第53回西日本実業柔道団体対抗大会

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1部 旭化成Bが決勝進出するも準優勝!

5月19日(日)兵庫県・ベイコム総合体育館に於いて西日本実業団体対抗大会が行われ、当部より、1部にA・Bの2チームが出場しました。

Aチームは初戦で九州電力に内容差で惜敗しました。Bチームは決勝戦に進出し、新日鐵住金と対戦。積極的な試合を展開しましたが敗れ準優勝となりました。

なお1部の優秀選手に辻が選出されました。

詳しい内容をご報告させていただきます。

1部

1回戦

旭化成A 2-② 九州電力
上杉 一本
(隅 落)
帆高
大鋸 一本
(大外返)
七戸
穴井 引き分け
木村 一本
(横四方固)
川野
田中 優勢
(有 効)
山本
旭化成B 5-0 甲南柔友会
小林 一本
(払 腰)
岩田
一本
(払 腰)
藤田
出口 一本
(内 股)
薮田
野田 一本
(縦四方固)
小林
白井 一本
(小内刈)
山本

準決勝戦

旭化成B 3-1 ダイコロ
野田 優勢
(有 効)
上原
一本
(浮 落)
反中
海老 引き分け 平井
小林 優勢
(指導2)
谷本
白井 一本
(掬 投)
鈴木

Bチームの準決勝戦はダイコロとの対戦。先鋒の野田は開始より前に出て厳しい組手で相手を追い詰め開始30秒に片襟を持った状態での背負投で有効を奪う。

取り返そうとする相手を組手で捌き反撃を許さないまま試合終了。先制点を挙げチームの流れを作った。

次鋒は辻が身長差を利用した組手を展開し、技を繰り出す。1分45秒に頭を下げて防御する相手に指導1が宣告される。2分39秒、相手の技を辻は強引に小外刈で返そうとするが相手の浮落に切り返されて一本を奪われ同点となる。

中堅は海老が開始より積極的な組手を見せる。組手の圧力に消極的な相手に1分10秒指導1が宣告される。その後は場外際での攻防が続く。残り40秒から海老は指導ポイントを奪おうと背負投や巴投で追い上げを見せるが試合終了で引き分け。

副将は新人の小林が登場。相手は大学の先輩で攻撃のパターンを知られている中、積極的な攻撃で1分5秒、2分29秒とそれぞれ指導を奪いポイントでリードする。

その後もしっかりと間合いを取り相手の技を捌くが消極的と判断され小林に指導を宣告される。指導2で優勢勝ちし大将戦へつなげる。

大将は白井が登場。組際の背負投、体落で攻撃のリズムを作る。1分13秒相手に指導が宣告。その直後、白井の背負投で相手を大きく崩し試合の主導権を掴む。

1分45秒に相手が技をかけて体勢が崩れたところを逃さず掬投に切り返し一本を奪う。

決勝戦

旭化成B 1-3 新日鐵住金
小林 優勢
(指導3)
齋藤
海老 一本
(大外刈)
小野
白井 優勢
(指導2)
増田
優勢
(指導3)
吉永
野田 引き分け 松宮

決勝戦は7年ぶりの決勝進出となる新日鐵住金との対戦。先鋒は小林(左組)が試合巧者の齋藤選手(右組)と対戦。ケンカ四つ組手の対戦となった試合は両者先制点を挙げようと厳しい組手争いを展開する。小林が30秒に技を繋ぎ相手に指導1が宣告。1分30秒、小林の技が出せない状態になり指導を宣告される。

2分21秒場外際で相手の圧力を捌こうとすると場外の反則を取られ2つ目の指導を宣告される。審判が合議を行ったが覆ることなく試合再開。取り返そうとがむしゃらに攻める小林だが3分18秒、技をかけた時に手が外れ掛け逃げとみられ3つ目となる指導を受ける。小林は猛然と攻め立て試合終了間際に相手に2つ目の指導を宣告されるももう一歩及ばず。優勢負けを喫する。

次鋒は海老(左組)が身長差約20cm、体重差約40kgの小野選手(右組)に対し開始30秒に裏投で有効を奪う。相手は取り返そうと体格差を活かした攻撃を仕掛けてくるのを組手で捌くも、1分2秒に消極的とみられ海老に1つ目の指導。1分58秒には手を組み合う指導を受け2つ目の指導を宣告されポイントが並ぶ。2分45秒に海老が背負投を仕掛けるも手が離れてしまい掛け逃げとみなされ3つ目の指導を宣告される。3分10秒に相手の大外刈を裏投で返そうとするが背中から潰れてしまい一本負けを喫する。

中堅は白井(右組)が身長差はないものの体重差約50kgの増田選手(左組)と対戦。白井は低い体勢の背負投と体落を使って攻める。開始59秒に相手に指導が宣告される。片手からの攻撃のリズムが出てきた白井は積極的に技を繰り出し攻める。しかし、2分53秒に片手で強引に掛けた技を掛け逃げとみなされ指導を受ける。切り変えて再度攻撃を続ける白井に3分37秒先程と同様の指導が宣告される。

残りわずかな時間で取り返そうとするも捌かれ試合終了。優勢負けを喫し、チームの敗退が決まる。

副将は辻(左組)が約20cmの身長差を活かし吉永選手(右組)に攻め込む。低い姿勢で押し込もうとする相手に対し、前に出て手数の多さで相手を追い詰めると組み合わないということで相手に1つ目の指導。その後も先手を取る試合展開で2分18秒に相手が辻の組手から逃げようとして放った技が掛け逃げとなり2つ目の指導となる。

その後も辻が攻め切り相手に3つ目の指導を与えて試合終了。辻の優勢勝ち。

大将は野田(右組)が松宮選手(右組)と対戦。しっかりと組んで攻めようとする野田に対し相手は片手からの攻撃を仕掛ける。開始40秒、場外際で相手が袖口を持って野田の攻撃を防いでいたため野田がアピールするも認められず、野田は場外に出た反則を取られる。気持ちを切り替え攻撃のリズムを掴んだ野田の攻撃に相手は2分18秒消極的とみなされ指導1が宣告される。その後、両者激しい攻防を見せるも試合終了。引き分け。

最終結果

1部

優勝 新日鐵住金
2位 旭化成B
3位 九州電力
3位 ダイコロ

2部

優勝 東レ滋賀
2位 戸鉱業社
3位 近畿通関
3位 九電工

3部

優勝 新日鐵住金
2位 徳島刑務所A
3位 戸鉱業社
3位 関西医療学園A

女子

優勝 日本エースサポートA
2位 JR九州
3位 日本エースサポートB
3位 樽谷塾

各部優秀選手

1部 辻 玄太(旭化成)

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