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特集1

ALL for LONGLIFE

人生100年時代を生き抜く人びとを支え続ける「LONGLIFE」な
商品・サービスの提供を目指す

「LONGLIFE」を追求し、サステナブルな社会の実現を目指す

私たち旭化成ホームズグループは1972年の創業以来、永く安心・快適に暮らすことのできる住宅の普及を目指し、災害に強く、長寿命な鉄骨ALC住宅「ヘーベルハウス」の提供に努めてきました。
その後、高齢化・少子化が社会問題化し、1995年には阪神・淡路大震災が発生。改めて災害に耐え抜き、ライフステージに沿って支え続ける住宅の必要性が浮き彫りとなりました。そうした社会背景を受け、私たちは1998年に「災害に耐えぬき、長持ちするハード」「ライフステージの変化に対応できる可変性」「永く安心いただくアフターサービス」が揃った「ロングライフ住宅の実現」を目指すことを宣言しました。
あれから20余年。社会は予想を超えたスピードで変化しています。我が国は「人生100年時代」に突入し、医療や研究の進歩で健康寿命が長くなり、それに伴う人生の選択肢も日々多様化しています。こうした社会背景を受け、私たちは、これまで大切にしてきた「ロングライフ住宅の実現」という目的を、人生100年時代を生き抜く人びとの「いのち・くらし・人生」を支え続けるLONGLIFEな商品・サービスの提供を目指すことへと進化させました。「家のロングライフ」から「人のLONGLIFE」へ。人びとのいのちとくらし、そして人生を豊かにし、次世代へ受け継いでいくこと、その行きつく先は「サステナブルな社会の実現」です。今回の特集では、私たちがこれから追求し続けることを新たに誓ったLONGLIFEに沿ってスタートしたさまざまな商品・サービスを紹介します。

いのちを守る

01

「HEBEL LINK」のHEMS機能拡充でトータルレジリエンスを強化

近年頻発する大型台風や豪雨等の自然災害に対応するために、当社はこれまで「頑強な建物で命を守る」「創エネ・蓄エネで被災後の生活を守る」「建物・生活の早期復旧へのサポート体制」のすべてを兼ね備えた「トータルレジリエンス(総合防災力)」の強化を目指してきました。当社は、専用のHEMS端末「HEBEL HEMS」を中心に、効率的にエネルギーをマネジメントしながら、毎日を快適・便利にするくらし方のスタイル「HEBEL LINK(ヘーベルリンク)」の機能を拡充し、自然災害が自宅に到達する前に発災情報を知らせ、事前にエネルギーの確保や住宅周りの災害準備を促し、被災に備える自助活動をサポートすることで、トータルレジリエンスのさらなる強化を目指しました。

ホーム・エネルギー・マネジメント・システムの略。「HEBEL HEMS」は、専用の端末を利用し、太陽光発電や蓄電池による発電・蓄電量を見える化するだけでなく、端末を通して外出先からIoT家電を操作したり、端末をワイヤレスモニターとしてテレビの視聴・録画・再生ができるなど、くらしにかかわるマルチな役割をこなします。

強化したHEMS機能を含めた「HEBEL LINK」の主な特長

1.いざという時の安心・安全(レジリエンス)機能(今回強化した機能)

  1. ① 安心アラート:レジリエンスを高める地域の安心情報をプッシュ配信
  2. ② 防災アシスト:安心アラートの情報をもとに住宅周りの災害準備に関するアドバイス

2.エネルギーと賢く付き合う機能

  1. ① 太陽光発電システムや蓄電池等のエネルギー設備
  2. ② エネルギー情報の見える化

3.毎日を快適・便利にする機能

  1. ① 電気錠の宅外からの状態確認・施解錠操作
  2. ② 「LINE(ライン)」を用いた「HEBEL HEMS」連携機器の宅外操作
  3. ③ 当社会員専用サイト「HEBELIAN NET(ヘーベリアンネット)」接続

02

「ヘーベルIoH×DiXiM Security」でいのち(個人情報)を守る

情報化が進む今日において、生活のさまざまな場面でIT機器が活用されています。一方で個人情報の詐取やスマート機器の乗っ取りなどサイバー攻撃リスクへの対策や、昨今の在宅ワークの急激な普及に伴うデータ送受信負荷の増大が懸念されています。そのような背景を受け、個別住宅内のサイバーリスクを抑え、かつストレスの少ない通信環境を提供できるIoTセキュリティシステム「ヘーベルIoH×DiXiM Security」の提供を7月より開始しました。

くらしを豊かに

01

3社共同の実証実験で「イエナカ」のくらしを快適・便利に

「人々のいのち・くらし・人生を支え続ける商品・サービスの提供」を実現する目的で、2020年3月に日立キャピタル(株)、シャープ(株)とともに住まいのIoT化実証実験を開始しました。当社独自のスマートホームサービス「ヘーベルIoH※1」を含め、各社のIoTサービス※2を搭載した賃貸住宅「ヘーベルメゾン」への入居者によるサービス利用状況をAI技術により分析し、世代ごとのニーズに特化したサービスの創出を目指します。

※1ヘーベルIoH……独自の光回線「ヘーベル光」を介し、スマートフォンとセンサーなどのデバイス(機器)を活用し、外出先から家電の操作や家族の見守りなどができるサービス。IoHはInternet of Hebelian(ヘーベリアン)を略した造語
※2IoT家電を通した食事宅配サービスをはじめ、専用アプリを介したカーシェアや家事代行、動画配信サービスなど

本実証実験で構築を目指すモデル戦略

  1. ① サービスの提供
  2. ② 利用者情報収集
  3. ③ 実証参加各社が得た情報のプラットフォーム連携によるAIでの分析
  4. ④ 生活者の属性にカスタマイズした改善サービスの提供。利用者のリアルデータを収集し、
    現実の生活環境により適合したサービスを提供する循環型サービスモデルの構築を目指す。

02

HEMSデータを解析し、今後変化が予想されるくらしに
合わせたエネルギー設備の提案を探る

新型コロナウィルスの感染拡大対策としての外出自粛を受けて、家族全員が自宅で過ごす生活が4月から5月にかけて続きました。今後も一定の割合で在宅ワークが普及することが考えられるため、当社は、電力消費量の詳細分析が期待できるHEMSデータを活用し、自宅での電力消費量を緊急事態宣言前と後で比較分析し、電力消費傾向に現れる生活の変化を探りました。調査では在宅勤務の増加により電力消費量が増加した一方、太陽光発電を設置宅ではその増加分を発電電力でカバ―できている可能性があるなど一定の傾向が分かりました。本調査は、今後の社会的課題とされる発電設備や蓄電設備の利活用について、適切な利用バランスを探る目的で今後も継続していきます。

人生を支える

01

要介護期向けサ高住「Village(ヴィラージュ)リーシュ」でシニア期の人生を支える

国立社会保障・人口問題研究所の公表では、子どもと同居しない高齢者のみの世帯数は、2035年まで増加が予想されています。旭化成ホームズは、元気なシニア向け安心賃貸住宅『ヘーベルVillage(ヴィレッジ)』の提供を積極的に行っています。 人びとが自分に合ったくらしを健康度や家族状況に応じて的確に選択するためには、「介護施設」の不足解消とともに、シニアが自立し健康で過ごせる「住まい」の充足も重要なテーマです。 そこで2019年、要介護期シニア向けのサ高住「Village(ヴィラージュ)リーシュ」の展開を開始し、その第一号が2019年10月に開業しました。今後もシニア世代が安心して暮らせる住宅を提供していきます。

旭化成ホームズが目指すシニア事業

02

支払額軽減ローン「新生パワーセレクト」で所得の安定しない子育て期の人生を支える

若い子育て世代のお客様が、当初の返済額を抑えてローンを組みやすくした「新生パワーセレクト」を新生銀行とともに開発しました。このローンでは借入元本の一部を最終回一括払いとすることで、所得の安定しない子育て期のローン返済負担を抑えつつ、リタイア期の状況に合わせた複数の返済方法を設定できます。
最終回一括返済時には、旭化成不動産レジデンス(株)が物件売却のお手伝いを行い、万一買い手がつかない場合に一括返済元本と同額で買取を保証するなど、4つの返済メニューを用意しています。

最終回一括返済分を設けることで月々返済額を抑える

03

「ロングライフ買取保証サービス」でライフステージの変化を支える

そこで昨年、住まいの売却時に当社もしくは旭化成不動産レジデンスが、一定の条件を満たすヘーベルハウスとその土地を、スムストック査定額に独自の加算を加えた査定額で6か月間販売活動を実施し、6か月間で売却できない場合には、その査定額の90%(上限)で買取る「ロングライフ買取保証サービス」を開始しました。
子が独立し、夫婦二人ぐらしになるなど、ライフステージの変化に合わせ、自宅を売却し、身の丈に合った住まいにスムーズに移ることができれば、より豊かな人生を歩むことができ、住宅ストックの流通も活性化します。

新築時に将来の高い査定額と買取保証を約束し、多様なライフステージ設計を応援