社会貢献活動

旭化成グループは、『社会貢献活動方針』のもと、社会を構成する一員としての責任を果たすべく、統一テーマである「次世代育成」「環境との共生」「文化・芸術・スポーツ振興」の3つの分野を中心に、社会貢献活動に取り組んでいます。

旭化成グループの社会貢献活動方針

  1. 1.旭化成グループの経営資源である人財と技術を有効に活用し、旭化成として特色ある活動を展開します。
  2. 2.目的と効果を常に意識し、より価値のある活動を心掛けます。
  3. 3.従業員の参画意識を醸成するとともに、一人ひとりの自主的な活動を支援・促進します。
統一テーマ 次世代育成、環境との共生、文化・芸術・スポーツ振興

旭化成グループの社会貢献活動の実績推移

2010年度活動総額1,003百万円、対経常利益率0.85% 2011年度活動総額1,258百万円、対経常利益率1.17% 2012年度活動総額1,294百万円、対経常利益率1.36% 2013年度活動総額1,444百万円、対経常利益率1.01% 2014年度活動総額1,299百万円、対経常利益率0.78%
社会貢献活動関連支出の推移

旭化成グループは、日本経団連の「1%(ワン・パーセント)クラブ」に参加し、毎年、社会貢献活動関連の支出額(換算値を含む)を実績として報告しています。

冊子『旭化成グループの社会貢献活動』

「旭化成グループの社会貢献活動」を発行

当社の社会貢献活動全般を網羅し概観していただける冊子「旭化成グループの社会貢献活動」を発行しています。

「旭化成グループの社会貢献活動」の内容はこちらをご覧ください(ダウンロードもできます)。

次世代育成への取り組み

出前授業(講師派遣事業)などの実施

当社グループは、小・中・高校生の皆さんに科学技術への関心と理解を深めていただくため、従業員が講師を務めて、学校もしくは当社工場内で授業を行い、理科・科学や環境に関する実験学習を行っています。また、職業講話、課題解決学習などのキャリア教育も行い、職場訪問学習も受け入れています。
2015年度はのべ94回(92校)校、約2,650名の児童、生徒の皆さんが受講しました。

宮崎県延岡市
岡山県倉敷市
神奈川県川崎市
静岡県富士市
滋賀県守山市
静岡県伊豆の国市
滋賀県東近江市
埼玉県越谷市
東京都板橋区

科学(化学)をテーマにしたイベントへの協賛・出展

旭化成グループは、科学(化学)をテーマにしたイベントに協力し、科学(化学)の楽しさ・おもしろさを伝えています。2015年度は、『夏休み子ども化学実験ショー』に出展。さらに、10月23日の“化学の日”にちなんで大阪で開催された『化学の日子ども化学実験ショー』にも、2014年に引き続き出展しました。
また、科学技術振興機構(JST)が2011年度にスタートした『科学の甲子園』に、2015年度も引き続き協賛しました。全国から選ばれた都道府県代表47校の365名の高校生の皆さんが、科学に関する筆記・実技などの競技にチャレンジしました。当社も、協賛企業が授与する企業賞のうち“最も優れたチームワークを発揮した優秀校”を称える「旭化成賞」を、青森県代表八戸高等学校に授与しました。

『夏休み子ども化学実験ショー』
(東京都千代田区)
『化学の日子ども化学実験ショー』
(大阪府大阪市)
第5回『科学の甲子園』
(茨城県つくば市)

大学の寄付講座運営

富士常葉大学での講座のもよう

当社グループは、静岡県富士市の富士常葉大学に冠講座を持ち、毎年、従業員が講師を務めて講義を行っています。2015年度も『現代社会と科学技術』を全体テーマとして11名の講師を派遣し、13回の講義を行いました。

日本科学未来館・パートナーシップ企業としての活動

日本科学未来館

当社グループは、2008年度より、東京・お台場の日本科学未来館(館長:毛利衛氏)のパートナーシップ企業として、子どもたちをはじめとする多くのみなさまの科学への興味を共に育んでいます。
これまでに、このパートナーシップ制度を活用し、未来館主催の展示会における展示協力、実験教室開催にあたっての製品協賛等の協力、友の会会員などを対象としたイベントの実施などを行っています。

新聞社が実施する、科学・環境学習関連企画への協賛

当社グループは、新聞社が主催する、子どもたちを対象とした科学・環境学習関連の企画に協賛しています。

日本学生科学賞

日本学生科学賞中央表彰式にて「旭化成賞」を授与する当社社長 浅野敏雄(当時)(東京都江東区)

中・高校生の理科教育の充実を目的として、読売新聞社が主催している『日本学生科学賞』に、2015年度も単独協賛し、「旭化成賞」を授与しました。

地球教室

『地球教室』の出前授業のもよう
左:環境学習のための小学生向けイベントのもよう(東京都中央区)
右:環境学習テキスト

朝日新聞社が企画・運営する小学生対象の環境学習イベント『地球教室』に、2015年度も協賛しました。希望する全国の約2,400校の小学校等の教育機関に、約21万5千部配布される環境学習テキストへの編集協力や、省エネの取り組みをテーマにした小学校での出前授業の実施、小学生の親子対象の環境イベントへの講師派遣などを行いました。

理工系女性人材“リケジョ”育成への支援活動

実験機器を操作して、分析業務を体験
女性研究員との交流会

当社は、内閣府が展開している理工系女性人材育成のための推進活動「理工チャレンジ」キャンペーンの一環として、理工系を志望する女子高校生を対象としたイベントを実施しました。この「理工チャレンジ」は、女子学生の理工系選択やその分野での活躍を支援するための取り組みとして、内閣府、文部科学省、日本経団連(女性の活躍推進委員会)がタイアップし推進しているもので、当社もこの趣旨に賛同し、初年度より協力しています。
当社は、『“リケジョ”のシゴト、知ろう、触れよう』と題し、2015年8月27日に、当社富士支社(静岡県富士市)での研究所見学と研究・技術職の女性従業員との交流イベントを実施、首都圏および富士市近郊の19名の女子高校生および同行を希望された保護者7名が参加しました。
イベントは、「科学・分析のシゴト」と「住まいのシゴト」の2コースに分かれ、それぞれ基盤技術研究所、住宅総合技術研究所を見学しました。女子高校生の皆さんは、高度な研究機器を操作して解析技術を体験したり、住宅1戸分がすっぽり入った大きな研究施設で実証実験を体感したり、といった研究設備を活用したプログラムを体験。さらに、グループミーティングで研究職の女性従業員・管理職と交流しました。

キャリア教育への支援活動

当社は、(株)トゥワイス・リサーチ・インスティテュートが行っている『トゥワイス・プラン』の「“企業インターン”ワーク」に協力し、中学・高校生のキャリア教育を支援しています。この「“企業インターン”ワーク」は、ワークを行う中学・高校の生徒たちがグループを組み、選択した企業の社員になったつもりで、企業から出されるさまざまな課題「指令」の解決のために、調査研究を行い、製品・アイディア提案などに取り組んで、その成果を発表するというプログラムです。
当社は2015年度に協力を開始し、初年度は、首都圏の8校の中・高校で当社を選択したチームの生徒の皆さんに向けて、課題への取り組み方・発想や提案の手法についてのアドバイスや、プレゼンテーションの評価など、プログラムの段階に合わせて支援を行いました。

教員の民間企業での研修や工場見学への協力

繊維製品のショールームを見学
「膜ろ過」をテーマにした出前授業を体験

当社グループは、一般財団法人経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」に協力し、教員の方々への研修の機会を設けています。
2015年度は、7月22、23日に、大阪府高槻市教育委員会から中学校教員の方9名をお迎えし、旭化成守山支社で実施しました。
初日は、旭化成グループの概要やCSR(企業の社会的責任)への取り組みなどについて講義を行いました。
2日目は、繊維商品の研究・開発を行う研究所、不織布スパンボンドの製造過程の見学等を通して、メーカーのモノづくりについてご理解いただきました。さらに、守山支社が環境・地域貢献のために取り組んでいる活動について、出前授業の体験や、支社内の環境保全設備の見学などを通して、立体的に学んでいただきました。

旭化成奨学生制度

旭化成奨学生制度

旭化成グループは、新分野を開拓し科学技術の向上に寄与する人材を育成するため、奨学生制度を設けています。
大学院修士課程、博士課程ならびに6年制大学に在籍している方を対象に、化学・化学工学・機械・土木・建築・制御・電気・電子・強電・物理・情報・生物・薬学・農学・医学・獣医学などを専攻する方から応募を受け付け、多数のみなさまに奨学金を貸与しています。
応募はこちらから https://www.asahi-kasei-scholarship.com/17/

環境との共生を目指した活動

「あさひの森」(宮崎県)での植林活動

2015年5月10日、当社は、宮崎県高千穂町にある「あさひの森・高千穂」で、植林活動を行いました。これは、宮崎県が進めている「企業の森林づくり」制度を活用したもので、スギ・ヒノキなどの人工林を広葉樹を主体とした自然林に戻す活動で、5年目を迎えました。当社グループの社員やOB・OG、地域の皆様など総勢約500人が参加し、標高1,300mの約1haの敷地に、ナラ・ケヤキ・カエデ、クヌギなど2,500本を植樹しました。

「あさひ・いのちの森」(静岡県富士市)でのホタルまつり

2015年5月28~30日、当社富士支社敷地内にある「あさひ・いのちの森」で、「第8回旭化成ホタルまつり」を開催しました。5月の気候が暖かかったためゲンジボタルの羽化が早まり、初めての5月中開催となりました。森の中にあるビオトープで社員が育てたゲンジホタルの飛翔を、訪れた約3,700人の地域の皆様に楽しんでいただきました。

「エコプロダクツ2015」への出展

「エコプロダクツ2015」旭化成グループブース

旭化成グループは、2015年12月10~12日に東京で開催された「エコプロダクツ2015」(主催:産業環境管理協会、日本経済新聞社)に出展しました。
「エコプロダクツ2015」には、ビジネス関係者や一般の消費者、環境学習を行う小・中・高・大学生や教育関係者、官公庁やNPO・NGO関係者など、約17万人が来場しました。
当社グループブースでは、繊維製品、家庭用品、エレクトロニクス部品を中心に、環境対応製品・技術・サービスを紹介しました。省エネに関する実験・体験コーナーや、体操服のリサイクルにちなんだ玉入れのアクティビティなど、工夫を凝らした展示方法で、5,000人あまりのお客様をお迎えしました。

「びわ湖環境ビジネスメッセ2015」への出展

「びわ湖環境ビジネスメッセ2015」旭化成グループブース

旭化成グループは、2015年10月21~23日の3日間、滋賀県長浜市で開催された「びわ湖環境ビジネスメッセ2015」(主催:滋賀県経済産業協会、滋賀県ほか)に出展しました。この展示会には、環境対応に関心をもつビジネスパーソンなど、約3万3千人が来場しました。ブースでは、『滋賀県の水の保全に貢献する旭化成グループの環境ソリューション』というテーマのもと、「高速リン吸着剤・回収システム」、水溶液の脱塩と濃縮、有価物の回収を行うバイポーラ膜電気透析装置、油検知器、油水分離フィルターなどの製品・技術を展示しました。

災害被災地支援

東日本大震災の被災地支援

「東日本大震災・被災地支援マルシェ(物産展)」を開催

旭化成は、東日本大震災の被災地を物産の購入によって支援する「被災地支援マルシェ(物産展)」を行っています。これは、被災地である福島・宮城・岩手の物品を販売する場を設け、自社の従業員や地域の方々がその物品を購入することで、震災で大きな被害を受けた東北3県のみなさまを支援することを目的としたものです。
当社は、三井不動産ビルマネジメント(株)他との共催で、当社本社が入っている神保町三井ビル内の1階ホールと外側の広場を活用し、2015年10月に、「ふくしまマルシェ」を開催。多くの方にご来場いただきました。

平成28年熊本地震の被災地支援

当社は、平成28年熊本地震で被災された方々と被災地を支援するために、義援金として、熊本県に5,000万円を寄付しました。また、避難生活において便利に活用していただける「サランラップ」10万本をお届けすることを決定しました。

献血活動の推進

本社での献血会のもよう

旭化成グループは、グループ理念である「人びとの”いのち“と”くらし”に貢献する」ために、身近でできる社会貢献活動として、日本赤十字社に協力し、全国で献血活動を行っています。2015年度は、全国16カ所の事業所・工場で、30回の献血会を行いました。
本社(東京都千代田区)での献血活動は、献血量が少なくなる冬の2~3月に実施するようにしています。身近でできる社会貢献活動として、より多くの従業員の協力を得て、献血に協力していきたいと考えています。

グローバルな観点での社会貢献

当社グループのアメリカ・ヨーロッパ・中国・韓国・東南アジアなどにある事務所や製造拠点は、それぞれの地域の事情に配慮しながら、環境美化・清掃、福祉・教育支援、地域団体・学校への寄付などの活動を行っています。

「旭化成水環保基金」を通じての活動

旭化成水環保基金「水環保シリーズ表彰活動2015表彰式」

当社グループは、中国で、青少年の環境教育や水環境の研究支援のための基金「旭化成水環保基金」を設立し、2009年8月より活動を行っています。2010年からは、毎年、中国における水環境の保全に貢献している人と企業を表彰する「水環保シリーズ表彰活動」を実施しています。2015年度は、12月8日に北京市にて表彰式を行い、環境保全に大きな功績のあった団体5件を表彰。また、青海、成都でそれぞれ環境保護活動に携わってきた1団体と個人1名を、表彰委員会特別表彰としました。

中国での植林活動

中国での植林活動

当社グループは2011年6月より、中国の人びとの樹木と水に対する環境保護意識を高めることを目的に、中国の主力ビジネス媒体である第一財経と協働し『樹が待っている』公益プロジェクトを進めています。その一環として植林活動を行っており、2015年は、4月11、12日に、中国の内モンゴル自治区ホルチン砂漠で、7,500本の植林を行いました。今回の活動の結果、これまでの5年間に植えた植林の本数は、2万6,430本になりました。

文化・芸術・スポーツ振興への取り組み

企業スポーツを通じての社会貢献

旭化成グループの企業スポーツ部(陸上部、柔道部)は、オリンピック競技大会にのべ50名近い社員を代表選手として送り出し、輝かしい成績を残しています。さらに、陸上や柔道に関わる社会貢献活動にも積極的に取り組み、主に練習拠点を置く宮崎県延岡市周辺で陸上トラック長距離走の記録会『ゴールデンゲームズinのべおか』などの陸上・柔道関係のイベント運営に協力したり、子ども向けの陸上・柔道教室を開催するなど、スポーツ振興に貢献しています。
2015年度は、陸上の『ゴールデンゲームズinのべおか』の運営協力のほか、2016年2月21日に延岡市で開催された『天下一!のべおか中学駅伝』で、陸上部の若手選手が宮崎・大分の中学生チームの選手たちに伴走して大会を盛り上げました。また2015年8月1日には延岡市で柔道教室を開催、全日本の井上康生監督や鈴木桂治コーチを来賓としてお迎えし、宮崎県内の高校生以下の子どもたち300名あまりが参加しました。このような社会貢献活動で子どもたちと触れ合う時間は、当社の選手たちにとっても、気持ちを新たにし、地域との交流を深める貴重な機会となっています。

『ゴールデンゲームズinのべおか』
『天下一!のべおか中学駅伝』
柔道教室で挨拶する当社柔道部監督の中村兼三(アトランタ五輪金メダリスト)

地域におけるスポーツ振興

ジュニアバレーボール大会のもよう

旭化成水島製造所(岡山県倉敷市)では、地域のスポーツ振興の取り組みの一つとして、2012年度より毎年、ジュニアバレーボール大会を開催しています。2015年度は、2016年2月20日に、水島製造所大高体育館において、第4回の大会を開催しました。水島製造所の地元の倉敷市内の中学生男子を対象に、7校約120名の生徒の皆さんが集いました。大会のテーマを「スポーツを通じて夢の実現を!」とし、午前中はバレーボール教室、午後はリーグ戦での試合を行い、当社の元バレーボール部の社員が指導しました。また、元全日本バレーボールチームの南克幸氏をゲストに迎え、南氏は、スパイクやレシーブなどに熱のこもった指導を展開。生徒たちは、大きな声と真剣な表情で、練習と試合に取り組んでいました。

『旭化成ひむか文化財団』の活動

『旭化成ひむか文化財団』は、旭化成の発祥の地、宮崎県において、地域の文化振興に資するため1985年に設立されました。以来、宮崎県内において、音楽・芸術・演劇などの文化行事の開催、地域の文化活動の支援、郷土文化への理解醸成のための活動などを行っています。
2015年度は、財団設立30周年を迎え、記念事業として2015年10月11日に「西本智実指揮 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ 延岡公演」を開催しました。また、2016年2月12日「劇団四季 こころの劇場~『むかしむかしゾウがきた』」を開催しました。

西本智実指揮 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ 延岡公演

写真撮影:塩澤秀樹

2015年度 劇団四季 こころの劇場「むかしむかしゾウがきた」

写真撮影:荒井健