現在、わが国では少子化・高齢化の進展に伴い高齢者居住支援、若年世代の子育て支援、共働き世帯支援、地域コミュニティの再生などの課題認識が強まっています。また、地球温暖化対策として生活エネルギーの削減による環境負荷低減の実現が喫緊の課題として頻繁にメディアの皆様に取上げられています。
これらの社会的課題の解決を考えるとき、家族のあり方や地域との係わり方など「暮らし」のあり方や、本来どのような室内居住環境を目指しどのように暮らすのかといった視点からの研究と啓発活動などが不足していると考えます。「くらしノベーション研究所」ではこのような課題認識から、国民に広く情報発信をされているメディアの皆様の活動の一助となることを目指して、これらの課題に精通する専門家の講演を中心とした「くらしノベーションフォーラム」を定期的に開催していきます。
旭化成ホームズ くらしノベーション研究所
第20回フォーラム2023.03.20開催
「自立~フレイル期シニアに向けた健康行動維持・向上の取り組み」
【フォーラム報告】
わが国で「フレイル(虚弱)」予防による健康寿命延伸の取り組みが進む一方、コロナ禍での高齢者の閉じこもりや健康への影響が懸念されています。今回は、介護予防の第一人者であり実践的な健康寿命延伸に注力されてきた大渕修一先生に、健康行動の維持・増加が健康寿命延伸につながること、後期高齢者が健康行動を増やすために大事な働きかけ方法などをご講演いただきました。また、当社のシニアライフ研究所から、常駐スタッフのいない住まいで「自立~フレイル期シニアの健康長寿を実現できるか」の効果検証をした、当社独自の健康寿命延伸の取り組み「安心・安全健康長寿応援メソッド」などをご報告いたしました。
第19回フォーラム2022.08.04開催
賃貸併用住宅の価値
―オーナー調査から⾒えた新たなメリット―
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 教授 大月敏雄
併用で高まる住宅の価値
旭化成ホームズ 二世帯住宅研究所長 松本吉彦
賃貸併用住宅の価値
第18回フォーラム2022.01.11開催
健康寿命延伸を目指したプレフレイルの生活研究と早めの介入に向けた取り組み
~ヘーベルVillage居住者の健康度と暮らしの実態報告~
東京都健康長寿医療センター研究所 高齢者健康増進事業支援室 研究部長 大渕修一
健康寿命延伸を目指したプレフレイルの生活研究と早めの介入に向けた取り組み
旭化成ホームズ シニアライフ研究所長 伊藤香織・主任研究員 柏木雄介
「ヘーベルVillage」入居者の健康度とくらしの実態に関する調査報告
第17回フォーラム2018.09.12開催
総合的な「高齢者世帯向け生活支援サービス」の意義と可能性
~高齢者世帯に求められる「家族まるごとケアマネジメント」の担い手とは~
桜美林大学大学院 教授 白澤政和
家族丸ごとケアマネジメントの意義 ~介護保険制度の実態と課題をふまえて~
日本女子大学 教授 渡部律子
高齢者世帯に求められる支援者およびソーシャルワークとは
旭化成ホームズ シニアライフ研究所長 入澤敦子・主幹研究員 伊藤香織
総合的な「高齢者世帯向け生活支援サービス」の意義と可能性
第16回フォーラム2018.02.02開催
子どもの自立における子ども部屋の意義
大阪市立大学 名誉教授 北浦かほる
子ども部屋って何をするところ?
旭化成ホームズ 共働き家族研究所長 木戸將人
子どもの学習・就寝の個室移行についての考察
第15回フォーラム2016.12.08開催
科学的根拠に基づいた犯罪予防~防犯環境設計について考える~
明治大学 大学院理工学研究科 教授 山本俊哉
科学的根拠に基づいた犯罪予防~防犯環境設計の効用と限界~
旭化成ホームズ くらしノベーション研究所長 松本吉彦
戸建住宅侵入被害10年間調査から今後の防犯対策を考える
第14回フォーラム2016.11.11開催
健康長寿を実現する『フレイル予防』とは
東京大学 高齢社会総合研究機構 教授 飯島勝矢
フレイル予防とは? ~暮らしの中での三つの原点~
旭化成ホームズ シニアライフ研究所長 入澤敦子
後期高齢者の生活の実態とニーズ ~当該世代をどうアシストすべきか~
第13回フォーラム2014.10.03開催
エネルギー自律生活のすすめ
京都大学大学院エネルギー科学研究科 教授 手塚哲央
自律生活のすすめ ~エネルギーシステム学から家庭のエネルギー利用を考える~
旭化成ホームズ くらしノベーション研究所 主幹研究員 下川美代子
EcoゾウさんClubから見る家庭でのエネルギー利用に対する意識や行動の変化
第12回フォーラム2014.1.21開催
ナワバリ学で家族と住まいを読み解く
千葉大学大学院工学研究科 教授 小林秀樹
ナワバリ学で家族と住まいを読み解く
旭化成ホームズ 二世帯住宅研究所長 松本吉彦
ナワバリ学で解釈する二世帯交流空間提案の変遷
第11回フォーラム2013.9.5開催
デザイン論から心地よい暮らしを考える~認知心理学の視点から~
金沢美術工芸大学 美術工芸学部 准教授 荷方邦夫
デザインが暮らしと人を変える― 認知心理学から考えるこれからのデザイン論 ―
旭化成ホームズ くらしノベーション研究所 主幹研究員 下川美代子
心地よく住まうために大切なこと― 居心地因子に関する調査結果より ―
第10回フォーラム2013.2.13開催
今どきの「子育て・共働き家族」の暮らし
厚生労働省政策評価に関する有識者会議委員(東レ経営研究所研究部長)渥美由喜
『イクメン』という生き方の選択
旭化成ホームズ 共働き家族研究所長 入澤敦子
共働き家族研究の経緯と社会背景
旭化成ホームズ くらしノベーション研究所 伊藤香織
夫の家事・育児への関わりと価値観