再生可能エネルギーの利用によるCO2排出量の低減や、独自のクローズドループシステムを導入。
環境に配慮したトレーサブルな生産技術体制を確立しています。
ベンベルグ®はコットンリンターを原料とした再生セルロース繊維です。製造工程に使用される化学物質を厳格に管理しており、グループ創業当初から銅とアンモニアを回収、再利用する独自のクローズドループシステムを導入し、改良改善を積み重ねています。
創業以来自家所有の水力発電所からの送電で事業活動をしており、現在は合計9基所有しています。
発電機を高効率化することで、年間約1.1万トンのCO2排出量削減を実現し、さらなる環境負荷の低減を目指します。
旭化成の水力発電設備:9基(最古1925年~)
写真:旭化成 五ヶ瀬川発電所
再生可能エネルギーの使用比率を高めるため、2012年からバイオマス発電を開始。
2022年3月からは、第3石炭火力発電所を天然ガス(LNG)火力発電所へ更新し、運用を開始しています。
ベンベルグ®の原料であるコットンリンターは、もともと地表に存在する二酸化炭素を利用して育ったコットンから採れる綿実油の副産物です。
ベンベルグ®は微生物によって水と二酸化炭素に分解され、この二酸化炭素は再びコットンの光合成に利用されます。このようにベンベルグ®は、自然界でのサーキュラリティを持ち、環境負荷軽減に貢献する環境配慮型素材です。
ベンベルグの一例