多様な基材に対して高精細な三次元配線を実現
旭化成の酸化銅ナノ粒子インクは、さまざまな基材上に配線を形成できます。レーザーを活用することで、複雑な立体の表面にも直接配線を形成できるため、製品設計の自由度が向上し、軽量化・小型化の実現に貢献します。また、三次元配線は高温多湿環境下でも優れた耐性を発揮し、抵抗値を安定して維持します。
様々な種類の基材に対応可能
従来の三次元配線技術では、基材に対する前処理や特殊な添加剤を混錬させる必要があり、使える基材の種類に制限がありました。
旭化成は、独自の配合技術と特殊な分散剤によりナノ粒子をインク中に安定的に分散させるとともに、レーザー加工技術との組み合わせによって、樹脂やセラミックスなど、様々な基材への対応を可能にしています。これにより、製品設計における材料選定の自由度が大きく向上します。
立体表面上への微細な配線形成が可能
旭化成の酸化銅ナノ粒子インクは、レーザー光を照射することで酸化銅(I)を還元し、銅パターンを形成するプロセスを採用しています。これにより、従来は困難だった複雑な立体形状にも、線幅100 μm以下の高精細なパターンを形成できます。
この三次元配線技術によって、部品点数の削減や配線スペースの縮小が可能です。さらに、部品や製品の軽量化・小型化にもつながります。
信頼耐久性評価も基準をクリア
プリント配線において、信頼耐久性評価は、高温多湿環境下での故障を防ぐために重要な項目です。旭化成の酸化銅ナノ粒子インクによる配線は、高精度のパターニングが可能で、後工程でのめっき処理も適切に行えるため、信頼耐久性評価の基準を満たしており、安心してご使用いただけます。
お気軽にお問い合わせください
旭化成の酸化銅ナノ粒子インクは、熱・光・プラズマ焼成で銅への還元ができ、製造工程に合わせて最適な印刷・焼成方法を選択することが可能です。最適な活用方法についてご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。