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増える共働き夫婦に人気の賃貸住宅とは?

入居者トレンド

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2016年8月23日

増える共働き夫婦に人気の賃貸住宅とは?

都市部などの新築アパートで、この数年1LDKや2DKのプランが増えてきました。その背景にあるのが、新婚を中心とした共働き夫婦二人世帯の増加です。しかし、設備や間取りは、必ずしも共働き夫婦のライフスタイルに合っているとは言えません。増える共働き夫婦のニーズを満たしたプランとは? そのポイントを探ります。

夫婦のみ世帯の共働き率は7割

女性の社会進出がアベノミクスの成長戦略でも重要な課題の一つとされていますが、近年共働き世帯の増加は著しいものがあります。独立行政法人労働政策研究・研修機構が作成したデータを見ると、バブル崩壊以降の1995年あたりから、共働き世帯と専業主婦世帯が逆転しはじめます。その後も差は開いて共働き世帯は年々増加し続け、2011年以降では急増しています。その要因は、長引く景気の低迷により所得が伸びていないこと、また結婚しても仕事は続けたいという女性が増えていることが原因とみられています。

さらにこの共働き世帯を細かく見ると、「25歳〜44歳の夫婦のみ世帯」の共働き率は70%と高く、新婚と思われる「25歳〜34歳の夫婦のみ世帯」にしぼると73%と高い割合になっています。

■「共働き世帯」と「専業主婦世帯」の推移

■「夫婦のみ」世帯の共働き率

この数年、賃貸市場で増加しているのが、特に新婚カップルをターゲットにした1LDKプランです。新築に限っていうと、単身者向けの1R〜1DKの割合が約30%に対して、1LDK〜2LDKが50%程を占めています (旭化成レジデンス管理住戸・新築物件データより)。

このターゲットの特徴の一つが、経済的に余裕があるということ。新婚といえども、初婚年齢は年々上昇傾向にあり、男31.1歳、女29.4歳(2014年厚生労働省人口動態統計月報年計より)となっています。社会人としても中堅にさしかかり、収入も安定しはじめる頃でしょう。

共働き夫婦二人世帯が増加。経済的に余裕がある層で、賃貸の間取りとしては1LDKタイプが増えている。

一人の時間を楽しみながら、二人の時間も大切にする

では、共働き夫婦二人世帯の具体的なライフスタイルを、旭化成ホームズ(株)共働き家族研究所の調査から考えてみたいと思います。
平日はお互い仕事で忙しく、すれ違いの生活が想像されますが、朝食時間は52%、出勤時間は61%、帰宅する時間は83%が夫婦別になるという調査結果が出ています。
それでいて、夕食の時間が別々である割合は36%と低く、帰宅時間は違っても、せめて「夕食はできるだけ夫婦で一緒にするようにしている」と二人の時間を大切にする様子が伺えます。

一方、平日の夜に、「配偶者とどのようにくつろぎたいか」については、「一緒の空間で同じことをしてくつろぎたい」が38%ですが、「一緒の空間で別々のことをしてくつろぎたい」が53%と多く、一人の時間を楽しみたいという傾向が見て取れます。
実際のくつろぎ方をアンケートの記述から拾うと「私はソファで横になりスマホをいじっていて、夫は隣のデスクで仕事をしている(女性33歳)」、「私はソファで映画を観て、妻は座椅子に座って本を読んだり携帯を見ている(男性36歳)」という声がありました。

■平日の夜に、配偶者とどのようにくつろぎたいか

その他の調査結果から、共働き夫婦二人世帯は、「夫婦といえども精神的には自立した関係でいたい」という意識が子どものいる共働き世帯より高く、お互いの収入(財布)は各々が管理するなど、精神的にも経済的にも自立している傾向が伺えます。
夫婦二人だけで過ごす時間を大切にしながらも、一人の時間も大切にし、それをお互いが尊重する意識があるのです。

夫婦それぞれの自由な時間を尊重(休日)/夫婦だけで過ごす時間を大切にしている

共働き夫婦二人世帯は、生活ペースの違いを考慮しつつ二人の時間を大切にしている。一方、お互いの自由な時間も尊重し、一人の時間も大切にする。

現状の間取りの課題は?

次に、現状の1LDKの間取りは、どの程度共働き夫婦二人世帯のライフスタイルに対応できているのか、「生活現場」を調査した結果を見てみます。

特に課題となったのが収納に関することです。半数以上の方が、「住んでみたら予想以上に収納が足りない」と感じ、約半数が衣類の半分は収納に入りきらずあふれているようです。玄関のシューズBOXも同じです。さらに、要望が多いのが「夫婦の衣類は別々に収納していると良い」というものです。年齢的にも30代となるとお互いの持ち物も多くなります。衣服に限らず、趣味のものやゴルフなどのスポーツ用具の置き場にも困るでしょう。

その他、キッチン周りも食器が少ない割に、家電類は4人家族並みに持っているケースが多く、収納に困っています。
また、リビングではくつろぐための大きめのソファが好まれること、パソコンスペースがリビング内を占領しがちであることが分かりました。

住んでみたら予想以上に収納が足りない/衣類総量100として「備え付け収納」に入っている割合(平均)/竿に干した洗濯物をしまわずに、また着ることがある/夫婦の衣類は別々に収納してると良い

共働き夫婦二人世帯のライフスタイルに、現状の1LDKの間取りは必ずしも合っていない。特に収納スペースに課題が大きい。

共働き夫婦のライフスタイルに合わせた様々なアイデア

今回の調査から見えた「共働き夫婦二人」のライフスタイルを参考に、お互いが“つかずはなれず”マイペースに過ごせ、ゆとりある収納で便利にきちんとした生活をかなえる「ヘーベルメゾンfufu」が開発されました。1LDKの場合は、従来の専用面積を変えずに、これまでの賃貸住宅にはない様々なアイデアで、入居者にアピールできます。

ヘーベルメゾンfufu

1ーデスクコーナーで一人の居場所をつくる、ソファとの距離感が心地よい

パソコンや趣味のスペースとして活用できるデスクコーナーを設置しました。また、リビングには大型ソファが置ける広さを確保。この適度な距離感が、お互いの居場所を確保し、一人の時間を楽しむことができます。

2ー2つのウォークインクローゼットで、夫婦それぞれに管理

衣類や趣味のものなど、夫婦それぞれが管理できるように2つのウォークインクローゼットを設けました。入居者に大きくアピールできる収納設備です。

3ー生活をサポートするすっきりアイテム

デッドスペースになりがちな、洗濯機の上に、棚板とパイプを作り付け、室内物干しコーナーを確保しています。また、たくさんの靴をきちんと片付けられるシューズクロークを設置しました。

4ーすっきり使いやすいキッチンファニチャー

3口コンロのオープンキッチンの他、賃貸のコンパクトな空間にも収まる家電・ゴミ置き場を備えた食器棚の設置で、キッチン回りの整理をサポートします。


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