ご使用上/お取り扱い上の注意

この資料の記載内容は現時点で入手出来る資料、情報、データに基づいて作成されています。新しい知見により改訂されることがあります。

用途制限

食品に接触する用途や、カテーテル、内視鏡等の医療用途には使用しないで下さい。
医療用途にご使用の場合には、必ず事前に弊社担当までご相談下さい。

取り扱い上の注意

プラスチック光ファイバは樹脂でできていますので、過度の加重に耐える設計にはなっていません。重い物を乗せたり、落としたり、または何かをつり下げるようなご使用方法を採らないで下さい。

また、プラスチック光ファイバを使用する環境条件を誤りますと、断線したり、導光性能が低下したりして、光伝送の機能を失う危険性があります従って、プラスチック光ファイバがシステムや機器の中で重要な役割を担っている時には使用環境(温度、湿度、周辺の溶剤、光源等)の管理や、バックアップを準備される等、システム設計上の配慮をして下さい。

過去の実例から、次のような視点をご参考にして下さい。

高温加熱注意

プラスチック光ファイバは樹脂でできていますので、100°Cを越えると軟化し200°Cを越えると樹脂の一部が分解を始め可燃性のガスを発生します。さらに高温になると発火する危険性もあります。特に光源として使用するランプについては、プラスチック光ファイバの温度が80°Cを越えないように、冷却装置を付けるなどのご配慮をして下さい。

また、これら冷却装置が故障した時にも、火災を防ぐためにプラスチック光ファイバの温度が100°C以上にならないように光源を設計して下さい。

そのほか、集光レンズで強い光線を取り入れる場合は、プラスチック光ファイバの端面に汚れなどが付着していると、 表面温度が上昇し、火災を発生させる危険もありますので、端面に汚れなどが付着しないようご注意下さい。

保管上の注意

プラスチック光ファイバの性能を劣化させないため、直射日光を避け、屋内で保管して下さい。

廃棄上の注意

プラスチック光ファイバはフッ素樹脂や塩化ビニール樹脂が含まれています。焼却処理をする場合は、有害なフッ化水素ガスや塩化水素ガスが発生しますので、除害設備を有する耐酸性の焼却炉で焼却するか、埋め立てて処理するのが妥当です。いずれの処理にしても都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄処理業者に委託処理して下さい。

  • 本ページに記述されている製品仕様につきましては、あくまでも概要ですので、個々の用途に最適なグレードを選ぶ目安としてご利用ください。
  • 本ページ記載内容は、予告なく変更することがあります。