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AsahiKASEI旭化成ホームズ株式会社



News Letter

平成26年6月27日
旭化成ホームズ株式会社


~「EcoゾウさんClub」10年間の活動結果について~
エコ生活に関する会員の行動.意識の変化やエネルギー消費量の推移

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長:池田 英輔)は、各家庭での電気・ガス・水道などの使用状況を楽しみながらウェブサイトに登録し、家族の環境意識を育成することでCO2削減を目指す取り組み「EcoゾウさんClub」※1の10年間の活動をまとめた報告書を作成しましたのでお知らせいたします。
 今回の活動報告書では、会員の年間・月別のエネルギー消費量に関する経年変化やエネルギー削減量の推移、環境行動に関する意識についてまとめています。その結果、会員全体の年間エネルギーの消費量平均はエネルギー白書から引用作成した全国平均よりも少なく、また10年で徐々に減少していることや、会員の約7割が「この活動が省エネ行動に効果がある」と実感していることがわかりました。また、冬は電気・ガス・灯油のエネルギー消費量が夏の約2倍である事実や、夏は暑ければ窓を開けたり扇風機を回したりする人が多いのに対して冬は約8割の方が最初に何かしらの暖房器具に頼るといった生活行動の違いなどもわかりました。
 当社ではこれまでも家族の暮らし方や過ごし方とエネルギー消費との関係を研究してきましたが、今回の活動データを参考にEcoゾウさんClubを更に進化させていくと共に、ひとが健康で心地よくあるための住空間の提案に活かしてまいります。

※1「EcoゾウさんClub(エコゾウサンクラブ)」とは、当社が2002年12月から公開している会員制のウェブサイトです。ウェブ上で登録するだけで誰でも無料で入会することができ、2002年の開始当初は100組程度だった会員数も現在では約3,600組まで増えました。会員は、電気・ガス・水道・灯油の使用量などを毎月入力することで、自分自身のエネルギー使用状況やCO2排出状況など多数の指標をグラフ化、前年との比較や会員内のランキングなどを確認したり、環境行動の勉強にもつながるゲームなどサイト内の様々なお楽しみコンテンツを利用することができます。

I.背景

 旭化成ホームズでは、「建物の長期耐用化」「自然の恵みの活用」といった環境との共生を目指した住まいづくりに取り組んできました。特に自然の恵みの活用という面では「しぜんごこちの家」などの提案を通して、都市の住宅においても身近な自然の心地よさを感じることにより、なるべく冷暖房などの設備に頼らなくても快適に過ごせる「暮らし方」の普及に力を入れています。
 一方、このような商品を通じての環境共生の取り組みとともに、当社のお客様に限らない一般の方が「暮らし方」を見直すことで環境共生につながる仕組みとして、くらしノベーション研究所による「EcoゾウさんClub」を2002年より運営してきました。2004年には「地球温暖化防止活動環境大臣賞」も受賞しました。この度、運営開始より10年を経過したことから、この10年間の活動と分析結果を報告書にまとめて公表することといたしました。
今後も引き続きEcoゾウさんClubの活動を通じた社会貢献活動の一環として、それぞれの家庭の皆様が楽しみながら省エネの知識を身につけ、環境意識を育んでいただくためのお手伝いをしてまいります。

II.活動概要

活動目的: 生活を見直すことによる省エネルギー効果を高め、社会貢献を果たす。
活動対象: クラブに入会いただいた会員様
※2002年の開始当時100人だった会員数は2013年12月現在会員数約3,600人。一般イベントへの参加効果等により徐々にヘーベルハウス居住者以外の入会数が増加し、現在では約6割が一般会員です。また、年齢層も10代以下~70代以上まで幅広く分布しています。
活動時期: 2002年12月~現在
活動方法: 会員様による毎月の各データ入力・送信

Ⅲ.10年のデータ集約の実績と概要

(1)年間エネルギー消費量は10年で徐々に減少効果
年間エネルギー消費量 平均(電力・ガス・水道)
  一般的に家庭のエネルギー消費量は気温にも影響を受けますが、EcoゾウさんClub会員全体の年間エネルギー消費量平均は、2002年から2012年にかけて徐々に減少しており、エネルギー白書による全国平均値よりも消費量が少ない結果となり、活動の効果が見られました。また同時に、会員の年間CO2排出量も徐々に減少傾向がみられました。

(2)季節によるエネルギー消費量では冬が夏の約2倍
  季節によるエネルギー消費量(電気・ガス・灯油)は、10年間での大きな変化はなく、毎年冬に大きなピークがみられます。1月のエネルギー消費量は、8月のエネルギー消費量の約1.7~2.0倍になることがわかりました。ある年の夏と冬の用途別の電力消費量を比較したところ、冬の「暖房と給湯」に使う電力消費量は、夏の「冷房と給湯」の2倍消費しており、冬のエネルギー消費量増につながっていることもわかりました。

一戸建て住宅の月別エネルギー消費量(電力・ガス・灯油)の推移
家庭での用途別電力消費量 夏と冬の比較

(3)年間のエネルギー消費量削減を叶えるカギは「暖房」
  エネルギー消費量増につながり易い冬の暖房ですが、削減する余地があるのも暖房であることがわかりました。例えば会員全体のエネルギー消費量が比較的大きく削減できた2005年から2006年にかけての内容を見てみると、暖房による削減が大きいことがわかりました。一方で照明・家電等のエネルギー削減は実現できておらず難しいことが想像されます。省エネ行動によるアンケートでは、照明・家電等についてはテレビや照明のスイッチを消す等の会員による「こまめ行動」がよく行われていながらも削減が果たされていません。既に機器等の省エネ化も進み、更に新たなライフスタイルに適した機器の開発や導入が今後も進むと考えられることから、これ以上の削減は容易ではないことが伺われます。
  また、エネルギー消費量の多い家庭と少ない家庭でグループ分けをしたところ、もともとエネルギー消費が少ない家庭ではそれ以上の削減は現実的には難しい一方で、エネルギー消費量が多い家庭のグループでより成果が高く削減が期待されることがわかりました。

対前年の用途別年間エネルギー消費削減量平均
消費グループ別 会員総削減率

(4)多様な夏の採涼行動と比べ冬は暖房利用に偏る傾向
  暖房によるエネルギー削減効果が高いのは、会員による行動アンケートからも見て取ることができました。夏場暑い時にとる行動としては、「窓を開放する」「扇風機を回す」割合が多く、「エアコンを入れる」を選んだ方は34%。そのうち「エアコンだけを入れる」方は4%にとどまり、残りの30%は扇風機等、その他の採涼方法と兼用していると思われます。逆に寒い場合には、81%の方が何らかの暖房類を選択しています。暖房はその使い方を変える事で暖房エネルギー消費を抑える効果が高いと考えられます。

夏、リビングダイニングで暑い時に最初にとる行動
冬、リビングダイニングで寒い時に最初にとる行動

(5)会員の7割以上が「EcoゾウさんClub活動がエネルギー削減に効果がある」と実感
  会員の省エネルギーへの取り組みについては、アンケートの結果から、本人だけでなく、子どもも5割程度取り組んでいることがわかりました。会員以外の調査結果と比べて約2割程多く、家族のコミュニケーションや環境教育の一端も担えていることが想像されました。また、この活動について会員の7割以上が「EcoゾウさんClub活動がエネルギー削減に効果がある」と回答し、そのモチベーションについては7割以上の方が「ランキングが省エネ生活の励みになる」と答え、継続の鍵となっていることなどがわかりました。

環境行動・省エネルギーへの取り組み
EcoゾウさんClubのエネルギー削減効果

他の家との比較は省エネ生活の励みになるか

<本件に関するお問い合わせ先>
旭化成ホームズ株式会社 広報室 上代(かじろ) tel 03-3344-7115
〒160-8345 東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル
(Mail)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp

<ご参考:EcoゾウさんClub10年の主だった活動の工夫>

 EcoゾウさんClubは、民間企業としていち早く公共性の高いプログラムを公開した先駆的活動としてスタートさせた取り組みで、2004年には地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞しています。2009年から朝日新聞社主催の「地球教室」にも参加するなどしながら社会貢献を目指してきました。
 このような活動は「記録が面倒」「飽きてしまう」等、継続する事が難しいと言われますが、会員の皆様が家族で楽しく省エネ生活を続けることができるよう、コンテンツも工夫をしながら10年継続することができました。

■楽しく参加する工夫:CO2削減量に応じたポイントで庭を飾れるゲームや、親しみ易いキャラクターで楽しく活動を行えます。

楽しいキャラクター達
庭っぷりコミュニケーションゲーム

■エネルギー消費量を独自の推定式(4件特許取得)を用い、月別や用途別に表示。自宅のエネルギー消費量をわかり易く把握出来ます。

グラフ

比較する工夫:毎月のデータ送信後にランキングが表示されます。また、全国平均値が分かる事で他の世帯の使い方との差もわかり、見直すきっかけともなります。

グラフ
グラフ