社会貢献活動

方針

旭化成グループでは、社会を構成する一員としての責任を果たすべく、以下を社会貢献活動方針に掲げ、活動を展開しています。この方針に基づき、「次世代育成」「環境との共生」「文化・芸術・スポーツ振興」の3つの分野を中心とした支援を通じて、当社の事業に関わる地域やステークホルダーとの共存共栄を図ってまいります。

  1. 1.旭化成グループの経営資源である人財と技術を有効に活用し、旭化成として特色ある活動を展開します。
  2. 2.目的と効果を常に意識し、より価値のある活動を心掛けます。
  3. 3.従業員の参画意識を醸成するとともに、一人ひとりの自主的な活動を支援・促進します。
統一テーマ 次世代育成、環境との共生、文化・芸術・スポーツ振興

マネジメント体制

旭化成グループは、取締役を委員長とする社会貢献委員会を設置しており、必要に応じて委員長が招集する形で年数回開催しており、グループの社会貢献活動に対する取り組みの適切なチェックや見直しを行っています。

社会貢献活動実績

2012年度活動総額1,294百万円、対経常利益率1.36% 2013年度活動総額1,444百万円、対経常利益率1.01% 2014年度活動総額1,299百万円、対経常利益率0.78% 2015年度活動総額1,133百万円、対経常利益率0.70% 2016年度活動総額3,953百万円、対経常利益率2.46%
社会貢献活動関連支出の推移

旭化成グループは、社会貢献委員会を設置し、従業員の積極的な社会貢献活動への参加を支援しています。また、日本経団連の「1%(ワン・パーセント)クラブ」に参加し、毎年、社会貢献活動関連の支出額(換算値を含む)を実績として報告しています。2016年度の総寄付金額(コミュニティ投資額含む)は39億5,300万円でした。

冊子『旭化成グループの社会貢献活動』

「旭化成グループの社会貢献活動」を発行

当社の社会貢献活動全般を網羅し概観していただける冊子「旭化成グループの社会貢献活動」を発行しています。

「旭化成グループの社会貢献活動」の内容はこちらをご覧ください(ダウンロードもできます)。

次世代育成

出前授業(講師派遣事業)などの実施

当社グループは、小・中・高校生の皆さんに科学技術への関心と理解を深めていただくため、従業員が講師を務めて、学校もしくは当社工場内で授業を行い、理科・科学や環境に関する実験学習を行っています。また、職業講話、課題解決学習などのキャリア教育も行い、職場訪問学習も受け入れています。
2017年度はのべ61校、2,058名の児童、生徒の皆さんが受講しました。

神奈川県川崎市
静岡県富士市
静岡県伊豆市
滋賀県守山市
岡山県倉敷市
岡山県倉敷市
宮崎県延岡市
宮崎県延岡市
宮崎県延岡市

科学(化学)をテーマにしたイベントへの協賛・出展

第7回『科学の甲子園』
(埼玉県さいたま市)

当社グループは、科学(化学)をテーマにしたイベントに協力し、科学(化学)の楽しさ・面白さを伝えています。
科学技術振興機構(JST)が2011年度にスタートした『科学の甲子園』に、2017年度も引き続き協賛しました。全国から選ばれた都道府県代表47校の361名の高校生の皆さんが、科学に関する筆記・実技などの競技にチャレンジしました。当社も、協賛企業が授与する企業賞のうち“最も優れたチームワークを発揮した優秀校”をたたえる「旭化成賞」を、福島県代表 県立安積高等学校に授与しました。

日本科学未来館・パートナーシップ企業としての活動

日本科学未来館

当社グループは、2008年度より、東京・お台場の日本科学未来館(館長:毛利衛氏)のパートナーシップ企業として、子どもたちをはじめとする多くのみなさまの科学への興味を共に育んでいます。
これまでに、このパートナーシップ制度を活用し、未来館主催の展示会における展示協力、実験教室開催にあたっての製品協賛等の協力、友の会会員などを対象としたイベントの実施などを行っています。

新聞社が実施する、科学・環境学習関連企画への協賛

当社グループは、新聞社が主催する、子どもたちを対象とした科学・環境学習関連の企画に協賛しています。

日本学生科学賞

日本学生科学賞中央表彰式にて「旭化成賞」を授与する当社社長 小堀秀毅(東京都江東区)

中・高校生の理科教育の充実を目的として、読売新聞社が主催している『日本学生科学賞』に、2017年度も単独協賛し、「旭化成賞」を授与しました。

地球教室

『地球教室』の出前授業のもよう
環境学習のための小学生向けイベントのもよう(東京都中央区)

朝日新聞社が企画・運営する小学生対象の環境学習イベント『地球教室』に、2017年度も協賛しました。希望する全国の約2,400校の小学校等の教育機関に、約21万5千部配布される環境学習テキストへの編集協力や、省エネの取り組みをテーマにした小学校での出前授業の実施、小学生の親子対象の環境イベントへの講師派遣などを行いました。

理工系女性人材“リケジョ”育成への支援活動

実験機器を操作して、分析業務を体験
女性研究員との交流会

当社は、内閣府が展開している理工系女性人材育成のための推進活動「理工チャレンジ」キャンペーンの一環として、理工系を志望する女子高校生を対象としたイベントを実施しました。この「理工チャレンジ」は、女子学生の理工系選択やその分野での活躍を支援するための取り組みとして、内閣府、文部科学省、日本経団連(女性の活躍推進委員会)がタイアップし推進しているもので、当社もこの趣旨に賛同し、初年度より協力しています。
『“リケジョ”のシゴト、知ろう、触れよう』と題し、2017年8月23日に、当社富士支社(静岡県富士市)での研究所見学と研究・技術職の女性従業員との交流イベントを実施、首都圏および富士市近郊の42名の女子高校生および同行を希望された保護者20名が参加しました。
イベントは、「科学・分析のシゴト」と「住まいのシゴト」の2コースに分かれ、それぞれ基盤技術研究所、住宅総合技術研究所を見学しました。女子高校生の皆さんは、高度な研究機器を操作して解析技術を体験したり、住宅1戸分がすっぽり入った大きな研究施設で実証実験を体感したり、といった研究設備を活用したプログラムを体験。さらに、グループミーティングで研究職の女性従業員・管理職と交流しました。
また8月25日に当社東京本社で「“リケジョ”セミナー」を開催、19名の女子高生が参加しました。医薬系の若手女子社員より仕事内容についてのプレゼンテーション、また2グループに分かれて懇談を行いました。

教員の民間企業での研修や工場見学への協力

絶滅のおそれがある「ハリヨ」が住む保全池を見学
製品についての説明

当社グループは、一般財団法人経済広報センターが主催する「教員の民間企業研修」に協力し、教員の方々への研修の機会を設けています。
2017年度は、7月25、26日に、京都市教育委員会から中学校教員の方7名をお迎えし、当社守山製造所(滋賀県)で実施しました。
初日は、当社グループの概要やCSR(企業の社会的責任)への取り組みなどについて講義を行いました。
2日目は、製造所内の工場や研究所を見学、研究や製造現場についての説明を行った後、製造所のCSR推進についての講義を行いました。また、生物多様性への取り組みとして、絶滅のおそれがある淡水魚「ハリヨ」の生息域外保全活動を行っている保全池の見学を行いました。

旭化成奨学生制度

旭化成奨学生制度

旭化成グループは、新分野を開拓し科学技術の向上に寄与する人材を育成するため、奨学生制度を設けています。
大学院修士課程、博士課程ならびに6年制大学に在籍している方を対象に、化学・化学工学・機械・土木・建築・制御・電気・電子・強電・物理・情報・生物・薬学・農学・医学・獣医学などを専攻する方から応募を受け付け、多数のみなさまに奨学金を貸与しています。

環境との共生

「あさひの森」(宮崎県)での植林活動

2018年4月7日、当社は、宮崎県延岡市にある「あさひの森・速日の峰」で、植林活動を行いました。これは、宮崎県が進めている「企業の森林づくり」制度を活用したもので、スギ・ヒノキなどの人工林を広葉樹を主体とした自然林に戻す活動で、7年目を迎えました。当社グループの社員やOB・OG、地域の皆様など総勢約430人が参加し、約1haの敷地に、ヤマザクラ、ケヤキ、カエデ、ヤマグリなど約2,000本を植樹しました。

「びわ湖環境ビジネスメッセ2017」への出展

「びわ湖環境ビジネスメッセ2017」旭化成グループブース

当社グループは、2017年10月18~20日の3日間、滋賀県長浜市で開催された「びわ湖環境ビジネスメッセ2017」(主催:滋賀県経済産業協会、滋賀県ほか)に出展しました。この展示会には、環境対応に関心をもつビジネスパーソンなどが多数来場しました。
「旭化成グループの環境ソリューション」というテーマのもと、油漏れ検知器の「エポラーム」や音声認識システムによって業務の作業効率化を向上させる提供ソリューションである「TENKENMAN-V」、異物除去フィルター「ユーテックMF」等の製品・システム技術の展示を行い、来場者の注目を集めました。また、守山製造所は生物多様性保全活動「トンボ79大作戦!」の取り組みを通して、当社グループビジョンの1つである「環境との共生」に対する貢献活動を紹介しました。

富士支社内の環境再生ゾーン「あさひ・いのちの森」が
『SEGES:2017そだてる緑』部門Excellent Stage2認定を取得

旭化成・旭化成ホームズが2007年より管理・運営を行っている「あさひ・いのちの森」が、公益財団法人都市緑化機構が主催する『SEGES(シージェス)(社会・環境貢献緑地評価システム):そだてる緑』部門におけるStage2認定を取得しました。
「あさひ・いのちの森」は、静岡県内有数の工業地帯の中心に位置する、旭化成(株)富士支社の旧工場跡地に、富士市沿岸部原風景の再生を目指して2007年に開始した環境再生ゾーンです。入念な事前調査を経て、工場跡地の完全な更地から設計した造成地に、従業員・地域有志2,000人余による2万本の植樹をもってスタートしました。以降、専門家と共に綿密な緑地維持・管理計画を着実かつ継続的に実施することで、富士市固有の希少植物を含む多様な動植物の定着に成功しました。また、活動開始当初から当緑地を活用し、学童による森の見学会や地域住民向けのホタル観賞会実施を通し、本取り組みの周知に努めてきました。こうした一連の取り組みが評価され、今回の認定取得に至りました。

文化・芸術・スポーツ振興

企業スポーツを通じての社会貢献

当社グループの企業スポーツ部(陸上部、柔道部)は、オリンピック競技大会にのべ50名近い社員を代表選手として送り出し、輝かしい成績を残しています。さらに、陸上や柔道に関わる社会貢献活動にも積極的に取り組み、主に練習拠点を置く宮崎県延岡市周辺で陸上トラック長距離走の記録会『ゴールデンゲームズinのべおか』などの陸上・柔道関係のイベント運営に協力したり、子ども向けの陸上・柔道教室を開催するなど、スポーツ振興に貢献しています。
2017年度は、陸上の『ゴールデンゲームズinのべおか』の運営協力を行いました。また2018年2月27・28日にはドイツ・デュッセルドルフ市で、海外では初となる柔道教室「Asahi Kasei Judo Workshop」を開催し、柔道部の4名が講師を務め、現地の小学生ら約140名が参加しました。このような社会貢献活動で子どもたちと触れ合う時間は、当社の選手たちにとっても、気持ちを新たにし、地域との交流を深める貴重な機会となっています。

『ゴールデンゲームズinのべおか』
柔道教室「Asahi Kasei Judo Workshop」のもよう

『(公財)旭化成ひむか文化財団』の活動

『旭化成ひむか文化財団』は、旭化成の発祥の地、宮崎県において、地域の文化振興に資するため1985年に設立されました。以来、宮崎県内において、音楽・芸術・演劇などの文化行事の開催、地域の文化活動の支援、郷土文化への理解醸成のための活動などを行っています。
2017年度の主催事業として、紫綬褒章を受章した小山実稚恵さんによるピアノリサイタルの公演を、2018年3月24日に開催しました。
また、協賛事業として、芸術鑑賞会バスツアーを企画し、「宮崎国際音楽祭」のスペシャルプログラム「ポップス・オーケストラinみやざき」(旭化成グループおよび当財団が提供)と、「チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ」(指揮ウラディーミル・フェドセーエフ、ヴァイオリン三浦文彰)の公演を鑑賞しました。
劇団四季ミュージカル「こころの劇場」では、演目「嵐の中の子どもたち」を2018年2月19日に開催し、宮崎県北地域の小学5年生の児童と引率者1,613人を無料招待しました。
共催事業では、県北の特別支援学校の子どもたちに音楽や絵本の世界を楽しんでもらう「にじいろ音楽会」を支援しています。子どもたちは、松浦真由美さんのピアノ演奏や池田知聡さん(声優)の語りなどを聞きながら、大きな歌声と笑顔いっぱいになりました。

小山実稚恵「ピアノリサイタル」

提供 夕刊デイリー新聞社

第22回 国際音楽祭 スペシャルコンサートシリーズ「ポップス・オーケストラinみやざき」指揮:宮川彬良

©Mikako Ishiguro

劇団四季ミュージカル~こころの劇場~「嵐の中の子どもたち」

撮影:山之上雅信

被災地支援・その他の活動

災害被災地支援

当社は、「平成30年7月豪雨」で被災された方々と被災地を支援するために、義援金として日本赤十字社を通じ1,000万円、岡山県に1,000万円、岡山県倉敷市に1,000万円計3,000万円を寄付しました。ならびに、「サランラップ」をお届けしました。

献血活動の推進

本社での献血会のもよう

当社グループは、グループ理念である「人びとの”いのち“と”くらし”に貢献する」ために、身近でできる社会貢献活動として、日本赤十字社に協力し、全国で献血活動を行っています。2017年度は、全国16カ所の事業所・工場で、30回の献血会を行いました。
本社(東京都千代田区)での献血活動は、献血量が少なくなる冬の2~3月に実施するようにしています。身近でできる社会貢献活動として、より多くの従業員の協力を得て、献血に協力していきたいと考えています。

グローバルな観点での社会貢献

グローバル拠点における取り組み

当社グループのアメリカ・ヨーロッパ・中国・韓国・東南アジアなどにある事務所や製造拠点は、それぞれの地域の事情に配慮しながら、環境美化・清掃、福祉・教育支援、地域団体・学校への寄付などの活動を行っています。なお、当社の事業戦略上、重要拠点である欧州地域においては、産学連携強化(独アーヘン工科大学等)を積極的に行い、進出地域との共存共栄を図っています。また、2016年に旭化成ヨーロッパ、2017年に欧州R&Dセンターを設立し、現地の優秀な人材を採用しています。