルディスクは世界中の人々の寄り添い、心身を暖めつづけていくのだろう。

ノルディスクジャパン : http://nordisk.co.jp/

ヘーベルハウス駒沢第三展示場の外観

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