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WGF™が活躍する用途と使い方の例を紹介します
赤外線センサー向け 反射防止フィルタ
WGF™は従来の偏光板とは異なり赤外領域あるいはさらに長い波長域でもご利用いただけます。この性質を利用して、赤外線センサーで精細な画像を撮影するためのフィルターとして使用されてきました。反射光の軽減が主な使い方ですが、透過光検査時の余計な光の低減も有効です。また従来の偏光板は吸収型のため、高輝度の偏光照明で使用すると熱変形するなどの不具合がありました。吸収の少ないWGF™なら、そのような用途でもお使いいただけます。
WGF™による反射防止効果
金属や樹脂などの工業製品のみならず、生鮮品や生体認証など、 WGF™はあらゆる撮像のソリューションを提供いたします。
眼鏡をかけた人の顔
金属缶撮影時の反射防止
プリンタインクタンク内部透過検査時の不要な透過光カット
ラップ越しのQRコード読み取り
トマトの透過光検査
不透明な梱包材の中の異物検出
撮影機種:ABA-003IR-GE/ABA-013VIR-GE
同軸落射照明検査機向け 偏光ビームスプリッタ(PBS, Polarizing Beam Splitter )
入射角に対する光学的な安定性
WGF™を使用した偏光ビームスプリッタ(PBS)は幅広い入射角に対しても安定した光学性能を維持します。縮小系でも色や偏光度が部分的に変わることはなく、
画像検査の精度向上が期待できます。また、すでにハーフミラーをお使いの場合、WGF™ PBSに替えることで輝度向上が期待できます。
同軸落射照明系の光学系とPBS
PBSの光学特性 上)誘電体多層膜 下)WGF™
PBSにおけるサイズ、ガラス材の自由度
- 一般的なビームスプリッタのサイズは5~25mm. WGF™ PBSなら40mmや50mmなど
自由なサイズ展開が可能。 - 機器に応じた屈折率のガラスの選択が可能。
- 基板検査機器向けでの実績あり。
- 4面ARなどその他の仕様もご相談ください。
WGF™ PBS プリズムでWGF™を挟んだ構造
高輝度対応 WGF™パネル
高輝度偏光照明の実現
- 従来の偏光板は熱に弱く、高輝度偏光照明用に使用すると変形や破損が発生します。WGF™なら高輝度ハロゲン照明にもお使いいただけます。
- さらに反射光を再帰利用することで、輝度の向上も実現できます。
AR Glass向け 偏光ビームスプリッタ(PBS, Polarizing Beam Splitter )
現在市場に出ている多くのAR GlassはディスプレイにLCOSを使用しており、LCOSは構造上PBSを必要とします。WGF™を使用したPBSは幅広い入射角に対しても安定した光学性能が得られることから、多くのお客様に長年使われております。