低パーティクル性
動画で確認できます
- 低脱落繊維私たちはパーティクルを次のように分類しています。
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パーティクル
- 脱落繊維目視できる100μm以上の繊維の脱落物
- ミクロパーティクル目視できずパーティクルカウンターで測定される微粒子(0.1μm以上)
他社品との脱落繊維比較
ワイパーを300mlの純水に浸漬し、15分間超音波処理後、濾紙にて濾過された脱落繊維を測定
評価方法: 旭化成法各試験方法での脱落繊維性能比較
一般的なセルロース不織布ワイパーは短繊維で構成されています。ワイピングによるストレスや、液体に浸漬させることによって、容易にその繊維が脱落します。ベンコット®は、連続長繊維で構成されているので、脱落繊維を低減することができます。
試験 1ウエット振とう法
ワイパーを300mlの純水に浸漬し、15分間超音波処理後、濾紙にて濾過された脱落繊維の写真
評価方法: 旭化成法試験 2拭取り後の毛羽評価
一定荷量・速度でシリコンボードで拭取り、拭取り後のワイパー表面の毛羽立ちを比較
(荷量:22.2g/、引張速度:1.0m/min1、引張距離:40cm)評価方法:旭化成法- ベンコット®
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一定可量・速度で拭き取り
表面の毛羽立ち、単糸損傷はほとんど起こっていない
- ニットワイパー
(ポリエステル) -
一定可量・速度で拭き取り
摩擦により編み構造が崩れ毛羽立ちと単糸損傷が見られる
- 短繊維不織布ワイパー
(レーヨン+ポリエステル) -
一定可量・速度で拭き取り
摩擦により多くの毛羽立ちが発生、単糸が切断し損傷している
試験 3セロハンテープ剥離法
ワイパーの表面にテープを貼り付け、それを剥ぎ取った際にテープに付着する繊維の付着量を比較
評価方法: 旭化成法
- 低ミクロパーティクル
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ミクロパーティクル
- ドライミクロパーティクル気中に発生する粒子(0.3μm以上)
- ウェットミクロパーティクル気中に発生する粒子(0.1μm以上)
他社品とのミクロパーティクル比較
評価方法: IES-RP-CCOO4.2 section 5.2 (Bixal shake test)
ウェットミクロパーティクル
ドライミクロパーティクルとウエットミクロパーティクルの解析
ドライミクロパーティクルはウエットミクロパーティクルのごく一部です。
ウエットミクロパーティクルの構成成分
有機物も含まれるが、約半分以上がAI、Si系無機物等
ドライミクロパーティクルの構成成分
ワイパー本体からの有機物(セルロース、ポリエステル)等
ドライミクロパーティクル評価の問題点
ドライミクロパーティクルの評価は市販のタンブラー(写真)、パーティクルカウンタなどの測定機器を用いれば比較的容易に測定できますが、多くの問題点があります。
ポリエステル等
合成繊維は帯電しやすいパーティクルはワイパーに付着
柔軟なワイパーは
衝撃を吸収ワイパーへのストレス小
ドライミクロパーティクルは
実発生量の一部のみを評価タンブラー装置
ワイパーをSUS筒内で回転させ空気中に発生したパーティクル量を測定
ウエットミクロパーティクルの重要性
実際の使用環境は溶剤を含浸あるいは液体を拭取るのが一般的(=ウエット状態)
ウエット時のパーティクル評価が重要