旭化成メディカル
  • 採用情報
  • お問い合わせ
  • 文字サイズ小
  • 文字サイズ中
  • 文字サイズ大
特別連載企画活性酸素と透析療法
目次 1 2 3 4 5 6 参考1 参考2 参考3
活性酸素の体内での“振る舞い”

第一章では活性酸素の持つ構造特異性について述べました。活性酸素の持つ構造特異性は体内でも様々な形で身体に影響を与えます。

活性酸素は反応性の高い酸素です。体内においても活性酸素は細胞や臓器などあらゆる器官に影響を与えます。また細胞レベルで見てみますと、細胞膜を構成している脂肪酸に活性酸素が接触し、その脂肪酸を酸化します(脂肪酸に電子が入り込む)。酸化された脂肪酸は過酸化脂質となり、過酸化脂質それ自体も連鎖反応的に過酸化脂質を作り出します。

また、細胞壁を構成する脂肪酸も酸化され、細胞壁は壊されます。細胞内の微小器官(ミトコンドリア、核など)においても、活性酸素はそれらの微細な器官の表面を攻撃して壊していきます。この様に活性酸素は非常に反応性の高い酸素ですので、すぐとなりの細胞などを攻撃します。その攻撃された細胞が活性化し、連鎖反応的に体内の各所に影響を施していきます。

特に、透析患者さんは透析療法によって活性酸素が出来やすい状態を持っているといえます。では、透析療法における活性酸素産生について、「透析膜」の観点から考えてみます。


活性酸素接触による過酸化脂質の生成
1 次へ進む