事業と社会貢献のConnect~コネクト~を目指して
住宅領域

少子高齢化、住居スタイルの多様化など、社会やくらしの変化に対応し、一人でも多くのお客様に一日でも早く、快適な生活をお届けする

『マンション再生』

~「マンション老朽化」という社会課題の解決のために、
住民と真摯に、誠実に向き合う姿勢を貫く~

高齢の女性たちが数人、新築のマンション1階のサロンで楽しげに談笑している。ブックサローネ(住民のための図書室)で本を読む男性、中庭にはシンボルツリーが枝を広げ、ゆったりとした時間が流れていく―。
ここは、世田谷区池尻の「アトラス池尻レジデンス」。旭化成不動産レジデンス(株)がここにあった池尻団地の建替えに携わり、2014年に新築マンションとして生まれ変わった。池尻団地時代は、店舗・事務所と住宅の併用型で、交通至便な場所にあるものの、老朽化して耐震性に不安があったことから、1993年頃から建替えの検討が始まったものの、店舗等と住宅が混在するマンションであったため、区分所有者間の対立があったことや権利関係の複雑さ(借地権と所有権が混在)から具体化に至らず、老朽化が進んでいる状況であった。

今、日本の大きな社会問題となっている、マンションの老朽化。1970年代以降に分譲マンションや団地等の公営住宅の供給が本格的に始まり、都市部ではマンション居住が一般化してきた。現在、マンションのストック数は600万戸を超え、人口の1割を超える1,400万人がマンションに居住している。その一方で、旧耐震マンションも100万戸を超え、初期に供給されたマンションを中心に、建物の管理不全が原因で必要以上に老朽化が進行しているマンションも少なくない状況である。マンション戸数が増え続けるなかで、築年数を経て老朽化したマンションの存在は、地域の安全性確保の面でも問題となっている。住民は高齢化し、建替えに必要な資金や、自分自身の健康にも不安を抱えていることが多い。このような老朽化の進行やバリアフリーへの未対応、耐震性能の不足などの問題に対して、マンション再生のための対策が叫ばれてきた。法制面でも、「建物の区分所有等に関する法律(区分所有法)」の改正や、「マンションの建替え等の円滑化に関する法律(マンション建替法)」の制定など、法制面での整備は進んできているものの、マンション再生は期待されたほど進んでいない。

旭化成不動産レジデンス(株)(当時は、旭化成(株)住宅事業部が担当)が、マンション建替え事業に進出したのは、約15年前。社会課題として当時すでに意識されつつあったが、“時間を要し、手間がかかり、その割に利益が上がらない”事業として、多くのデベロッパーが敬遠していたのも事実だった。旭化成不動産レジデンス(株)は、マンション建替えに誠実に取り組み、事業を通じて蓄積されてきた深い知見や多くのノウハウをベースに、「マンション建替え研究所」を設立した。そして、一般には“難しい”とされてきた数々の建替え物件を成功させてきた。
都市部でのよりよいくらしを目指す私たちの前に、大きな課題として横たわる「マンション再生」。旭化成不動産レジデンス(株)は、その取り組みの先駆者として、より一層の努力で、今後もこの課題に取り組んで、道を切り拓こうとしている。

「マンション建替え研究所」。この、少し聞きなれない名前の研究所が果たしている役割とは?

長くマンション建替えに携わってきた、マンション建替え研究所の大木祐悟は語る。「マンション建替えは、建物に対するさまざまな“思い”をお持ちの居住者の方々の一人ひとりに寄り添ってこそ、実現できるもの。区分所有者である居住者の皆さまの事情をくみとる細やかな対応と、住宅事業に長く携わってきた私たちのプロとしての知識と経験を活かし、よりよい住まいを、居住者の方々とともにつくりあげる。さらに、老朽化した建物の建替えは、地域の安全や活性化にもつながり、社会的な価値を生み出すのです。」

旭化成不動産レジデンス(株)による団地の再生の例

  • 同潤会江戸川アパートメント建替え事業(東京都新宿区)
    アトラス江戸川アパートメント
    ⇒ 30年来の建替え事業の実現に尽力
  • 諏訪町住宅建替え事業(東京都新宿区)
    アトラス諏訪町レジデンス
    ⇒ 全国初のマンション建替え円滑化法による組合施工マンション
  • 国領住宅建替え事業(東京都調布市)
    アトラス国領
    ⇒ 分譲住宅では全国初の、都市計画法の一団地の住宅施設の廃止
  • 池尻団地建替え事業(東京都世田谷区)
    アトラス池尻レジデンス
    ⇒ 所有権と借地権が混在した団地の建替え
  • 調布富士見町住宅建替え事業(東京都調布市)
    アトラス調布
    ⇒ 都市計画法の一団地の住宅施設の廃止と、道路付け替えを伴う建替え