HOME > 旭化成 繊維グローバル産学連携プロジェクト > 産地の学校<ベンベルグ>ラボ > ベンベルグ®ラボ第2期
繊維・アパレル産業に携わる人材の発掘と育成、産地が抱える課題の明確化やプロジェクト支援など、繊維産業の活性化に向けて様々な取り組みを行なっている「産地の学校」。旭化成は、主宰を務める株式会社 糸編・代表の宮浦晋哉さんの活動に感銘を受け、2017年に産地の学校と共同で産学連携プロジェクト<ベンベルグ>ラボを立ち上げました。
約一ヶ月にわたって日本有数の織物産地(延岡・富士吉田・尾州・桐生・北陸)に遠征し、工場視察を行ってきた<ベンベルグ>ラボ2期生。第9講はこれまでに訪れた各産地の情報共有と、最終講義で行う個人プレゼンテーションの準備がテーマとなります。ラボメンバーは産地ごとグループに分かれ、視察を通して学んだ個々の知識や経験を発表してもらいました。
講義冒頭は発表用資料を作成。各自ノートや写真を見返して、視察で得た情報を思い出しながら話し合いを重ね、自由に発表内容を決めていきます。
独自に精査した情報をさらにブラッシュアップする人、お互いの記憶を頼りに学びのピースを組み合わせる人たちなど、まとめ方も様々です。視察中に慌てて書きなぐった自身のメモがどうしても読み取れず、うなだれるメンバーの姿もありました。
本番では訪れた産地順に発表を行いました。少ない準備時間にも関わらず多くの報告があり、各グループよくまとめられていました。報告の概要はこちら。
質疑応答では、視察に参加できなかったメンバーから多くの疑問や質問が寄せられ、産地の学校事務局、当社関係者がフォローする形で学びの共有を行いました。
ひとつひとつお互いの情報を持ち寄ることで、また新たな疑問が生まれ知識欲が刺激される。そんな好奇心の連鎖を強く感じた今回。久しぶりの座学でしたが、学び合うメンバーの姿に改めて<ベンベルグ>ラボの真価を見た第9講となりました。次回の最終講義(プレゼンテーション)で、この報告会がどう生かされるのか、今から楽しみです。
各産地の特徴をシェアすることで理解をさらに深めることができました。短い時間のなかで情報をまとめ発表するので、視察で得た一番大切な学びとは何かを改めて整理して考えることができました。(山木さん/専門学校生)
※ベンベルグ®は旭化成の再生セルロース繊維・キュプラのブランドです。