モデルハウスに暮らしたい

モデルハウスに暮らしたいvol7:特別編4 STEP BOX

HAUS

1Fと2Fの間にあるクロスフロアがポイント!

今回我々が訪ねたモデルハウスは、「STEP BOX」。ヘーベルハウスの2F建て住宅である。これまで訪ねてきた都市型のモデルハウスのなかでももっとも小型なタイプで、延床面積は118.16㎡(35.8坪)。

進めている「ヘイルメリーハウスプロジェクト」の参考にもなるリアルサイズのハウスだ。ただ、リアルサイズとはいっても、窮屈さや狭さを感じさせない。

玄関を入った1Fから2F天井までの吹抜けが効果的で、なおかつこの家最大の特長である「クロスフロア(中二階)」によって、斜め方向への空間の広がりも感じられるからだ。

クロスフロアとは、ヘーベルハウスの強い鉄骨構造を生かした中二階のことで、具体的には2Fの床を部分的に下方向へシフトし、吹抜けと一体となる中間階としてレイアウトされている。のびやかな高い天井と、空間全体がつながることによって、視覚的かつ感覚的な広がりが生まれるのだ。

07_model_01.jpg

この発想は、制約の厳しい都市部に住宅を建てる場合の大きなヒントになる。

小野里編集長:建物のサイズを変えることなく、広がり感を得られるのは面白い。この、段差を生かした空間づくりはユニークですね。

2Fのダイニングルームからクロスフロア、さらには1Fを見下ろしながら、小野里編集長も感心していた。まもなく、開放していた1Fのエントランスからさわやかな風が入り込んできた。上下階を視覚的につなげたこの空間は、眺望だけでなく、風や光の「自然の抜け」がよいこともわかった。

07_model_02.jpg

中階床の「クロスフロア」にカメラマンが立ち、そこから1Fと2Fの様子を撮影した一枚。
風抜けがよく視覚的なつながりも生み出すスチール製フラットバーも特徴的。
力みのないデザインの縦桟タイプだ。

「段差を生かした空間づくりがユニークですね」

07_model_03.jpg

上の写真が1F。
そこから階段を上ると、

07_model_04.jpg

中間床の「クロスフロア」があり、さらに階段を上ると

07_model_05.jpg

2Fのダイニング・キッチンスペース(編集長が座る写真)へとつながる。

このモデルハウスは子供をもつ夫婦の暮らしを想定してアレンジされていたが、子供の手離れが済んだ夫婦が済むのにも最適なサイズだと感じた。

07_model_06.jpg

STEP BOXを象徴するクロスフロア。デスクとパソコンを置いてワークルームとして使いたくなる。取材して分かったが、段差のある家は運動不足の中年にとっても効果的である。

07_model_07.jpg

ラギッドな風合いを見せていた外壁のヘーベルウォール。目地は「SR」、色は「シルクブラン」を採用。太陽光を受けるとコントラストが鮮やかになり、表情が変わってくる。

07_model_08.jpg

07_model_09.jpg

●1F 床面積:62.29㎡(18.84坪)
●2F 床面積:55.87㎡(16.90坪)
●建築面積:65.10㎡(19.69坪)
●延床面積:118.16㎡(35.74坪)
●総面積:127.09㎡(38.44坪)

1Fにベッドルームやキッズルーム(子供の手離れが済んだら書斎にできる)などを設け、クロスフロア(リビング)を経て2Fのダイニング・キッチンにつながる間取りだ。

07_model_10.jpg

ヘーベルハウスSTEP BOX
富士山麓にある旭化成ホームズ・住宅総合技術研究所の敷地内に建つモデルハウスの一棟。外観のフォルムを崩さない薄くシャープな庇システムを採用している。システムキャノピーを配した玄関ポーチは、雨の日でも楽に傘をたため、自転車も置けるスペースだ。

hailmary_07_01.jpg hailmary_07_02.jpg
HailMaryこちらのコラムはHailMary11月号に掲載されています。

モデルハウスに暮らしたい