しなやかで、すべりがいいということは? 仕立てにコツあり!
表地にぴったりの裏地をセレクトしたら、いよいよ服作りスタート!
まず地直しを必ずしましょう
横地の目にそってアイロンをかけます。温度は140〜160度の中温が最適。布端がつれている場合は、耳に斜めに浅くハサミを入れてから、アイロンを。布全体が歪んでいる場合は、曲がっている方向と反対に布をひっぱります。
印つけの前に、すべりどめのためにシーチングをしいてから裁断
まず、裁断台に木綿(シーチング)をしいた上に、裏地をのせます。型紙をおいておもりをおき、ピンを多めにうって、チョークで印つけ。便利な縫い代つきパターンを使う場合は、ヘラで布を痛めないように注意してチャコペーパーと丸歯ルレットをつかってもいいでしょう。また、型紙に縫い代分量を記入しておき、洋裁用ローリングカッターのメジャーで縫い代をつけながら裁断する方法もあります。
きれいに縫うこつは?
地縫いのミシン針は、9番までの細い針で、糸は80〜100番までの細い番手のポリエステル糸がおすすめ。縫い代には細かくピンをうちます。ミシンは、ハトロン紙をしいて、紙と一緒に布をしっかりおさえて一気に縫います。ハトロン紙はドライアイロンで水分を飛ばしておくと、ミシン後、とてもはずしやすく、ミシン目に紙の繊維が残らずきれいです。
地縫いをしたら、アイロンかけ、温度は中温で
<ベンベルグ>裏地は耐熱性に優れています。地縫いの仕上げアイロンの美しさはもちろん、作業中にできたシワもアイロンでさっと消えます。また、デリケートな表地に合わせたアイロン条件でも、<ベンベルグ>なら、縫い目すっきり、折り目ぴったりシャープな仕上がりです。