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魅力を感じるコンセプト1位「防災賃貸住宅」

入居者トレンド

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2023年3月 9日

魅力を感じるコンセプト1位「防災賃貸住宅」

これまで賃貸住宅においては、防災を意識する入居者は少ないとされてきました。しかし、度重なる自然災害や停電のニュースに入居者意識が、急激に変化しているようです。SUUMOリサーチセンターによる「2021年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」によると、魅力を感じるコンセプト賃貸住宅の1位は「防災賃貸住宅」でした。賃貸住宅の防災力とはどのようなものか、考えてみたいと思います。

1位「防災賃貸住宅」、2位「デザイナーズ賃貸住宅」、3位「子育て世帯向け」

世界のあちらこちらで大地震や異常気象のニュースが流れると、日本も決して人ごとではないと防災への意識が高まります。実際、この数年夏になると毎年のように水害や停電のニュースが流れ、年々人々の防災意識は高まっています。その意識は、賃貸住宅のニーズにも現れています。

SUUMOリサーチセンターによる「2021年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」によると、「魅力を感じるコンセプト賃貸住宅」の1位は防災賃貸住宅(36.3%)でした。数年前までは、考えられなかったことです。2位の「デザイナーズ賃貸住宅」(29%)、3位の「子育て世帯向け」(22.4%)と比べても差をつけています。特に二人世帯や女性入居者にニーズが高いことが分かりました。
具体的には「備蓄倉庫・蓄電池などの災害対応力の充実など」とあり、まだそこまで対応した物件は少ないと思われますが、今後賃貸住宅の防災力はスタンダードなニーズとなっていくことが予想されます。

■魅力を感じるコンセプト賃貸住宅

魅力を感じるコンセプト賃貸住宅の1位は「防災賃貸住宅」。今後、賃貸住宅の「防災力」はスタンダードなニーズとして注目される。

入居者の暮らしを守り、事業が継続できること

あらためて、賃貸住宅の防災力について考えてみたいと思います。
まず大切なことは、「入居者の命を守り、暮らしを守ること」です。当たり前のことですが、大震災や火災などの二次災害に対抗できる強靱な建物であることはいうまでもありません。災害時、耐震・耐火性能の高い建物については「在宅避難」が優先されます。仮にライフラインなどの復旧が遅れ、避難生活が長期化したとしても、自宅で生活できれば、ストレスが少なく生活できるでしょう。

そして、賃貸経営にとっては、早く修復できることがその後の経営に大きく影響します。例えば、火災に見舞われたとき、一般的な耐火基準では壁内の配管・配線や柱が損傷する恐れがありますが、ヘーベルメゾンの耐火基準では、「ALCコンクリート・ヘーベル」が外壁の内側に火を近づけず、配管・配線ゾーンを守ります。
詳細はヘーベルメゾンの防災力をご覧ください。

「経営の維持・継続」は同時に「入居者の早期生活復旧」にもつながります。災害が発生しても、入居者の暮らしを守り、賃貸経営が継続できること。それが、賃貸住宅に求められている防災力なのです。

ヘーベルメゾンの入居者は以前から防災への意識が強く、2018年の調査でも部屋選びの際には「災害に対する強さ」が決定要因になったと77.8%の人が答えています。

■賃貸住宅に求められる防災力 ■「災害に対する強さ」がお部屋を決める上で決定要因の一つになりましたか?

賃貸住宅に必要な防災力とは、災害が発生しても「入居者の暮らしを守り、賃貸経営が継続できること」。

防災力と環境共生を実現する「Eco レジグリッド」

魅力を感じるコンセプト賃貸住宅の1位は「防災賃貸住宅」で、具体的には「備蓄倉庫・蓄電池などの災害対応力の充実など」とありました。
蓄電池については災害時に発生する停電への対応策として必要なものです。

現在、環境貢献が社会的なテーマとなり、集合住宅においても高断熱・省エネ・創エネによって、1年間で消費する住宅の一次エネルギー量が正味(ネット)で概ねゼロ以下を目指す住宅ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の集合住宅版ZEH-M(ゼッチ・マンション)の普及も進んでいます。
このZEH-Mを活用し、環境貢献と停電時対応のできる防災力を高めたのがヘーベルメゾンの「Ecoレジグリッド」です。
「Ecoレジグリッド」は、新築のZEH-M対応ヘーベルメゾンの屋根を旭化成ホームズがオーナー様から30年間賃借して、太陽光発電パネル等を設置し、売電の運営を行うものです。旭化成ホームズが、太陽光設備等の設置費用とメンテナンス費用を負担します。
「Ecoレジグリッド」は蓄電池を備えているので、災害等による停電時でも昼夜を問わず、住戸内でのWi-Fiが利用でき、共用部に設けられた非常用コンセントからスマートフォンの充電やお湯を沸かすことができます。また、エントランスの照明、オートロック機能も作動し、防犯性も保てます。入居者には防災力の大きなアピールができるでしょう。

このZEH-Mを活用した「Ecoレジグリッド」は、賃貸住宅の防災力ニーズの高まりや環境貢献ニーズからも、今後のスタンダードとなり得る賃貸住宅の一つだと思われます。

■各戸につながる太陽光発電のしくみ

「Ecoレジグリッド」は蓄電池により、災害時等の停電にも対応できる防災力の高い賃貸住宅を実現。今後のスタンダードになり得る賃貸住宅の一つ。

「Eco レジグリッド」とコミュニティ賃貸住宅

賃貸住宅の防災力を高めるには、入居者同士の「共助」も重要です。阪神・淡路大震災では、地域のコミュニティによる共助が大きく機能しました。しかし、一般の賃貸住宅ではコミュニティが形成しにくいのが現状です。

一方、コミュニティ賃貸住宅として人気の高い、ヘーベルメゾンのペット共生型賃貸住宅「+わん+にゃん」は、コミュニティがあり災害時の「共助」も可能であることが、入居者の安心感を高めています。
さらに蓄電池により災害時等の停電にも対応できる「Ecoレジグリッド」であれば、希少性の高い賃貸住宅となります。

災害時、ペットのいる方は避難所に行きづらく、停電時の対応ができるシステムへのニーズが高いことがアンケート調査で分かりました。
ペット共生型賃貸住宅の入居者に、「停電時も最低限の電気が使えるシステム」について、「お金を払っても欲しいと思う割合」を聞いたところ、猫飼育者で59.4%、犬飼育者で47.5%の方が、「お金を払っても欲しい」と答えました。
またペット飼育者は、外出中でも夏場や冬場は部屋にペットがいるため、エアコンをつけている方が多く、太陽光発電への関心も高いことが分かっています。
コミュニティ賃貸住宅は「ZEH-M」や「Ecoレジグリッド」との組み合わせで、防災力をさらに高めることができるでしょう。

■「停電時も最低限の電気が使えるシステム」について、お金を払っても欲しいと思う割合

ペット共生型賃貸などのコミュニティ賃貸では、停電時の対応が求められ「Ecoレジグリッド」の機能が防災ニーズを満たす。

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