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家賃上昇!ファミリータイプの新しいニーズ

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2024年2月22日

家賃上昇!ファミリータイプの新しいニーズ

家賃相場は上昇傾向にあり、中でも2LDKのファミリー物件が大きく上昇し、その動向に注目が集まっています。その理由として挙げられるのは、分譲マンション価格の高騰や価値観・ライフスタイルの変化により「賃貸派」が増えていること。最新の家賃動向とファミリータイプの新しいニーズ応えたヘーベルメゾンの新商品をご紹介します。

ファミリー向け賃貸の家賃が上昇

2023年の東京23区新築分譲マンションの平均価格は、1億1,483万円(不動産経済研究所調べ)。データのある1974年以降で初めて平均価格が1億円を突破したとのニュースが話題となりました。都心部の億ションが平均価格をつり上げたとはいえ、分譲マンションは高値で推移しています。
一般的には不動産価格が上昇すると遅れて賃貸の家賃も上昇すると言われていますが、実際に上昇を続けています。
全国主要都市の「賃貸マンション・アパート」募集家賃動向(2023年12月・アットホーム調べ)を見ると、2023年12月のマンションの平均募集家賃は、東京23区・東京都下・埼玉県・千葉県・仙台市・名古屋市・大阪市・福岡市の8エリアが、前月に続き全面積帯で前年同月を上回っています。

特にファミリー向き(50~70m2)が堅調で、12カ月連続して全10エリアで前年同月を上回っています。中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・仙台市・大阪市・福岡市の8エリアは、2015年 1月以降最高値を更新しました。
ファミリー向きは、大阪市の前年同月比が14.4%も上昇、金額にすると17,865円上昇し、家賃141,940円、東京23区の前年同月比は9.3%の上昇、金額にすると18,907円上昇し家賃221,812円です。
分譲マンション価格高騰によりファミリー層が賃貸市場に流れたことで、ファミリー向けの高品質な新築賃貸住宅が平均価格を押し上げていると思われます。東京23区は2023年一年を通した家賃指数の推移を見ても、繁忙期を過ぎても家賃は下がることなく一貫して上昇を続けています。

■東京23区-マンション平均家賃指数の推移(2015年=100としたもの)

分譲マンション価格高騰の影響で、ファミリー向けを中心に家賃が上昇している。特にファミリー向けは高品質な賃貸住宅のニーズが高まることが予想される。

"所有から利用へ"賃貸派の増加と共働き世帯の経済力

分譲マンション価格の高騰により、「持ち家」志向から「賃貸派」志向への意識の変化が進むのではと考えられますが、実は5年前から既にその傾向は進んでいました。
国土交通省「住生活統合調査結果」によると、2018年の調査で「持ち家」志向は2013年から減少し始め、「次も賃貸」志向は増加傾向にあります。
直近の調査(2023年7月)でも、「良質な賃貸が増えれば持ち家にこだわらない」賃貸派が50%いました(くらしノベーション研究所調べ)。

今の若い世代は、月額でサービスや商品を利用するサブスクリプションを好んで利用します。クルマも所有するのではなくカーシェアリングが普及しているといいます。いわば、価値観が「所有から利用」へと変化してきているのです。

■現在借家住まいの今後の住み替え後の居住形態希望

■良質な賃貸が増えれば持ち家にはこだわらない

また、今の若いファミリー世帯の多くは共働きです。共働き世帯は2001年から2021年までで約1.5倍増加、夫婦のいる全世帯の約7割にまで達しています(内閣府「男女共同参画白書 令和4年版」)。注目されるのは、その経済力です。月の実収入は世帯主のみの世帯59万9,884円に対して、共働き世帯71万4,133円。共働き世帯のほうが約11万4,000円多いことが分かります。この購買力にあらゆる市場が注目をしているといいます。
ファミリー向けの家賃上昇も見られるように、クオリティの高い賃貸住宅であれば家賃が高くてもニーズはあるのです。

■共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯)

若いファミリー層で賃貸派が増加。共働き世帯が増え、家賃が高くても高品質な賃貸住宅が求められる。

ターゲットは2人ファミリー、3人ファミリー

さらに具体的な新しいファミリーニーズを探るために、現在賃貸住宅に住む「夫婦のみ」「夫妻と子」世帯について調査を行いました。
どちらの世帯も今より広い間取りの部屋に住みたいと考えています。在宅勤務やワークライフバランスの重視で在宅時間が増え、今後の子育てを考えると当然のことでしょう。

■今、引っ越しが必要な場合に住みたい間取り

間取りとは別に、具体的にどこの場所を広くしたいか聞いてみると、1位「リビング」、2位「玄関」、3位「キッチンセット」でした。寝室や洋室よりも家族が過ごす時間が長いLDK周りを優先していることが分かります。

■家の中で一番広くしたい所は?

新しいファミリーニーズは、より広い間取りの部屋にニーズがある。特に「リビング」、「玄関」、「キッチンセット」に広さを求めている。

広さを求めるニーズに応えた、ヘーベルメゾン「WiDE-Li(ワイドリ)」誕生

今、賃貸市場が注目しているのは、増加した賃貸派の新しいファミリーニーズです。そこで、旭化成ホームズでは、これまで積み重ねてきた共働き世帯の知見をもとに、2LDK、3LDKのヘーベルメゾン「WiDE-Li」(ワイドリ)を開発しました。

ヘーベルメゾン「WiDE-Li」がメインターゲットにするのは、共働きで忙しい中、共に家事や育児に日々奮闘する「新婚2人ファミリー」、「乳幼児や低年齢児童のいる3人ファミリー」です。共通するのは「広さ」です。例えば2LDKプランでは一般的な広さが55m2なのに対し、ヘーベルメゾン「WiDE-Li」は約65m2と余裕のあるプランにしています。
またリビング&ダイニングは充実した広さを重視。賃貸住宅ではめずらしい、ダイニングをテラスやベランダにつなげた広い間口が、開放感をもたらします。

ワイドビューリビング

この他、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に応える良質なプランニングや設備を取り入れています。キッチン横にはマルチパントリーを設置し、リビングから見えない冷蔵庫スペースを備えています。収納も人気の高いダブルウォークインクローゼットを設置。一方は廊下からもアクセスできる工夫をプラスし、寝室で寝ている家族を起こさずに物を出し入れできます。
調査にあった広い玄関もゆとりある土間スペースとし、ベビーカーや宅配荷物もそのまま置けます。ヘーベルメゾン「WiDE-Li」は、家族構成やライフスタイルの変化に柔軟に応える良質なプランニングや設備を取り入れ、どんなときでも快適な暮らしが叶う、家族の成長を支える住まいです。

マルチパントリー・キッチン ゆとり玄関

ヘーベルメゾン「WiDE-Li」についての詳細はコチラから。

ヘーベルメゾン「WiDE-Li」のカタログ請求はコチラから。

賃貸市場で注目される2LDK、3LDKで新しいファミリーニーズに応えたヘーベルメゾン「WiDE-Li」が誕生。

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