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ヘーベルハウスLONGLIFE IS BEAUTIFUL 旭化成ホームプロダクツのロゴマーク

ゆとりのある暮らし

今日の暮らしと、未来の暮らし。
みずみずしい毎日のための“暮らしの技術”

ヘーベルハウス馬込展示場のキッチンで、料理をしながらサランラップを広げる女性とサランラップ、ジップロックのパッケージ

リビング・ダイニングキッチン

食べ物の鮮度とおいしさを長持ちさせるために必要な「サランラップ®」。発売から60年以上経つこの生活必需品は、時代の変化に合わせ改良が重ねられてきた。また、1990年代から販売している「ジップロック®」も、食品保存や収納、持ち運びなどに重宝することで、今や人々の生活に定着している。
この二つのブランドを通じて、いつの時代も生活する人々の目線に立った取り組みをしてきた旭化成ホームプロダクツは、忙しい現代人の暮らしにゆとりをうむための、「冷凍貯金」という新習慣を提案している。旭化成ホームプロダクツが考えるLONGLIFEとは? マーケティング部サランラップ®担当の高橋弘樹さんとジップロック®担当の金井裕子さんに話を伺った。

暮らしの声から誕生したサランラップ®

サランラップ®はいきなり誕生した商品ではない。20世紀初頭、アメリカでは合成樹脂の研究が進められ、酸素と水分の両方を通しにくい「ポリ塩化ビニリデン」という合成樹脂が開発された。これは当初、虫除けの蚊帳や水虫予防の靴の中敷きなどに使用されており、1940年以降に改良されてからも、チーズを包装するフィルムとしての用途以外には活用方法が見つけられていなかったという。しかし、ひょんな出来事からサランラップは生まれる。

「1940年代後半のある日、フィルム製造メーカーで働いていたラドウィック、アイアンズの二人が、妻を伴って近所の人々とピクニックに出かけました。その際、ラドウィックの奥さんはたまたま夫が会社で作っていたフィルムにレタスを包んで持っていったそうです。すると周囲の人から『このラップとてもきれい。どこで手に入れたの?』『私も欲しい。どこで売っているの?』と、大変評判になりました。

ラドウィック、アイアンズの二人はこの反応に驚き、翌日すぐに上司に報告。その後、二人は会社を設立して、樹脂のロールを紙管に巻き付けて箱詰めした商品を試験的に販売し、結果は上々。この商品の名前は二人の妻サラ(Sarah)とアン(Ann)にちなんでサランラップ®と名付けられました」。

ヘーベルハウスLONGLIFE IS BEAUTIFUL 日本発売当初のサランラップ

※日本発売当初のサランラップ®

サランラップ®は「こんなものがあったらいいな」という暮らしの中の声から生まれたのだ。発売から2年後、サランラップ®は全米に進出。日本での販売がはじまったのは1960年代に入ってからだ。当時すでに冷蔵庫やレンジなどの台所製品が普及していたアメリカと違い、日本ではほとんどの主婦が何に使うか分からなかったせいか当初の売れ行きはよくなかったという。

「当時の日本の冷蔵庫の普及率が10%程度であったことが、売れ行きが伸び悩んだ主要因かと思います。ちなみに、当時の一般家庭用のサランラップ®の値段は100円で、現在でいうと1000円以上の値打ちがあったそうです。ところが1965年以降、冷蔵庫の普及率が50%を超えた頃から、ニオイ移りせず、食べ物の鮮度を長持ちさせるサランラップ®の価値が日本でも評価されはじめました」。

ヘーベルハウス馬込展示場のキッチン奥の棚に並べたサランラップ、ジップロックのパッケージ

1980年代に入ると、日本でも冷蔵庫に加えて電子レンジが広く普及し、食べ物の鮮度やおいしさを長持ちさせるためにサランラップ®はなくてはならないものに。その後も食品保存の需要が高まる中、旭化成ホームプロダクツは、1996年にジッパータイプの食品保存袋であるジップロック®のバッグの販売をはじめる。そして、両ブランドの製品が日本中に広がっていくこととなる。

おいしさを長く保つ工夫とこだわり

ライフスタイルの変遷とともに、パッケージの機能改良やサイズ展開で生活者のニーズに応えてきたサランラップ®。キッチン作業のちょっとした不満を減らす工夫が随所に施されている。

「パッと見てすぐ目につくカラフルなデザイン、軽い力で切りやすいM字型の刃、フィルムをつまみやすくする波型フラップ、握りやすくエンボス加工したパッケージなど、すべての人が使いやすいようにライフスタイルの変化に合わせてリニューアルを重ねてきました」。

そうした細やかな配慮も人気の秘密。さらに、世代を超えて愛用され続けてきた最大のポイントは、販売当初から変わっていないフィルムの機能性の高さだ。

ヘーベルハウス馬込展示場のキッチンで、サラダを入れたボウルにサランラップをかけようとする女性

「サランラップ®は他のポリエチレン製のラップと比べると、水分を保つ力、酸素を通さず鮮度を長持ちさせる力、ニオイを通さない力が非常に高いですね。密着性が高く、お皿や食材にくっつきやすく隙間ができにくいところも特長です」。

食生活の多様化に伴い、サランラップ®だけではなく、ジップロック®が必要とされる場面も増えていく。旭化成ホームプロダクツは、日本人の食生活においてどのような食材保存需要があるのかを考え、サランラップ®・ジップロック®それぞれの使い方だけでなく両製品を活用する保存方法など、食材の特徴に合わせた適切な保存方法を提案していった。暮らしの声に寄り添っていくことで、両ブランドの製品はキッチンに欠かせない生活必需品となっていったのだ。

暮らしにゆとりをうむ新習慣を提案

ヘーベルハウス馬込展示場のキッチンで冷凍貯金をするために野菜を切る女性と、ジップロックにおにぎりを入れようとする男性。サランラップとジップロックのパッケージ

時代の変化とともに専業主婦世帯は減り続け、2020年には共働き世帯が全世帯(妻が64歳以下の世帯)の約7割まで増加した(*1)。女性が社会で活躍するようになり、家事に多くの時間を割けないという困りごとに加え、健康意識や食品ロスに対する意識の高まりといった時代背景に合わせ、旭化成ホームプロダクツは新たな提案をはじめている。

ヘーベルハウス馬込展示場の冷凍庫に冷凍貯金をするためにジップロックに入れたおにぎりを入れて冷凍おにぎりを作る様子

「食材やおかずを冷凍してストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしに時間や心のゆとりをうむ新習慣『冷凍貯金』を『ゆとりうむプロジェクト』と共同で提案しています。冷凍貯金には三つのメリットがあります。一つ目は、まとめ買いして冷凍保存することで、毎日の買い物の手間を減らし、下ごしらえ済みの食材やおかずを冷凍して調理時間を短縮することで“時間が貯まる”。二つ目は、冷凍による栄養価の長持ちや冷凍食材をプラスして“栄養が貯まる”。三つ目は、特売日のまとめ買いによる節約や、食材を無駄なく使い切ることで“お金が貯まる”というメリットです」。

ヘーベルハウス馬込展示場のキッチンで冷凍貯金するためのおにぎりをサランラップを活用して作る女性

たとえば忙しい朝には、週末など余裕のあるときにあらかじめ家庭で準備しておいた「冷凍おにぎり」と「冷凍野菜」を使ったスープで、簡単かつ栄養バランスのとれた朝食を用意できる。冷凍おにぎりはムラなく加熱するために、ざぶとん型に薄く均等にするのがコツだ。スープは、玉ねぎ、にんじん、きのこなどをカットした冷凍野菜、ウィンナー、水と調味料を耐熱ボウルに入れて、レンジでチンするだけ。

ゆとりうむプロジェクトは、旭化成ホームプロダクツをはじめとする複数企業が参画し、忙しい現代人の暮らしに“ゆとりをうむ”ことを目的に活動している。冷凍貯金のようなアイデアを日々の暮らしに活かせば、長い人生をより楽しく過ごすことができるだろう。

ヘーベルハウス馬込展示場のダイニングで冷凍貯金を活用したおにぎり、野菜スープで朝食をとる夫婦

サステナブルな取り組みで、暮らしの技術を未来のために

「未来の子供たちが笑顔で暮らせる毎日を守る」。

旭化成ホームプロダクツが考えるLONGLIFEについて伺うと、このように答えてくれた。

「私たちは、未来の暮らしを守る活動にも力を入れています。サランラップ®やジップロック®を活用した食品保存ノウハウの発信は、食品ロス削減に向けた取り組みの一つです。また、使用済みのジップロック®を集めて、傘やゴミ拾い用トングの部材として再利用する『ジップロック®リサイクルプログラム』活動での廃棄プラスチックの削減、『おにぎりアクション』への参加によるアフリカやアジアの子供たちへの給食寄付の活動など、様々な社会課題の解決に向けて日々取り組んでいます」。

ヘーベルハウス馬込展示場のリビングでインタビューに答える旭化成ホームプロダクツ株式会社サランサップ担当高橋弘樹さんとジップロック®担当の金井裕子さん

社内には、使用済みジップロック®の回収ボックスを設置し、プラスチックのリサイクルに貢献。社員の一人ひとりが社会課題を自分ゴトとして捉え、自分たちにできることを行っているのだ。

「まいにちを、たいせつに。」のミッション・ステートメントのもと、長い歴史の中で培ってきた“暮らしの技術”を、今日のため、明日のため、100年後の未来のために活かしていく。そのための取り組みを、旭化成ホームプロダクツはこれからもずっと続けていくのだろう。

冷凍貯金 :
https://ahp-web.jp/reitou-chokin/

サランラップ® :
https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/

ジップロック® :
https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/ziploc/

出典:(*1)2022年内閣府男女共同参画局「結婚と家族をめぐる基礎データ」

ヘーベルハウス馬込展示場の外観

ヘーベルハウス 馬込展示場 フレックス

  • ■住所:東京都大田区北馬込2-12(駐車場完備)
  • ■アクセス情報
    都営地下鉄浅草線「馬込」駅より徒歩4分
    東急大井町線「荏原町」駅より徒歩10分
    <営業時間>
    月~金: 10:00~17:00
    土・日・祝: 9:00~19:00
    ※営業時間については変更になる場合もございます。 念のためお電話にて事前にお問い合わせください。
  • ■お問合先:旭化成ホームズ(株)
    東京南支店 営業課 03-3778-1981
  • ■HP: https://www.asahi-kasei.co.jp/hebel/model/detail/view/?mhid=244

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