loadingIcon
ヘーベルハウスLONGLIFE IS BEAUTIFUL モレスキンのロゴマーク

ゆとりのある暮らし

日々の暮らしを物語に。
モレスキンのノートブック

ヘーベルハウス王子展示場のダイニングでモレスキンノートブックを読む

リビング・ダイニングキッチンワークスペース

1997年の登場以来、25年にわたってクリエイティブなノートブックを中心に、世界中で愛される「モレスキン」。デジタルの時代においても、価値は色褪せるどころか高まりすら見せている。そこにはどんな秘密があるのだろう。モレスキン広報の藤浪さんに、ブランド誕生の背景や、手書きだからこその価値、そしてLONGLIFEの真髄について話を聞いた。

伝説の存在を、再び世の中へ

「私たちモレスキンのノートブックは、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ、パブロ・ピカソ、アーネスト・ヘミングウェイ、ブルース・チャトウィンらの芸術家や思想家に愛されてきた伝説的ノートブックがルーツです。その起源は20世紀初頭、文学的モダニズムの黄金時に遡ります。当時のパリはクリエイティブのメッカ。創作者はパリの街を歩き回り、立ち寄ったカフェで小さなノートブックにメモをとっていた時代です。さまざまな人が黒いノートブックを手に、貴重なスケッチやメモ、ストーリー、アイデアを書き込んでいました」。

伝説的ノートブックの相続人であり継承者であるモレスキン。それは単なる“ノート”ではないという。
「モレスキンはノートではなく“ノートブック”なのです。創業者のマリア・セブレゴンディはモレスキンのノートブックを『まだ書かれていない本』と称しました。使用者が書き込むことで完成する、“語られることを待っている物語”だと」。

誕生の経緯をたどれば、モレスキンが物語を語るべき存在として生まれたことがわかるだろう。
「イギリスの紀行作家ブルース・チャトウィンは自身の著書『The Songlines』で、小さな黒いノートブックの話を紹介しています。作っていたのはフランスのトゥール市にあった家族経営の小さな製造会社。1986年に廃業して以来、黒いノートブックは徐々に市場から姿を消しました。チャトウィンがいつもノートブックを購入していたAncienne Comédie通りの文房具店の店主も『Le vrai moleskine n'est plus(本当のモレスキンはもうなくなった)』と嘆いたそうです。惜しまれながら廃版となったノートブックのエスプリを引き継ぎ、1997年に復活させたのが現在のモレスキン社です」。

使い方は自由に、個性的に。

現在はアーティストに限らず幅広い職種や世代で愛用されるモレスキン。どのような使われ方があるのだろうか。「ノートブックやダイアリーは、趣味からビジネスシーンまで、クリエイティブで想像力に富んだプロフェッショナルなパートナーとして、さまざまにアレンジされています。また、バッグやライティングツールなどの製品とあわせて、あらゆるライフスタイルに取り入れられています」。

ヘーベルハウス王子展示場の書斎(ワークスペース)で広げたモレスキンノートブック
ヘーベルハウス王子展示場の書斎(ワークスペース)で広げたモレスキンノートブック

SNSのファンページを見ると、個性豊かな使い方をしている人がたくさんいる。「マスキングテープや付箋などを貼ってカスタマイズしているステーショナリー好きの方、気に入ったお店の包装紙を貼っておいてアイデアのもとにされるデザイナーの方など本当にさまざまで、いつも楽しく拝見しています」。
自由奔放な使い方に関して、子どもたちは良いお手本だ。「子供たちの自由な発想にはよく驚かされます。キャンバスのように絵具やクレヨンで彩る子もいれば、はさみで切ってページをデザインしちゃう子もいるんです」。

藤浪さんも、家族でモレスキンを愛用している。「私は主に仕事のアイデアやメモを書き留めることに使っていますが、最近はまっているのは、旅のスクラップ。旅行先での乗船チケットや泊まった民宿のステッカーを貼っていくと、その厚みでノートが膨らんできて味が出てくるんです」。

また、モレスキンはコミュニケーションの手段にもなるという。「息子が幼稚園に通っていたころ、仕事が忙しくてなかなか息子とコミュニケーションをとれない時期がありました。それを解消するために、息子との交換絵日記として使っていました。今でも家に保管していて、たまに読み返しています」。

使い方は他にも。「妻は作った料理のレシピを書きためています。何年か経ってまとめて読み返すとすごく面白いんです。一時期家族でハマっていたレシピを見つけたり、旬の食材に季節を感じたり。子どもが食べ盛りの時期は揚げ物が多くて茶色系レシピが頻発することもあったみたいです(笑)」見開きにあるのはひとつのレシピだが、ページを重ねることで、それは家族団らんの物語になるのかもしれない。

ヘーベルハウス王子展示場のダイニングで広げたパエリアのレシピが描かれたモレスキンノートブック
ヘーベルハウス王子展示場の書斎(ワークスペース)に置いたモレスキンノートブック

「書いているときは意識していなくても、読み返すことで、当時考えていたことや悩んでいたこと、もちろん楽しかったことも、意外と鮮明に思い出せたりするんですよね」。綴られた日常が歳月を経て物語になり、やがて歴史になる様は、長年住んだ家にも似ている。使う人の個性がにじみ出るからこそ、モレスキンは人を魅了し続けるのだろう。

高まる“手書き”の価値

若い世代で改めて“手書き”の価値が高まっているという藤浪さん。「学生さんにインタビューすると、『僕、手書きのノートに戻ったんです』とよく聞きます。『タブレットに書いた字は自分の字じゃない。だから、読み返す気がなくなる』と言うんです。それからスクロールが大変とも。ノートだったらどこに書いたかなんとなくわかるし、記憶にも残りやすい。彼らはデジタルネイティブですが、だからこそ手書きの大切さを理解しているんだと感じます」。

ヘーベルハウス王子展示場のリビングでインタビューに答えるモレスキン広報の藤浪さん

「手書きだからこそ想像力が膨らみますし、インスピレーションも高まる。それがモレスキンのメッセージでもあるんです」。
なるほど、デバイスのルールに捉われず思いのままに表現できる手書きはアイデアを生みだすきっかけにもなりそうだ。デジタル時代における手書きの価値は今後ますます高まっていくのだろう。

モレスキンが考えるLONGLIFE

その問いに「長く人々から愛され、受け継がれていくものだと思います」と答える藤浪さん。
2世紀にわたり物語を紡いできた黒いノートブックには、創作者の名を広めた不朽の名作の“種”とも呼べるインスピレーションが記されていたに違いない。そこに息づく哲学を継承したからこそ、モレスキンは今なお愛され続けているのだろう。年齢や職種の垣根を超えてより多くの人に支持される存在となった伝説的ノートブックは、何気ない日々の暮らしを自分らしく、家族らしく綴るためのバイブルとして、これからも長く受け継がれていくことだろう。

モレスキンジャパン : https://www.moleskine.co.jp/

ヘーベルハウス王子展示場の外観

ヘーベルハウス王子展示場 フレックス(3階モデル)

  • ■住所:東京都北区王子4-28-9(駐車場完備)
  • ■アクセス情報:南北線王子神谷駅徒歩4分・北本通消防署交差点近く
  • ※営業時間等についてはお電話にてお問合せください。
  • ■お問合先:旭化成ホームズ(株) 東京北支店 営業課 03-5959-3041
  • ■HP:
    https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/model/detail/view/?mhid=8

LONGLIFE IS BEAUTIFUL トップページへ

LINK