平成23年度講道館杯全日本体重別選手権大会

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73kg級で大束が復活の優勝を飾る!
             齋藤が意地の3位入賞!
100kg級で増渕が実力を発揮し、2位入賞!!
81kg級で塘内と海老が惜敗の5位!

11月12・13日(土・日)に平成23年度講道館杯全日本体重別選手権大会が、千葉県・千葉ポートアリーナに於いて開催され、当部より5階級・11名の選手が出場いたしました。
初日は、100kg超級の高井、辻。100kg級の増渕、出口、野田。90kg級の西田、81kg級の塘内、垣田、海老が出場しました。今大会は2011年ロンドンオリンピックの第一次選考大会となっており、白熱した試合が行われました。

 

各試合の詳細は以下の通りです。

初日

81kg級

1回戦

垣田 優勢
(技 有)
 山邊
(筑波大学)

2回戦

海老 GS・判定
(2-1)
大辻
(埼玉大学)
塘内 一本
(体 落)
田中
(ALSOK)

3回戦

海老 一本
(捨身小内)
中井
(流通経済大学)
塘内 優勢
(指導3)
野村
(神奈川県警察)

準々決勝戦

海老 一本
(背負投)
花本
(京葉ガス)
塘内 一本
(小内刈)
川上
(國學院大学)

敗者復活最終戦

塘内 優勢
(技 有)
花本
(京葉ガス)

塘内は気持ちを切り替え、敗者復活最終戦に臨む。両者、組手争いから、指導1を受けたまま終盤へ移る。残り40秒、場外際で相手が大外刈りを掛けてきた所を塘内が返すと技有となる。その後の相手の反撃を捌き、優勢勝ちを収め、3位決定戦に進出。

準決勝戦

海老 優勢
(技 有)
川上
(國學院大学)

海老は2011年ユニバーシアード優勝の川上選手との対戦。厳しい組手争いから、海老は小内刈、背負投、袖釣込腰と攻める。一進一退の攻防が続くが、残り1分40秒に相手の背負投を受け、技有を奪われる。海老はその後、取り返そうと必死に攻めるも、相手に上手く守り切られ、優勢負けを喫し3位決定戦に回る。

3位決定戦

海老 優勢
(指導3)
永瀬
(長崎日大高校)

海老は3位決定戦に臨む。開始より激しい攻防を見せる中、場外際で、海老が一本ともとれる背負投で有効を奪いリードする。相手のなりふり構わない反撃で指導を2つ与えられるも、それに対し、組手と足技で捌く海老だが、残り14秒に背負投から巴投に移行したのを、掛け逃げと判定され、3つ目の指導を与えられてしまい、逆転の優勢負け。惜しくも5位に留まる。

塘内 一本
(合 技)
春山
(国士舘大学)

塘内は相手の袖をしっかり絞ってから攻めようと前に出たところを、袖釣込腰に合わされると、肘が極まりながら、巻き込まれるように倒され、技有を奪われる。そのまま寝技に移行し、上四方固で抑え込まれ、一本負け。5位に留まる。

90kg級

2回戦

西田 一本
(横四方固)
 加藤
(千葉県警察)

100kg級

1回戦

増渕 優勢
(指導3)
石内
(高水高校)
野田 優勢
(指導2)
岡田
(桐蔭学園高校)
出口 一本
(大外刈)
柴崎
(山梨学院大学)

2回戦

増渕 一本
(小外掛)
寺島
(国士舘大学)
野田 一本
(合 技)
羽沢
(国士舘大学)
出口 優勢
(技 有)
熊代
(ALSOK)

準々決勝戦

増渕 GS・優勢
(指導2)
高木
(東海大学)

準決勝戦

増渕 一本
(小外掛)
谷井
(東海大学)

増渕は、2011年世界選手権代表の高木選手を破っての準決勝戦進出を果たす。準決勝戦は相手に攻め込まれる場面があり、指導を一つ与えられる。その後、反撃に転じると場外際での小外掛で相手を押し込むもポイントなし。増渕は冷静に相手の動きを読み、残り1分23秒、相手の動きに合わせ足払を掛けると、相手は背中から倒れ、一本勝ち。決勝戦進出となる。

決勝戦

増渕 優勢
(技 有)
羽賀
(東海大学)

決勝戦、増渕は昨年、今大会を優勝し若手の一番手でもある羽賀選手と対戦。左組同士の対戦となり、お互いしっかりと組み合って得意の内股を仕掛ける。1分24秒に増渕が内股で、相手を腹ばいにさせるもポイントなし。その後も、先に技を仕掛ける増渕は2分30秒、相手に指導を与える。相手は攻め手を増やし始め、3分50秒に増渕に指導が一つ与えられる。両者、ポイントが並んだ後も攻防を続け、4分40秒に増渕が一瞬の隙をついて大外刈りに入るも相手が体を捻り、ポイントなし。終了間際に勝負に出た増渕は大内刈りを掛けると、相手に返され、技有。優勢負け。惜しくも敗れたものの、実力を発揮し、堂々の2位入賞となった。

100kg超級

2回戦

優勢
(指導2)
王子谷
(東海大学)
高井 一本
(大内刈)
松岡
(東京拘置所)

3回戦

高井 一本
(小外掛)
石井
(日本中央競馬会)

2日目

73kg級

1回戦

齋藤 一本
(合 技)
佐野
(京都府警察)
大束 優勢
(技 有)
松下
(福岡大学)

2回戦

齋藤 一本
(上四方固)
相馬
(桐蔭横浜大学)
大束 GS・優勢
(有 効)
海老沼
(パーク24)

準々決勝戦

齋藤 優勢
(技有)
鈴木
(国士舘大学)
大束 優勢
(指導2)
田村
(国士舘大学)

準決勝戦

齋藤 優勢
(技有)
榎本
(新田クラブ)

齋藤は榎本選手と対戦。右組同士で組み際の大外刈や、足払と攻め立て、相手に指導を与える。なおも、相手を場外際に追い詰め、大外刈りで攻める。その後、相手の背負投を捌き、寝技で攻める。残り55秒、齋藤が組手を切ろうとしたところに、相手は背負投を合わせてくると、堪え切れず、技有を奪われてしまう。直後、大外刈で有効を奪うも一歩届かず、試合終了。3位決定戦に回る。

大束 一本
(袖釣込腰)
太田
(自衛隊体育学校)

大束の準決勝戦、開始直後、相手が前に出てくると、大束は場外際で相手の力を利用して、袖釣込腰に入ると相手は1回転し背中から倒れる。当初、場外と判定されポイントなしだったが、審判の協議の結果、場内の判定で一本と宣告され勝利。決勝進出を果たす。

3位決定戦

齋藤 一本
(大外刈)
粟野
(了徳寺学園)

齋藤は2010年世界選手権3位の粟野選手との対戦。静かな立ち上がりの中、先に仕掛ける齋藤が相手を圧倒し始め、42秒、得意の大外刈で、見事な一本を奪い、勝利を収め、意地の3位入賞を果たす。

決勝戦

大束 優勢
(指導2)
榎本
(新田クラブ)

静かな立ち上がりから、間合いを詰めて攻める大束。相手の背負投を潰し、腕拉十字固を狙うなど、隙を逃さない。大束が先手を取り続け、2分に相手に指導1を与える。攻めを緩めることなく相手にプレッシャーをかけ続けると、3分30秒には小内刈で相手を腹ばいにさせ、指導を追加しリードする。その後、寝技を巧みに使い、相手の反撃の芽を摘み、試合終了。見事、ケガからの復活となる、優勝を果たした。

最終結果

60kg級

優勝 川端 龍(国士舘大学)
2位 高藤 直寿(東海大相模高)
3位 石川 裕紀(了徳寺学園)
3位 平岡 拓晃(了徳寺学園)

66kg級

優勝 高上 智史(日本体育大学)
2位 清水 健登(山梨学院大学)
3位 吉田 惟人(東海大学)
3位 福岡 政章(ALSOK)

73kg級

優勝 大束 正彦(旭化成)
2位 榎本 収(新田クラブ)
3位 齋藤 涼(旭化成)
3位 太田 慶一(東海大学)

81kg級

優勝 長島 啓太(日本中央競馬会)
2位 川上 智弘(國學院大学)
3位 永瀬 貴規(長崎日大高)
3位 春山 友紀(国士舘大学)

90kg級

優勝 西山 将士(新日本製鐵)
2位 加藤 博剛(千葉県警察)
3位 西山 大希(筑波大学)
3位 吉田 優也(東海大学)

100kg級

優勝 羽賀 龍之介(東海大学)
2位 増渕 樹(旭化成)
3位 熊代 佑輔(ALSOK)
3位 羽沢 頼誠(国士舘大学)

100kg超級

優勝 石井 竜太(日本中央競馬会)
2位 棟田 康幸(警視庁)
3位 立山 広喜(日本中央競馬会)
3位 七戸 龍(九州電力)

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