外に篭れ!The Outdoor Living

03 参考にしたいアウトドアリビング実例

HAUS

CASE1 ホームシアターを楽しめるバルコニー

広い空を天井に、心地よい風に吹かれながらの映画鑑賞は格別。それも大スクリーンならば開放感は一層増す。野外シアターのイベントが各地で行われているのは、それだけニーズがあるからに他ならない。自宅でもそんな開放的空間で映画鑑賞を愉しめたなら......そんな夢を現実にしたのがご覧のホームシアター空間だ。

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ヘーベルハウス(CUBICモデル)の2F にある約7.5帖のバルコニーを上手にレイアウトしているが、スマートなのは、インテリアのアクセントにもなる木彫手摺りの内側についている物干し金物にプロジェクタースクリーンをかけて映像を写し出すアイデア。オーナーのUさん曰く、「プロジェクターで映画やライブ映像、TV番組も観ています」。

何より魅力的なのは、ここが完全なプライベートスペースということ。ほど良い高さのフェンスによって屋外の視線を気にすることなく、家族や友人とリラックスしながら特別な時間を過ごすことができる。お酒やお茶を飲みながら、あるいはフードをつまみながら楽しめる野外ホームシアターによって、週末が楽しみになったそうだ。アウトドアリビングの新しいスタイルが見えてくる。

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三重県U邸/デザインモデル:CUBIC
木彫手摺りが、ほど良い目隠しになり、日常的にアウトドアを楽しめるよう工夫した2Fのバルコニー。ソファやテーブルなどを少しずつ買い揃えて居心地よい空間にしたという。このバルコニーから室内のダイニングキッチンまでひとつながりになっている。

CASE2 中庭とつながる開放的なリビング空間

限りなく開放的で落ち着きのあるリビング空間を生み出した都市型住宅の好例だ。植栽の小宇宙を感じる中庭が建物の中央にレイアウトされていて、その中庭からつながる室内は、2Fに大窓をもつダイナミックな吹抜けによって十分な採光を得ている。

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リビングは二段下がったダウンフロアによって独立空間を創り出すと同時に、ソファに座ると一層タテへの広がりを感じられるよう工夫されている。オーナーのTさんは、住宅密集地に建つ実家の建て替えにあたり、強靭な躯体をもつヘーベルハウスに魅力を感じたという。住宅が隣接する土地で屋外からの視線が気にならないよう、それでいて明るく開放的な住まいにしたい...。

そんな願いを叶えたのが、家の中心に中庭を置き、建物の奥まで光を取り込む設計提案だった。

「1、2Fとも一日を通してとても明るいですね。吹抜けは冬が心配でしたが、気密・断熱性が高いことに加えて、室内に陽だまりができてぽかぽかと暖かいんです」。

中庭正面に見えるヘーベルウォールは、ビルトインガレージの壁も兼ねている。前面の道路や隣家との距離を十分に取ることによって、より落ち着いた室内環境を確保しているのだ。

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大阪府T邸/デザインモデル:FREX
前面道路側にビルトインガレージを置き、2Fバルコニーへつづく外壁を約1.9m立ち上げて上部からの視線も遮断している。1F北側にあるリビングからは、中庭越しに空だけが見え、プライバシーを保ちながら解放感あふれる居住空間を実現している。

written by Masaki Takahashi / © Asahi Kasei Homes

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HailMaryこちらのコラムはHailMary6月号に掲載されています。

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