2006 ドーハアジア競技大会

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73kg級高松、来年に弾みをつける準優勝!!

高井、泉、まさかの敗退で3位に留まる!

12月2日から5日の4日間、カタール、ドーハ室内体育館においてアジア競技大会が開催され、当部より73kg級に高松正裕、90kg級に泉浩、無差別級に高井洋平の3名の選手が出場しました。

大会2日目、90kg級に出場しました泉は1回戦でラーコス選手にまさかの優勢負けを喫したが、敗者復活戦を勝ち上がり3位入賞を果たしました。

大会3日目、73kg級に出場しました高松は、粘り強い試合内容で勝ち上がり、決勝に進出。オリンピック金メダリスト、イ・ウォンヒ選手に敗れ、惜しくも優勝を逃しましたが復活の兆しの見える価値ある準優勝を飾りました。

大会最終日、無差別級に出場しました高井は準決勝で敗れ、3位決定戦では開始38秒、大内刈で一本勝ちを収め、銅メダルとなりました。

詳細は以下の通りです。

73kg級

2回戦

高松正裕 一本
(送襟絞)
アタナヤカ
(スリランカ)

3回戦

高松正裕 GS有効
(掬投げ)
カビラモエル
(カザフスタン)

準決勝

高松正裕 合技
キム・チェルス
(北朝鮮)

決勝

高松正裕 一本
(背負投)
イ・ウィンヒ
(韓国)

高松は、2回戦、アタヤナカ選手(スリランカ)に送襟絞め「一本」勝ち。3回戦、カビラモエル選手(カザフスタン)にGS(延長戦)「有効」で勝利し準決勝へ駒を進めた。

準決勝、試合開始より激しい攻防が続くが一瞬隙を付かれ技有りを取られてしまう。ポイントを奪い返そうと果敢に攻める立て、3分22秒得意の一本背負いが飛び出し、逆転勝ち。勢いに乗って決勝戦へ。

決勝戦、アテネオリンピック金メダリスト、イ・ウォンヒ選手との対戦。今まで対戦成績3戦3敗であり、是が非でも勝ちたい気持ちが前に出て、試合序盤より果敢に攻める。しかし、1分33秒、イ選手の片襟を握っての背負投を不用意に受けてしまい、「一本」負けを喫した。惜しくも金メダルには手が届かなかったが準決勝の逆転勝ちなど、自分の力を出し切った、価値ある銀メダルを獲得した。

90kg級

1回戦

泉 浩 有効
(隅返し)
ラコフ
(カザフスタン)

敗者復活1回戦

泉 浩 一本
(内股)

(中国)

敗者復活2回戦

泉 浩 有効
(朽木倒)
アリウンエルデネ
(モンゴル)

3位決定戦

泉 浩 一本
(大外刈)
ソビロフ
(ダジキスタン)

カイロ世界選手権金メダリストの泉は、1回戦、ラコフ選手に開始早々の隅返しで有効を奪われてしまう。何とかポイントを奪い返そうと果敢に攻めるも相手は逃げ切ろうと不十分な体制からでも捨て身の攻撃を仕掛けてくる。泉らしい柔道が出来ないまま試合終了。まさかの初戦敗退で敗者復活戦へ回った。

敗者復活1回戦、へ選手との対戦。内股を見事に決め「一本」勝ち。敗者復活2回戦は、朽木倒しで「優勢」勝ちし、調子を取り戻して3位決定戦へ。3位決定戦では、ソビロフ選手との対戦。序盤より激しい攻防が続く、相手に先に攻撃を許す場面もあったが、試合開始より1分25秒深く入った大外刈が見事に決まり「一本」勝ちを収め銅メダルを獲得した。

100kg超級

1回戦

高井洋平 一本
(大内刈)
ハサバ
(シリア)

2回戦

高井洋平 一本
(内股)
ツレンディバエフ
(ウズベキスタン)

準決勝

高井洋平 一本
(裏投げ)
ミラン・ファシャンディ
(イラン)

3位決定戦

高井洋平 一本
(大内刈)
ツブシンバヤル
(モンゴル)

高井は、1回戦、ハサバ選手を開始45秒、大内刈で「一本」勝ち。2回戦、ツレンディバエフ選手を序盤に内股で「一本」勝ちを収め、抜群の内容で準決勝進出。

準決勝は、2001年ドイツ世界選手権銅メダルのベテラン、ミラン選手との対戦。試合開始より、圧力を掛け前に出る。大内刈、内股と得意技で攻め立て試合を優位に進める。試合中盤、高井の釣手を嫌い、後ろに下がったところを追いかけ前に出た瞬間、裏投げで合わされ「一本」負けを喫してしまい3位決定戦へ。

3位決定戦、ツブシンバヤル選手との対戦。この試合も開始38秒、しっかり組んで得意技の追いかける大内刈を見事に決め「一本」勝ち。銅メダルを獲得したが準決勝の一瞬の不覚が悔やまれる内容であった。

日本選手成績

60kg級 江種 辰明(警視庁) 優勝
66kg級 秋本 啓之(筑波大学学生) 3位
73kg級 高松 正裕(旭化成) 2位
81kg級 小野 卓志(了徳寺学園) 3位
90kg級 泉 浩(旭化成) 3位
100kg級 石井 慧(国士舘大学学生) 2位
100kg超級 棟田 康幸(警視庁) 優勝
無差別級 高井 洋平(旭化成) 3位

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