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今回、当社が開発に成功した「S.O.E.−SSシリーズ」は、(1)軟質塩ビに匹敵する柔軟性(室温以下で軟質化)・機械的物性を有し、(2)軟質塩ビと同等の加工機器、加工条件で成形加工が可能であり、更に(3)軟質塩ビの性能を上回る、耐傷つき性、耐摩耗性等を実現した、優れた新素材です。特に(2)、(3)については従来の塩ビ代替素材(ポリオレフィン系素材)では実現困難な特長で、当社独自のポリマー技術の成果であり、軟質塩ビ代替素材として有望な新規ポリマーです。 |
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軟質塩ビの代替は、環境対応の観点から、長年、オレフィン系樹脂を中心に広く検討されてきました。しかし、傷つき性、摩耗性に関しては軟質塩ビに及ばず、また軟質塩ビにおいて広く用いられているカレンダー加工のような成形・加工方法を使うことができないなどの問題がクリアできず、充分な材料はいまだ開発されておりません。
「S.O.E.−SS」は、カレンダー加工以外にもキャスト成形、ブロー成形、押し出し成形、射出成形、発泡加工など、幅広い加工での対応が可能であり、非ハロゲン系素材であることから安全に焼却でき、また可塑剤を含んでいないため、ブリードの問題はなく、耐熱性、耐候性にも優れています。さらにオレフィン系、スチレン系をはじめとする各種樹脂、エラストマーとの相溶性に優れ、ブレンドにより硬さなどの性能を調整することができます。また無機充填剤のローディング性も高く、多量のフィラーをブレンドすることも可能です
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「S.O.E.−SS」と同様の性能は、メタロセン触媒で重合したエチレン/スチレン/インターポリマーでも実現可能であることが一般に知られていますが、当社の「S.O.E.−SS」は、これと全く異なる製造技術をベースとし、コストも安く、また製造技術の自由度が高いことから、今後新たな機能を付加していくことも可能です。 |
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当社は、「S.O.E.−SS」の特長、他素材に対する優位性を活かし、従来軟質塩ビが使われていた幅広い用途で、代替素材としての市場開発を開始しました。ターゲットと見込まれるのは、自動車内装や鞄、スポーツ用品等に用いられる人工皮革、包装材などのフィルム、シート、テープ用途、建築材料、包装材料に用いられる発泡成型品、制振/防音材料、アスファルト改質剤、粘接着剤用原料など、極めて広い範囲に及びます。 |
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当社では、昨年10月より、合成ゴム・エラストマー製品の特長、性能データ、用途事例を網羅したWebSite「AKエラストマードットコム(http://www.akelastomer.com/)」を立上げ、お客様に活用いただいております。本ポリマーに関する情報もラインアップに加え、お客様からのアクセスにタイムリーに対応しつつ、市場開拓を進めていく方針です。 |
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なお、同時期に開発し、すでに市場開拓を進めているオレフィン系エラストマー(S.O.E.−SOシリーズ)についても、自動車用ポリプロピレン改質、オレフィン系フィルム改質で着実に評価を得つつあるほか、靴用途でも、EVAとブレンドすることで、従来のオレフィン系エラストマーで達成できなかった良好な圧縮永久ひずみ性能が得られ、着実に実績を伸ばしております。 |
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