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2020.3.17

旭化成不動産レジデンス株式会社

~ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2020~
中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業が最高賞「グランプリ」を受賞
品川区との協働による防災に強い街づくりのモデルケース

旭化成不動産レジデンス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兒玉 芳樹)は、2020年3月17日に発表された一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会※1主催の「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2020※2」で、品川区と共に行った「中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業」が、「第6回ジャパン・レジリエンス・アワード」で、最高賞の「グランプリ」を受賞しましたのでお知らせします。

本事業は、東京都の「木密地域不燃化10年プロジェクト」のコア事業と位置付けられたプロジェクトで、2019年3月に「アトラス品川中延」として竣工しました。関東大震災の復興住宅でありながら無秩序な増改築により消防活動に支障が出るなど、防災性に大きな問題を抱えていた木造密集地区を、品川区と協働で災害に強い街へと再生した事業で、東京都内の防災街区整備事業の中では、過去最大規模の事例(関係権利者数140名、面積0.7ha、85区画)でした。

今回の受賞は、主に以下の点が評価されました。


木造密集地域が耐火建築物となったことで地区居住者の安全性を確保。また、街区全体の延焼防止にも寄与したほか、空地や防災通路の確保によって避難機能が改善し、地域全体のレジリエンス性を向上できたこと。
品川区と「災害時における帰宅困難者の受け入れ等に関する協定」を締結するなど、レジリエンス性の高い街づくりであったこと。(マンション1階には、帰宅困難者を受け入れることができる集会室を設置。また、広場・公園など公開空地を整備して、災害時に避難所として活用される隣接した小学校の避難者も利用できる、かまどベンチ・防災井戸・簡易トイレを設置。)
多くの高齢者を含む建替え前の居住者の多くが再建後のマンションを再取得し住み続けることで、子育て世代から高齢者まで暮らすバランスの良い街づくりを実現。竣工後も、周辺町会と連携して防災イベントを開催するなど新しいコミュニティ形成が進んでいる。

※1一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会とは
国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、 「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産、学、官、民のオールジャパンでレジリエンス立国を構築していくことを目的として設立された機関。
※2「ジャパン・レジリエンス・アワード」とは
強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等を実施している企業・団体を評価・表彰する制度。
なお、本事業が受賞した「グランプリ」は最も高いレベルの賞で、全受賞の中で1団体のみ選ばれる賞です。

詳細はこちら


<参考写真:中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業>



<ご参考>
東京都「木密地域不燃化10年プロジェクト」の不燃化特区「中延二丁目旧同潤会地区防災街区整備事業」が竣工~防災街区整備事業として都内6例目、最大規模の事例~(2019.2.21)
東京都内最大規模の防災街区事業  地域防災拠点を目指し「アトラス品川中延」で防災イベント開催(2019.10.28)

<本件に関するお問い合わせ先>
〒101‐8101 東京都千代田区神田神保町一丁目105番地
旭化成ホームズ株式会社 広報室
(電話)03-6899-3010 (FAX)03-6899-3400 (メール)j-koho@om.asahi-kasei.co.jp