THE OPEN-AIR ROOM

七里ヶ浜に広がる初夏の海を眺めながら 「晴れの日は外出しない」と彼は笑った

HAUS

海しか見えない家"という夢を現実にした男のスペース

玄関の扉を開けると眼前に湘南の海が視界めいっぱいに広がる。
カフェオーナーの野口貴史さんの鎌倉の自宅は非日常的、非現実的ですらある。
60㎡ものアウトドアリビングはまるで海に浮いているかのようで、江ノ電が走るすぐ真上の傾斜地を見事
に活かした設計だ。

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室内のリビングとフラットにつながる約60㎡の広大なアウトドアリビング。
テラスやベランダの域をはるかに超えた贅沢なスペースは、日々の生活に非日常感をもたらす。

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野口貴史さん(以下野口):海しか見えない家をどうしても建てたかったので、ロケーションは徹底的にこだわりました。
部屋から他の家や電線さえ見えて欲しくなかった。
その理想を究極的にかなえた家です。

ハウスメーカーは迷わずヘーベルハウスを選択。
プランニングの自由度に加え、雨風にも強いタフさや耐久性の高さが心を動かした。
デザインだけの家ではなく、海の近くで快適かつ安全に暮らせる機能性も重要だったからだ。

それにしてもアウトドアリビングが、室内のリビングより広い大胆なレイアウトは何度見ても圧巻だ。
友人たちが訪れると目の前の海へサーフィンに行き、海から上がるとBBQパーティが始まる。
皆から「もうハワイに行かなくていいね!」と言わせる非日常空間で暮らすとは、どれほど贅沢なことなのだろうか。
天気のよい日は必ずこの空が天井の巨大リビングで食事やくつろぎの時間を存分に愉しむ。

晴れた日にこそ家にいたくなる。
逆に雨が降ると出かけたくなる。
こんな家ってないですよね、面白いですよね。

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室内のLDK側からアウトドアリビングを眺める。
巨大な開口部から果てしなく見える水平線。
毎日リゾート気分を満喫できる。
晴れの日は出かけたくない気持ちがよくわかる。

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1Fのエントランスを入ってすぐに見える風景。
すでにここからアウトドアリビングの向こうに相模湾を望むことができるのだ。

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雨風にも強いヘーベルハウスの強靭な外壁。
清潔な白壁は、青い海と空によく映える。

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1階、2階にたっぷりと設けられた開口部。湘南の海をこれでもかと眺められる夢のような設計。
窓は南面にあり、冬は北風が入らないため冬でも寒くなく快適なのだとか。

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家の南側5箇所にわたって採用しているヘーベルハウスのビスタウィンドウ。
約3mのガラス面とゆったりとした幅がありながら、出入りも可能で機能性に優れた窓だ。

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寝室は野口さんの強い要望により、視界にまったく人工物が入らない設計にした。
海がまるで額縁の絵のようであり、季節や時間で雰囲気を変える最高のアート作品だ。

openair2-10.jpg野口邸所在地:神奈川県鎌倉市
敷地面積:322.16㎡ 延床面積:207.94㎡
部屋数:3LDK
家の真下に国道134号線と江の島電鉄が走る傾斜地を活かし、アウトドアリビングを海側に突き出すようにレイアウト。
海だけが視界に入るよう設計している。
稀有なロケーションの長所を最大限に引き出したアウトドアリビングの成功例。
南面には開口部をたっぷりととっている

written by Masaki Takahashi /
photographed by Junsuke Obi

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HailMaryこちらのコラムはHailMary7月号に掲載されています。
※WEB掲載用に一部加筆・修正しています。

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