ヘイルメリーハウスプロジェクト

ラギッドな外壁をセレクトする

HAUS

一生住みこなす家にふさわしい壁として石モチーフのヘーベルに注目

ヘイルメリーハウス建設に向けて始動した編集部。
今回は、家の顔であり、ロングライフ住宅にかかせない強さを要する外壁について考えたい。
そのターゲットは、われわれが最高の壁としてリコメンドするALC(軽量気泡コンクリート)、いわゆる「ヘーベルウォール」だ。モチーフには「石」「土」「砂」「陶」などがあり、壁の色や彫りといったテクスチャの種類も多彩。
このなかから注目したのが「石」モチーフのヘーベルウォールだ。

男らしいルックスをもち、独自の「彫り」と「塗り」の技術によって本物の石を凌駕する存在感を放っている。
この存在感は、日本国内で創られるへーベルウォールならではの技術によるもので、いわゆる「型枠成形」とはちがい、ひとつひとつを丁寧に削り出し、豊かな表情を生んでいる。
また、意図的に表面にザラ目感を出すため、ピアノ線を用いた壁のカット技術を駆使し、キメの細かさや陰影を出すなど、どこかデニムのヴィンテージ加工技術にも共通する職人技を感じる。

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ヘーベルウォールは、軽量性、高強度、耐火性、耐久性、寸法安定性、遮音性、断熱性、調湿性というマルチ才能を発揮する。
写真は「石」モチーフのヘーベルウォール。
削り出しの表情が豊かで、武骨さも表現されている

軽量気泡コンクリートの強みをさらに強くする塗装技術

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へーベルウォールは75㎜の厚みを誇る。
この厚みが、耐火性や防水性をはじめとした外壁としての優れた性能とともに、高い意匠性を発揮し、外壁同士のつなぎ目を感じさせない美しく滑らかな仕上がりも実現する。
この壁は工場で丁寧に一次防水塗装(下塗り)された後、現場で2層目(中塗り層)、3層目(上塗り層)を塗装する「ハイブリッド塗装」によって完成。
上の写真は、版間にシーリングを施した後、シーリングも含めて中塗り層と上塗り層の2層の吹付けを行う様子だ。

 

候補1:Gタイプ×輝白

都市型住宅のお手本「terra craft」に採用

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編集部が注目した「石」モチーフのヘーベルウォールのなかで、さらに絞り込んだのは「Gタイプ」の長方形の目地だ。
立方体を原形とするヘーベルハウスには、バウハウスの時代から受け継がれてきたモダニズム建築のクインテッセンスが備わっている。
その、機能的かつ合理的で、無駄な装飾を一切許さない造形美を表すのに、「輝白」と呼ばれる色のGタイプのヘーベルウォールがみごとにフィットする。
飽きることなく、何十年でもともに暮らせる家としてのイメージを与えてくれ、かつ男性的なルックスも醸し出す。
われわれがヘイルメリーハウスのお手本にしている都市型3F建てFREXモデル「terra craft」は、輝白のGタイプを外壁に採用している。

 

候補2:G タイプ×メテオブルー

昼夜で表情が変わる鉄隕石モチーフの外壁

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ヘーベルウォールは「石」モチーフの外壁ひとつとっても種類が多彩。
単色ではない粒や色の重なりを、高級吹付材を用い、独自の3Dゲル技術によってリアルに表現している。
「メテオブルー」と呼ばれる鉄隕石モチーフの外壁は、その技術の集大成とも言いたくなるような出来栄えで、白壁の家に並ぶとひときわ異彩を放つ。
ヘイルメリーハウスのオリジナリティを高めるには、この色のGタイプがベストと考える。
この外壁を初めて間近で見たとき、光が当たる角度によって壁の色が微妙に変化していく様子に驚き、ラギッドネスとともに日本人だからこそ創り出せる繊細さを感じた。
朝陽に照らされる表情と、月明かりを受けながら佇む表情がちがうのだ。

 

候補3:G タイプ×ブリックバーミリオン

最もラギッドな印象は赤レンガ色のヘーベル

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外壁のGタイプは「輝白」でいこうか「メテオブルー」にしようかと迷っているところに、ヘーベルハウスから連絡が入った。
「最も難しいと言われてきた濃いレンガ色のヘーベルが出来上がりました」。
早速画像を取り寄せた。
名前は「ブリックバーミリオン」(BRICK:レンガ+VERMILION:朱色)。
話を聞けば、「赤い無機系着色顔料を新たに開発できたことで実現したテクスチャ」だそうで、赤レンガのもつマットな印象を作り出すため、多彩感を抑えつつ、べた塗り感が出ないよう朱色と相性の良い黄色とシルバーを投入している。
光輝材には天然鉱物の雲母(マイカ)を投入し、質感をさらに高めている。
GタイプのほかにVTタイプ、BMタイプもあるという。次号で詳しく実物をチェックしてみたい。

ヘーベルウォールの圧倒的な強さの秘密を科学的に解明したい

最近、住宅展示場で各メーカーの建てたモデルハウスの前に「防水初期保証30年」のノボリをよく見かける。
震災大国ニッポンにおける保証合戦に拍車がかかっている印象が強いが、冷静になってみると「防水初期保証」の前に大事なのは「外壁初期保証」ではないかと思える。
そこで調べた。「外壁初期保証30年」のノボリが立つのはヘーベルハウスだけである。
ムム、この自信はいったい...
そこにはきっとまだわれわれが知らない科学的根拠に基づいた圧倒的な性能や技術が隠されているにちがいない、と思った。
次号はその圧倒的な性能をサイエンスしてみたい。

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ドイツXella社研究所の展示スペースの中央に1967年に旭化成が最初に作ったヘーベルが大切に保管されている

 

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HailMaryこちらのコラムはHailMary12月号に掲載されています。

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