ヨーロッパには、百年を超えても
家族が暮らし続ける住宅が当たり前にある。
けれど日本はまだ、
家については長寿国ではない。
ヘーベルハウスは、
スウェーデンをはじめとした
欧州にルーツを持ち、
数十年ではなく
数世紀単位で建てられるという。
それが事実であるかどうか確かめるため、
築五十年を経過した家たちを、
家族を通して見つめてみた。
すべての家に共通していたのは、
どれも
「未来に向いて建っている」
ということだった。