|  | News Release |  |  | 
|  | 平成23年12月21日 旭化成ホームズ株式会社 旭化成リフォーム株式会社
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|  | 既存ヘーベルハウスへのリフォーム提案強化策の一環として旭化成リフォームより「リメイク 二世帯再生タイプ」新発売
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| 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:平居 正仁)は、自社で過去に供給したヘーベルハウス二世帯住宅を最近の新たなライフスタイルを取り入れた魅力ある住まいへと再生するため、100%出資子会社である旭化成リフォーム株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:森田 敏晴)から、リノベーション商品「リメイク 二世帯再生タイプ」を平成24年1月10日より発売します。 過去に建設してきた既存のヘーベルハウス二世帯住宅は1階に親世帯、2階以上に子世帯が住むことを前提としてプランニングされた上下分離型二世帯住宅が多く、築15年が経過する頃から家族構成の変化により1階の親世帯が空き家となり、2階の子世帯が子供(孫の世代)の独立により夫婦2人暮らしになっているケースが見られます。今回の新商品は、リフォーム工事を施して夫婦2人の居住スペースを1階に移すことで、高齢になっても安心して心地よく暮らせる住まいを提供するとともに、空いた2階スペースを活用して「ゆとり」「役立ち」「絆」をテーマに「ひとをつなぎ、都市をつなぐ」という新たな付加価値を提案するリノベーション商品です。
 2階の活用方法としては、都市部に立地して比較的規模が大きく世帯間の独立性が高いというヘーベルハウス二世帯住宅の特徴を活かし、次の3つを提案しています。
 
 
 | ・ | ファミリー向け賃貸住戸として副収入を得て経済的「ゆとり」を生み出す「ファミリー賃貸タイプ」 |  | ・ 
 
 | 留学生、母子家庭、介護従事者なども含めて対象にした共同生活の場(下宿)として社会に貢献し「役立ち」につなげる「シェアハウスタイプ」 
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 | ギャラリーや生涯学習教室などに使えるコミュニケーションスペースとして趣味仲間・友人や地域住民との交流を活性化して「絆」を深める「交流型活用タイプ」 
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 自宅となる1階の改築については、最近のヘーベルハウス(新築戸建住宅)新商品の主要テーマを既存住宅向けに見直し、将来的に高齢になっても安心して心地よく暮らし続けられるように、次の3つを中心に提案しています。
 
 
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 | 都市部で自然を感じながら暮らすことができる中庭空間 
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 | 将来的な車椅子利用も想定して寝室を中心とした動線を考える加齢配慮設計システム「AICS」によるゾーニング 
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 | 子育てを終えた夫婦2人が程よい距離感を保つ大人のリビング「LUFT」のプランニング 
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 旭化成リフォームは、ロングライフ住宅戦略に沿った基本性能の維持・向上を目的とするメンテナンス工事を中心に事業を展開してきました。今後はそれに加え、商品力・提案力を高めることで「常に最新の暮らしをお客様にお届けする」リノベーション・リフォーム工事の強化を図ります。
 
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|  | I.開発の背景 |  | 
|  | 旭化成ホームズでは昭和50年に「二世帯住宅」を商品化し、各世帯の独立性を高めることで二世帯がお互いに気兼ね気苦労なく快適に生活できる都市の新たな住まい方を提案しました。同55年には二世帯住宅研究所を設立。実際に入居されているユーザーの声を継続的に調査・研究し、商品の改良改善や情報発信活動を続けてきました。その結果、平成23年度9月現在、累積棟数は5万棟近くに上ります。 平成14年に行った築20年前後の二世帯住宅の実態調査によると、新築後20年経過した二世帯住宅では約3分の1が二世帯同居を解消しており、その半数以上が15年目までに同居を解消しているという実態が明らかになりました。また、「空き世帯となったスペースを賃貸として利用している」方が2%、「賃貸利用を考えたことがない」方が84%と、空き世帯の有効活用が検討されていない実態もわかりました。
 一方、旭化成リフォームが昨年販売を開始したリメイク(全改装定価制リフォーム)について、昨年度のご契約者約20件を分析したところ、二世帯住宅のリフォーム工事は8件あり、そのうち高齢化や将来の備えを理由に下の階に居住スペースを移した事例が4件ありました。
 これらのことから、築15年以上を経過したストック二世帯住宅の中には、空いた1階スペースの有効活用に対する潜在ニーズが多数存在すると考えられ、お客様に老後も安心して暮らしていただくロングライフ住宅の実現のためには、その有効活用を促す提案が不可欠という認識に至りました。
 
 
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|  | II.商品の特徴 |  | 
|  | 「リメイク 二世帯再生タイプ」は、ライフステージの変化で核家族居住となった二世帯住宅を再活用し、心地よく暮らせる住まいを提供するとともに、将来高齢になっても安心して暮らしを楽しむことができるリノベーションを提案します。 かつて親世帯が住んでいて現在は空いている1階スペースに、新築のヘーベルハウス最新商品と共通する設計ノウハウを活かしたリフォーム工事を施し、居住スペースを2階から1階に移します。これにより空いた2階スペースには、新たな付加価値を提案するリフォーム工事を施し、有効活用を促します。
 
 1.1階で心地よく暮らす3つの提案
 1階については、ヘーベルハウスの間取りの自由性・可変性の高さを活用し、最新のライフスタイルを取り入れた3つの設計ノウハウを提案します。
 
 (1)自然を感じながら暮らす中庭空間(そらのま)
 平成14年に発売した「ヘーベルハウス そらから」以来提案してきた中庭空間「そらのま」の考え方に基づく提案。
 既存の庭を外に対して閉じることでプライバシーを確保し、そこに向かってリビング空間を開くことで、都市にいながら暮らしの中に光・風・緑など自然の恵みを取り込みます。フォールディングウインドウやウッドデッキなどのアイテムを用い、庭や自然と一体感のあるリビング空間を提案します。
 
 (2)寝室を中心とした動線・ゾーニング(加齢配慮設計システム AICS)
 平成5年にヘーベルハウスに導入して以来、高齢社会の進展に伴いますます重要性を増している加齢配慮設計システム「AICS(アイクス)」の考え方に基づく提案。
 将来的な介護室(プライベートスイート)を想定し、水廻り、リビング、外部への車椅子での移動が可能なゾーニング・動線計画を提案します。車椅子の移動をスムーズにするため、幅広の引戸への改修とウッドデッキの設置を標準設定とします。
 
 (3)子育てを終えた夫婦2人それぞれの心地よい居場所をつくる空間計画(LUFT)
 平成18年に「子育てを終えた夫婦2人の居場所」調査結果をもとに発売した「ヘーベルハウス LUFT(ルフト)」で提案した「大人のリビング」の考え方に基づく提案。
 夫婦2人が多くの時間を過ごすLDKを機能的で広がりの感じられる一体空間とし、お互いがつかずはなれず程よい距離を保つことができる夫と妻の居場所を提案します。ペニンシュラキッチンやウォールファニチャー(壁面収納システム)の採用によりLDK空間を一体化し、夫婦それぞれの居場所、動線、眺望に配慮した家具配置や開口計画を提案します。
 
 2.2階の空き世帯を有効に活用する3つの選択肢
 2階については、「ファミリー賃貸タイプ」「シェアハウスタイプ」「交流型活用タイプ」という3つの活用形態の中から、お客様のご要望や建物改装規模、立地条件、世帯間の独立性などに応じて提案します。なるべく現在の間取りを活かすことで、リフォーム費用を抑えるとともに再び二世帯住宅にも戻しやすくなるため、将来的な子供世帯(新築当時の孫の世代)との同居にも対応します。
 
 
 | 活用形態/活用目的 
 | 改装規模/計画条件 
 | 利用例 
 |  | a.ファミリー賃貸タイプ 副収入を得る
 
 | 一世帯全改装型 ・ 玄関2つ
 ・立地条件による
 
 | ・ファミリータイプ賃貸 
 |  | b.シェアハウスタイプ 社会に貢献する
 
 | 一世帯全改装型 ・玄関2つ、3LDK以上
 ・立地条件による
 
 | ・シェアハウス ・留学生向け下宿
 
 |  | c.交流型活用タイプ 交流関係を深める
 
 | 2室一体改装型 
 | ・趣味仲間、友達との交流 ・習い事向け教室
 ・ギャラリー、個展
 
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 3.全改装定価制見積りシステム
 昨年11月より販売を開始した全改装定価制の見積りシステムを本商品にも導入することで、工事費用をわかりやすくし、お客様の検討を容易にしました。
 ※シェアハウスタイプ価格例(消費税別途)
 1階部工事費 450万円+20万円×1階床面積(坪)
 2階部工事費 400万円+10万円×2階床面積(坪)
 
 4.仮住まいを伴わない1・2階分離施工
 各世帯ともに水廻りが一通り揃っているという二世帯住宅のメリットを活かし、工事期間中の仮住まいを伴わないリフォーム工事を可能としました。まず、元々住んでいる2階で現在の生活を続けながら1階のリフォーム工事を行い、完成とともに1階に移動して新生活へ移行してから2階のリフォーム工事を開始します。
 
 5.賃貸経営のバックアップ
 「ファミリー賃貸タイプ」では、同じく旭化成ホームズの100%出資子会社である旭化成不動産レジデンス株式会社による「30年一括借上げシステム」をリフォーム分野に拡大し、賃貸経営のサポートと併せて安定した賃貸経営ができるシステムを用意しました。(30年は新築からの起算、一部エリアのみ対象)
 「シェアハウスタイプ」では一般社団法人シェアハウス振興会とタイアップして市場調査から管理運営(当初は東京、神奈川地区から)までサポートするシステムを用意しました。
 
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|  | III.商品概要 |  | 
|  | | 1. 
 | 工事対象: 
 | 既存ヘーベルハウス各商品シリーズ 
 |  | 2. 
 | 販売地域: 
 | ヘーベルハウス全エリア(関東、東海、関西、山陽一部、九州北部) 
 |  | 3. 
 | 販売目標: 
 | 200棟(年間) 
 |  | 4. 
 | 発売日: 
 | 平成24年1月10日(火) 
 | 
 
 
 
 
 
 <ご参考>
 旭化成リフォーム株式会社 概要
 
 | 本社 
 | :東京都新宿区新宿2-3-10 
 |  | 代表者 
 | :代表取締役社長 森田 敏晴 
 |  | 資本金 
 | :2.5億円 
 |  | 事業内容 
 | :ヘーベルハウスのリフォーム工事 
 |  | 売上高 
 | :344.7億円(平成23年3月期) 
 |  | 従業員数 
 | :555名、うち営業担当288名 
 |  | 営業拠点 
 | :15営業所 | 
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|  | 以上 |  | 
|  | 
| <本件に関するお問い合わせ先> 〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
 旭化成ホームズ株式会社 広報室
 (電話)03-3344-7115   (FAX)03-3344-7050
 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp
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|  | | ◆プロトタイプ内観イメージ(1階) 
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