自然共生社会へ向けて

旭化成ホームズグループは、自然との共生を目指した環境を大切にする社会の実現に向けた取り組みを進めています。
また、社会の皆様とともに、事業を通じて未来世代へ貢献する活動を展開しています。

あさひ・いのちの森

2007年植樹祭

2007年植樹祭


コクワガタ

コクワガタ


2017年現在

2017年現在

「あさひ・いのちの森」は、“いのちとくらしへの貢献”“地域社会への貢献”という旭化成グループの理念をもとに作られ、今年で丸10年を迎えます。
「あさひ・いのちの森」は旭化成富士工場の工場跡地に、専門家の知見を活かしながら、土からこだわって植樹し育てた森です。樹高1mもなかった苗木は10年経って10mを超す大木に育ち、さまざまな鳥や昆虫を招き入れ、多くの命を育む「いのちの森」に成長しました。また森の動植物にもこの10年で特徴が出始めました。植物では静岡県で絶滅危惧II類指定のオニナルコスゲとナヨナヨワスレナグサの生育が確認されています。この2種は県内では数カ所しか自然生育が確認されておらず、貴重なデータです。また昆虫類では、ヘイケホタルの自生をはじめ、コクワガタやヒメゲンゴロウ等の生息が確認されています。これらの動植物はこの数年継続して確認できていることから、「あさひ・いのちの森」で「生命の循環」が順調に始まった良い兆しであると考えています。

田子の浦のホタル復活

飛行中のホタル(富士支社撮影2016)

飛行中のホタル(富士支社撮影2016)

2008年から始まった「あさひ・いのちの森」のホタルまつりは、来場者が毎年(3日間合計で)4,000人ほどとなる地域イベントとして定着しています。ホタルは、「あさひ・いのちの森」の計画段階からの最重要テーマであり、当初から丘の起伏や形状、小川の水の流れや池の位置を決める時にも、“どんな水辺ならホタルの幼虫は棲みやすいのか?”“どんな環境ならホタルが自生してくれるのか?”という事を考えながら計画を進めました。
森の植樹直後は水辺に度々ホタルの幼虫を放流していましたが、数年前から“ヘイケホタル”が自生を始めています。ホタルまつりに参加された地元の方からは「昔、富士支社の周りにいたホタルもヘイケだった」というお言葉をいただいており、まさに“田子の浦のホタルの復活“となりました。
2017年は残念ながらホタルの生育不良のため、一般公開は中止となってしまいましたが、また来年、地元の方や社員の家族たちが一緒にホタル観賞ができることを期待して、森の環境を維持していきます。

工場における生物多様性保全の取り組み

トンボ保全活動の取り組み

旭化成住工 滋賀工場は、かつて水田や雑木林、溜池などの多様な里山環境が連続的に分布する、豊かな水辺の生態系があったと考えられる土地に立地しています。近年、開発などにより減少しているトンボを対象として、「生物多様性 湖東地域ネットワーク*1」の参加企業とともに、2016年度より調査、保全活動の取り組みを開始しました。初年となる2016年度は、トンボ保全活動の指標となるデータを蓄積するため、滋賀工場敷地内および周辺地域の生態系簡易調査およびトンボ調査(3回)を実施しました。
また、調査に協力いただいた近隣企業であるクレフィール湖東の敷地内で確認したさまざまな種類のトンボをまとめたポスターおよび子供向けトンボミニ図鑑を作成し、同社へ寄贈しました。

*1 滋賀県湖東地域に事業所がある、旭化成守山製造所、積水樹脂滋賀工場、ダイフク日野工場に当社を加えた4社が連携して、トンボを共通の環境指標として生物多様性保全活動に取り組むネットワーク。


周辺地域のトンボ調査とトンボポスター贈呈の様子

周辺地域のトンボ調査とトンボポスター贈呈の様子

ビオトープの建設

滋賀工場のビオトープ

滋賀工場のビオトープ

地域にくらす生き物の山から平地、平地から山への移動経路(エコロジカルネットワーク)強化を目的として、2017年4月に滋賀工場の敷地内にコンテナビオトープを設置し、同6月にビオトープを建設しました。コンテナビオトープは、市販のコンテナを並べた簡易なビオトープで、周囲に適切な水辺生態系がない環境でのトンボの保全に有効だと言われており、試験的に設置し、継続的に観察を行います。ビオトープは、自然豊かな水辺環境の復元を目指し、かつてこの地にあった複数の溜池を1/5スケールで再現し、この地域に自生するヨシやアゼスゲ、水草の株を植栽して、遺伝的多様性の保全にも配慮しつつ、水深や植栽にも変化をつけることで多様な水辺環境を復元しています。

子供向けの環境意識の啓発活動

出張授業

出張授業

当社では、将来を担う子供たちの環境への意識を高めるために、さまざまな啓発活動を行っています。
2016年9月25日に有楽町朝日ホールで行われた「かんきょう1日学校」では、住宅総合技術研究所の研究員が講師を務め、約120名の小学生に向けて、家庭でできる地球温暖化対策についての授業を行いました。また、首都圏の小学校を対象に、環境についての出張授業も毎年実施しています。2016年度は11月22日に逗子市立池子小学校、12月1日に文京区立汐見小学校で実施しました。子供たちは、家の模型やサーモカメラを使った実験に、興味を持って参加していました。これらは、朝日新聞社の小学生向け環境教育プロジェクト「朝日地球教室」のイベントとして実施されたもので、旭化成グループは2008年度から協賛を続けています。
当社主催の活動としては、7月7日に石神井住宅公園内のモデルハウスにて、鴎友学園女子中学校の3年生6名に出前授業を実施しました。

家庭での省エネルギー意識向上を目指す「EcoゾウさんClub」の活動

スマホ用EcoゾウさんClub画面

スマホ用EcoゾウさんClub画面

家庭で楽しみながら省エネルギーに取り組むための支援活動として、「EcoゾウさんClub」を運営しています。2002年に開始されたこの活動は10年以上を経過し、会員数は4,550家族を超えました。「EcoゾウさんClub」は、会員の皆様がウェブサイトにて毎月簡単な入力作業をするだけで、電気、ガス、水道、ガソリン、灯油、ごみの二酸化炭素排出量の推移を「見える化」することができます。このシステムでは、省エネ診断のほか、毎月のエネルギー消費量を、当社独自の推計方法を用いて冷暖房や給湯などの用途別にグラフ化する機能を備えています。さらに、二酸化炭素排出量ランキングを表示するなど、楽しみながら省エネモチベーションを高めるための工夫がされています。

EcoゾウさんClubホームページ

https://hebelian.com/ecozou3_mem/

化学物質管理の取り組み

化学物質管理に関しては、RCマネジメントの一環として、独自の「ガイドライン」により運用してきております。室内空気質管理に関する運用方法を「化学物質細則I」、労務安全に関わるリスクアセスメントを「化学物質細則II」として、その内容および運用管理体系を更新し、住まいづくりの各段階で 化学物質を適正に管理するよう努めています。室内空気質管理では、重点とする化学物質ごとに管理目標値を設定し評価する具体的方法を定め、資材メーカーを含め組織的に建築資材の化学物質リスクを管理できる体制としました。またリスクアセスメントでは、2016年6月に施行された改正労働安全衛生法にも対応し、扱う部材の危険有害性を作業者に周知し、健康被害を防止する事を目的としています。

木材調達における生物多様性の取り組み

へーベルハウスは木質系住宅と比べて木材使用量は少ないものの、下地材や内装材などで年間5万m3の木材を使用していることから、責任ある木材調達を今後も継続していくために取り組みを進めています。木材調達のルールとしては、RC管理実施規程(環境保全関連)のひとつとして「合法伐採木材利用ガイドライン」を策定し、使用する木材や木製品の原材料の基準を定めています。この基準は合法に伐採された樹木を採用し、森林生態系の保全に配慮した木材利用を確保するためのもので、設計段階・製品選定段階において「木材グリーン調達方針」に従い、部材ごとの評価・管理を実施することを規定しています。

木材グリーン調達方針

  1. 合法伐採木材を調達する
    (森林供給源が明らかで、適切に管理された木材)
  2. 森林生態系の保全に配慮した木材を調達する
    (森林生態系や貴重な天然林等を破壊しない伐採による木材)
  3. 絶滅の恐れがある樹種(絶滅危惧種)以外の木材を調達する
    (国際条約で制定されている絶滅危惧種以外の木材)
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