レスポンシブル・ケア

旭化成グループのレスポンシブル・ケア

旭化成グループのRC活動

レスポンシブル・ケア(RC)活動とは、化学物質を扱う企業が化学物質の開発から製造、物流、使用、最終消費を経て廃棄に至るまで、自主的に「環境・安全・健康」を確保し、活動の成果を公表し社会とのコミュニケーションを図る活動です。1985年にカナダで誕生し、1990年には、国際化学工業協会協議会(ICCA)が設立され世界的に活動を展開しました。日本では1995年に日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)が設立され、当社グループは、JRCC設立時より参画し、幹事会社としてRC活動を積極的に推進してきました。
当社グループは、ケミカル・繊維・エレクトロニクス事業分野などのマテリアル領域、建材事業分野も含めた住宅領域、および医療・医薬事業分野などのヘルスケア領域の全事業領域においてRC活動を実施しています。これは当社グループの特徴でもあります。

執行役員(RC担当)メッセージ

旭化成株式会社
代表取締役 兼 副社長執行役員
中尾 正文

2016年度から旭化成グループは事業持株会社として再編し、新たに3カ年のグループ中期経営計画「Cs for Tomorrow 2018(CT2018)」をスタートさせました。事業目標の必達ならびに2025年へ向けて成長への布石を打つことはもちろんのこと、事業活動を通して社会へさらに大きく貢献したいと考えます。地球環境問題、企業に対する社会的存在としての意識の高まりなど、企業を取り巻く環境は大きく変化しています。その中で旭化成グループは、グループ理念「私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。」のもと、RC活動の基本である、製品・サービスの開発から製造、供給、廃棄に至る企業活動の全ライフサイクルにわたって、環境・安全・健康に配慮し、現場、現物、現実の三現主義を実践して、お客様に信頼される品質を提供していきます。また、足元のRC目標の達成に努めるとともに、より高く、広い視点からRC活動を推進し、地球温暖化をはじめさまざまな環境問題の解決へ貢献する製品の開発を強化するなど、社会を含むすべてのステークホルダーの皆様に高い企業価値を提供していきます。

方針

旭化成グループは、以下の方針を掲げRC活動を推進しています。
2016年4月に改定を行い、品質保証に関する記載を追加するとともに、6項目に区分されていた方針を4項目に絞り込み整理し直しました。

旭化成グループRC方針

地球環境、品質保証、保安防災、労働安全衛生および健康を、経営の最重要課題と認識し、開発から廃棄に至る製品ライフサイクルすべてにわたり、あらゆる事業活動においてこれらに配慮する。

  • 地球環境に充分配慮し、すべての事業活動に伴う環境負荷の低減に努める。
  • 顧客に安心と満足を与える品質を有し、安全な製品・サービスを提供し続ける。
  • 安定操業及び保安防災に努めるとともに労働災害の防止を図り、従業員と地域社会の安全を確保する。
  • 快適な職場環境の形成に努め、従業員の健康保持・増進を支援する。

法を遵守することはもとより、自ら目標を立て継続的な改善を行い、さらに積極的に情報を公開し、コミュニケーションを重ねることにより、社会の理解と信頼を得る。

2016年4月1日改訂

マネジメント体制

旭化成グループは、グループ全体のRC活動を「グループRC管理規程」などに定め、マネジメントシステムとして構築しています。また、持株会社社長直轄の組織としてRC委員会を設置し、計画・実績の審議を実施しています。下図に示すように、当社グループ全体、事業会社単位、支社・製造所単位などで、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルをそれぞれ回し、RC活動の継続的な改善を図っています。
また、RCマネジメントシステムは、地球環境については環境マネジメントシステム(ISO14001)、製品安全については品質マネジメントシステム(ISO9001)を有効に活用しています。また労働安全については労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)に準じて活動しています。
なお、環境法規制に関する2017年度の違反は0件です。

RCのPDCAサイクル図

目標と実績

化学物質の引火爆発防止の講義

RC教育の充実

当社グループではRC活動の確実な推進のため、RC全般、地球環境、健康、保安防災、労働安全に関して基礎知識習得とその理論を活用できるよう、実践的なRC教育を行っています。現場で活動している工場・製造部署の製造課長、環境安全課長をはじめとする第一線の課長とその候補者、さらに研究部署のグループリーダーと環境安全スタッフといった、RCを実践しているキーマンを対象にもれなく教育・研修を実施しています。
毎年度、新任者を中心とした対象者に、5教科を2回に分け、2日間ずつ都合4日間の研修を2回行っており、2017年度は74名が受講しました。さらに、一層のレベル向上を目指して2012年度から開始した係長層のRC教育も、要望を取り入れながら改善、継続して実施しており、毎年約160名が受講しています。2014年度には基礎コースを新設して、幅広い分野や業務に従事する対象者へのRC関係の基礎知識の確実な理解に向けた対応を推進しています。今後もさらに社内外のいろいろなニーズに応えられるような教育・研修を進めていきます。

RC大会の開催

当社グループでは、旭化成、グループ事業会社ならびに各地区で、毎年「RC大会」を開催しています。各大会では、RC活動状況の報告や活動事例の発表、外部の専門家による講話、安全表彰など、RC活動の活性化や情報の共有化を図っています。
2017年度は旭化成RC大会を12月に守山地区にて、約570名の参加者を得て開催しました。

(守山)全社RC大会 小堀社長のご挨拶
(守山)全社RC大会 指差呼称