ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会)

2019年1月1日/群馬県

3連覇!24度目の優勝! ご声援ありがとうございました。

ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会)

前橋市の群馬県庁を発着点とする7区間100kmのコースに各地区の予選を通過した37チームが出場して行われ、昨年優勝の旭化成は、今回も栄光のゴールドナンバーカード1番。

1区12.3kmは村山紘太が担当しました。1万m日本記録保持者の村山紘太が集団の中でレースを進めたためか、それを意識した他のチームのスピードランナーも自重して1km3分を越えるゆったりとした展開となり大集団で後半まで進みました。10km過ぎに村山紘太が一度仕掛けるものの直ぐに後ろに下がりました。終盤の激しい先頭争いを制したのは中村信一郎選手(九電工)で村山紘太は5秒差の6位でキプヤティチにタスキを託しました。

インターナショナル区間2区は8.3km。昨年、トップに立ち快走したキプヤティチですが、今回は右アキレス腱にやや不安を抱えていたため思い通りの走りができませんでした。それでも周りに惑わされることなく自分の走りを続け、優勝候補の一角トヨタ自動車には4秒の差をつけて8位で中継しました。

3区13.6kmは鎧坂哲哉。2014年2015年とこの区間で区間賞を獲得しているゲンの良い区間。
先頭に立った愛三工業とは42秒差でタスキを受け取るとハイスピードで追いかけました。
5kmでは先頭争いが、愛三工業、トヨタ紡織、SUBARU、富士通、九電工の5チームの集団。
鎧坂はその差を7秒ほどにし、7km過ぎにはついに集団に追いつき先頭に立ちました。松枝博輝選手(富士通)が9km付近から遅れはじめ、残り1kmからは牧良輔選手(SUBARU)との争いとなりました。地元の大声援を味方にした牧選手が3秒先に中継しましたが、鎧坂はこの区間3回目の区間賞を獲得しました。

最長区間の4区22.4kmは市田孝。4㎞過ぎにSUBARUを振り切り先頭に立ちました。しかし、脚に不安を持ちいつもの走りとは違いペースは上がらず、11kmでは井上大仁選手(MHPS)に先頭を譲り、井上選手のぺースについた中村匠吾選手(富士通)にもかわされ3位に後退。その後も苦しい走りが続き一時SUBARU、マツダにも並ばれましたが、意地と粘りの走りで中継所では先頭MHPSに43秒差の3位でタスキをつなぎました。

5区15.8kmは村山謙太。3km手前では2位に順位を上げましたが、定方俊樹選手(MHPS)も先頭を走っているためか良いリズムの走りを続け、一時30秒を切った差が逆に開きはじめ5kmでは富士通、SUBARUと2位グループとなり、さらに服部勇馬選手(トヨタ自動車)に追いつかれてしまいました。13km付近からは服部選手と共に抜け出し、MHPSを追いかけました。中継手前まで続いた激しい2位争いを制し1秒先着。トップMHPSとは34秒差となりました。

6区12.1kmは今年も市田宏が受け持ちました。市田宏と窪田忍選手(トヨタ自動車)に8秒後ろから追いついた横手健選手(富士通)も加わり2位グループを形成しましたが、3km付近で窪田選手が抜け出し先頭の木滑良選手(MHPS)を追いかけ始めましたが、市田宏はそれにはつかず富士通の後ろでペースを維持。このコースを知り尽くした市田宏とはいえ、やや不安に思った方も多いと思いますが、序盤一気に追いついた横手選手と途中ペースアップした窪田選手が疲れた9kmでついに二人をかわし11km付近で先頭MHPSをとらえました。しかし、初優勝に燃える木滑選手も譲らず残り1kmは息の詰まるような激しいデットヒートを繰り広げ、市田宏が2秒先着しアンカー大六野秀畝に3連覇のタスキを託しました。

7区は15.5km。1万m日本選手権チャンピオンでこの種目シーズン負け知らずの大六野とはベスト記録で1分10秒ほど差のある岩田勇治選手(MHPS)との力の差は歴然としており、すぐに先頭を独走かと思われましたが、初優勝にかけるチームの思いを繋いだタスキが岩田選手に力を与えたのか大六野の後ろにピタリとついて離れませんでした。9km過ぎに勝負に徹しようと決めた大六野が後ろに下がり勝機を窺っていました。14km付近で一度しかけましたが、岩田選手の粘りにあい、そのまま並走。群馬県庁前のゴール手前100mで満を持したラストスパートをかけて3連覇のゴールテープを切りました。

平成最初と最後の優勝と報道されていますが、平成2年の34回大会から6連覇、40回大会は鐘紡に1秒負け2位。41回大会から3連覇を達成して、今回の3連覇で平成30回で12回の優勝を遂げました。(33回大会は平成元年でなく昭和64年でした)

ニューイヤー駅伝 in ぐんま(第63回全日本実業団対抗駅伝競走大会)

旭化成 1位 4時間51分27秒
距離 選手名 記録 区間順位
1 12.3km 村山 紘太 36分02秒 区間6位
2 8.3km アブラハム キャプシス キプヤティチ 22分48秒 区間10位
3 13.6km 鎧坂 哲哉 38分04秒 区間1位
4 22.4km 市田 孝 1時間06分18秒 区間16位
5 15.8km 村山 謙太 46分13秒 区間2位
6 12.1km 市田 宏 36分14秒 区間1位
7 15.5km 大六野 秀畝 45分48秒 区間2位

監督のコメント

<西政幸監督のコメント>

西 政幸

チーム目標の3連覇を達成することができました。
今回は、1区から先頭がめまぐるしく変わる展開の中、選手たちはプレッシャーを力に変え、一人一人が各区間で役割を果たす走りをしてくれました。
特に、3区の鎧坂哲哉、6区の市田宏がMVPの走りで、優勝を手繰りせる活躍をしてくれ、最後は大六野秀畝が勝負強さを発揮し、歴史に残る名勝負を制しました。
今回の優勝は声援送っていただきました皆さんの応援の力とチーム一丸の勝利です。
これからはこの勢いを個人のレースに生かし良い結果に結びつけるよう頑張ります。

選手のコメント

<1区村山紘太選手のコメント>

村山紘太

3連覇したうれしさと感情のコントロールができず区間賞を逃した悔しさの2つの想いがあります。
関係者の皆さん応援ありがとうございました。

<2区アブラハム キャプシス キプヤティチ選手のコメント>

Abraham Kapsis Kipyatich

ナンバー1になってとてもうれしいです。旭化成に貢献できて幸せです。
皆さまのサポートに感謝します。
応援ありがとうございます。

<3区鎧坂哲哉選手のコメント>

鎧坂哲哉

3連覇できとてもうれしく思います。その3連覇に区間賞という形で貢献でき良かったと思います。
新年の早朝から現地、テレビで応援していただき、ありがとうございます。

<4区市田孝選手のコメント>

市田孝

個人的には悔しい走りになってしまいましたが、チームの仲間に助けてもらい、現地やテレビで応援してくださった方々のおかげで優勝できて本当にうれしいです。
熱い声援本当にありがとうございました。

<5区村山謙太選手のコメント>

村山謙太

今年も5区を走らせてもらいました。
自分の所で良い流れを作りたいと思ってきましたが、区間2位と区間賞が取れませんでした。
無駄なスパートと思われていると思いますが、前でタスキを渡したい気持ちで走っていました。
来年こそは借りを返せるように頑張ります。本当にありがとうございました。

<6区市田宏選手のコメント>

市田宏

皆さんの応援が僕たちの走る力に変わり、3連覇を達成することができました。
個人としても区間賞を取れたことはみんなが繋いできてくれた流れのおかげです。
これからも勝ち続けていけるように新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いいたします。

<7区大六野秀畝選手のコメント>

大六野秀畝

朝早くから現地、テレビで応援ありがとうございました。
チーム一丸となって3連覇できとてもうれしく思います。
今年は個人としても勝負の年なのでしっかり結果を残せるように頑張りたいと思います。

旭化成 柔道部