マイコプラズマ抗原検査キット(リボテスト®マイコプラズマ)

マイコプラズマ抗原検査キット
リボテスト®マイコプラズマの特長

抗原検査により、肺炎マイコプラズマの早期検出が可能に

 これまでの血清抗体検査では、抗体が産生されないと 判定ができないため、検査までに時間が必要でした。 これに対して抗原検査は、肺炎マイコプラズマをより 早期に検出できる可能性があります。

抗原検査と抗体検査の違い


監修 舘田 一博 先生(東邦大学医学部医学科 微生物・感染症学講座教授)



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リボソームタンパク質“L7/L12”の菌種に固有な領域を識別

 旭化成は、抗体を用いて肺炎マイコプラズマを検出する方法を開発しました。細菌のリボソームタンパク質“L7/L12”の中には、指紋のように菌固有の領域が存在します。リボテスト®マイコプラズマは、マイコプラズマの“L7/L12”に固有な領域を識別するモノクローナル抗体を用いることを特長としています。

旭化成の独自技術(模式図)
アルブミンは4カ所のリジン(Lys)でグリケーションを受けると報告されています。Pablo Vidal 13th Int. Sympo. Stockholm, June 1989

L7/L12は、リボソームを構成しているタンパク質の一種です。L7/L12は、(タンパク質の合成を延長させる因子(延長因子:Elongation Factor)と関係しており、)全ての細菌のリボソームに存在します。L7/L12の構造には菌種により特異的な領域が存在し、その菌固有の領域を識別するモノクローナル抗体を用いることで、目的とする細菌のL7/L12の菌種に固有な領域を識別します。

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培養日数による肺炎マイコプラズマの生菌数と“L7/L12”タンパク質抗原量の相関

培地を用いた肺炎マイコプラズマの増殖曲線とL7/L12抗原の推移
培地を用いた肺炎マイコプラズマの増殖曲線とL7/L12抗原の推移

ELISA : 試料中に含まれる特定タンパク質の抗原量を検出・定量する測定方法
CFU : コロニー形成単位

培養4日目にマイコプラズマ生菌数の濃度はピークを迎え、その後減少を認めました。
生菌数の濃度と並行する形でリボソームタンパク質“L7/L12”の抗原量もピークを迎え、その後、減少を認めました。
菌量と“L7/L12”抗原、イムノクロマトグラフィー法との相関性が認められており、感染症の治療効果判断の指標のひとつになるのではないかと考えられています。

Sano G, et al : J Med Microbiol 65 : 1105-1110, 2016

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リボテスト®マイコプラズマ 関連論文

(添付文書引用データ)Characterization and evaluation of a novel immunochromatographic assay for pharyngeal Mycoplasma pneumoniae ribosomal protein L7/L12 antigens  

Go Sano, Tsutomu Itagaki, Naruhiko Ishiwada, Keita Matsubara, Satoshi Iwata, Yoshitaka Nakamori, Yoshikazu Ishii, Sakae Homma and Kazuhiro Tateda

(咽頭培養との一致率:小児・成人)
感度 57.1% (20/35)
特異度 92.2% (130/141)

Journal of Medical Microbiology (2016), 65, 1105-1110

全体一致率 85.2% (150/176)

肺炎マイコプラズマ感染症の診断におけるリボソームタンパクL7/L12抗原検出試薬の検討  

山﨑 勉,黒木 春郎,板垣 勉,岩田 敏,舘田 一博

(ペア血清診断との一致率:小児)
感度 60.9% (14/23)
特異度 85.7% (18/21)

感染症学雑誌 89 (3), 394-399, 2015

全体一致率 72.7% (32/44)

Rapid diagnostic method for the identification of Mycoplasma pneumoniae respiratory tract infection (PCRとの一致率:成人:上気道炎・気管支炎)
感度 71.7% (33/46)
特異度 89.8% (319/355)
全体一致率 87.8% (352/401)

Naoyuki Miyashita, Yasuhiro Kawai, Tadashi Kato, Takaaki Tanaka, Hiroto Akaike, Hideto Teranishi, Takashi Nakano, Kazunobu Ouchi, Niro Okimoto

(PCRとの一致率:成人:肺炎)
感度 62.5% (5/8)
特異度 88.3% (53/60)

J Infect Chemother 22 (2016) 327-330

全体一致率 85.2% (58/68)

Diagnostic sensitivity of a rapid antigen test for the detection of Mycoplasma pneumoniae: Comparison with real-time PCR  

Naoyuki Miyashita, Yasuhiro Kawai,, Takaaki Tanaka, Hiroto Akaike, Hideto Teranishi, Tokio Wakabayashi, Takashi Nakano, Kazunobu Ouchi, Niro Okimoto

(PCRとの一致率:成人:市中肺炎)
感度 62.5% (5/8)
特異度 90.9% (100/110)

J Infect Chemother 21 (2015) 473-475

全体一致率 88.9% (105/118)

Comparison of Oropharyngeal and Nasopharyngeal Swab Specimens for the Detection of Mycoplasma pneumoniae in Children with Lower Respiratory Tract Infection (口腔咽頭拭いPCRとの一致率:小児)
感度 66.7% (10/15)
特異度 90.7% (39/43)
全体一致率 84.5% (49/58)

Fujio Kakuya, Takahiro Kinebuchi, Hitoshi Okubo, and Kumihiro Matsuo

(鼻腔咽頭拭いPCRとの一致率:小児)
感度 33.3% (5/15)
特異度 81.4% (35/43)

J Pediatr. 2017 Jul 13. pii: S0022-3476(17)30888-0

全体一致率 69.0% (40/58)

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血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012特設ページ グリコアルブミン情報ファイル
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