約1世紀経っても、夏は涼しく冬は暖かい。快適にずっと住み続けられることは、とてもサステナブルだと思います。


This house is comfortable to live in despite being over 100 years old. We can keep living here forever. I think that is very sustainable.


Please tell us why you chose this house.

妻:

内覧会の日。その日は、太陽は輝き、芝生は青々としていて、すべてが美しい初夏の日だったんです。だから私もこの家とこの場所に、惚れ込んでしまったのかもしれないですね(笑)。息子はまだ4歳のときで、ここの芝生を見て急に走り出したんです。もうここに決めよう!と思いました。この公園みたいな広大な庭も、周りの素敵な自然も、そのすべてに恋をしてしまいました。それから、内覧会では当時住んでいた夫婦にも出会いましたが、とっても感じがよくて素敵な人たちでした。この場所と家に対する気持ちが分かって、ここなら理想の暮らしが叶えられそうだと思えたんです。


What do you like about this house?

妻:

美しい家なので、好きなところはたくさんあるのですが、例えば、リビングはとても好きな場所で、この赤いソファもお気に入りなんです。それと、キッチンも好きです。家族みんなが集まるから。あと、インテリアにもこだわりがあります。夫も私も、アンティークが好きなので、家にあるものは私がもともと持っていたものや、オークションや蚤の市で集めたものです。古い家具って驚くほど丈夫なんです。作りがいいし、耐久性のある素材も使われている。新品を買ってすぐ捨てるのではなく、古い家具と長く付き合う。そういうサステナブルな考え方が好きなんです。

夫:

この家は建てられた当時と同じように、現代でも快適に感じられるという点は良いですね。 もし全ての家がこのようなクオリティで造られていたら、環境への配慮という点でとてもプラスになるでしょうね。家やモノを大切に使って維持していくということは、とてもサステナブルであり、私はその観点から非常に良いと感じています。
お気に入りの場所はたくさんあるのですが、もし場所を1つしか選べないなら、今座っている書斎ですね。その理由は、ここは家の中心で、ひとりで静かに考え事ができるからです。この場所で多くの時間を過ごし、多くの考えが生まれました。その積み重ねてきたものが、部屋のいたるところに宿っているような気がして、うまく言えませんが何か特別なものを感じています。


This house is made of ALC. How comfortable is it to live in?

夫:

スウェーデンのこのエリアは最も寒い時期は、マイナス20度くらいになります。もっと寒くなる時もあります。夏は30度くらいまで上がることもあり、温度差がとても大きいんです。そんな厳しい気候にもかかわらず、この家はとても居心地がいいですね。設備が整っていることもあるけど、快適さという点で夏は暑さを、冬は寒さを防いでくれます。あと、この点はぜひ付け加えてほしいのですが、”約1世紀経っているにもかかわらず”住み心地が良いんです。とても魅力的だと思います。

妻:

スウェーデンのような極寒地であっても、経年変化をせず長く使えるという点で「環境に優しい」とも思いますね。家を建てるには多くの資源が必要ですが、長く住み継ぐことで貴重な資源の無駄を減らせます。断熱性も高いので寒さから身を守るだけではなく、家の暖房の消費電力を抑えることにも貢献している。こういう家に住んでいると、持続可能な環境へ貢献しているような気がして、私自身とても気持ちがいいんです。


Please tell us about the future of your family and home.<

夫:

家は一言で言うならば、安心出来る場所だと思います。私にとっては愛する人たちと一緒に集える場所であるから。また、ある意味、自分を表現する場所でもあると思います。友人を含め人々を温かく迎え入れ、自らの性格をおおらかに表現できるような場所でもあると感じています。

妻:

私はここに住むのが大好きなんです。本当に素晴らしいお家。「こんな素敵な場所に住んでいるんだよ」と、いつも自分たちに言い聞かせないといけないですね。それぐらい良いお家だと思います。建物もお庭も、周りの環境も、素晴らしい。この環境に飽きることがないんですよね。夫も私も自分たちの将来に対して、たくさんのアイディアを出し合いながら、とても楽しく暮らしています。だから、私たちは生きている限り、これからもずっとこのお家に住み続けると思いますね。
誰かに譲る時には、自分がこの家に対して大切に思っていることを、次の人に引き継いでいきたいと思います。それは、自分がこの家に住まわせてもらっている人たちのうちの一員のように感じているから。家を建てた人に感謝していて、自分も代々住んできた人と同じように大切にしたいと思っています。自分たちの跡を残しつつ、だけど、できる限りそのままにしておきたい。そういう気持ちで暮らしています。

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/ 48歳

弁護士

/ 52歳

デザイナー

/ 19歳

息子 / 16歳

※インタビュー時のご職業・ご年齢