『 筋交い(すじかい)のお話 』

2018/10/25

皆様こんにちは。

秋の訪れを告げる『キンモクセイ』の香りがしたかと思えば、
最近、朝の気温の冷えこみが、厳しくなってきました。

あっという間に冬を感じるようになりました。
冬支度、急ピッチで進めなくてはいけませんね。

皆さん、風邪をひかないようにしてくださいね。

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本日は、建物の構造のお話です。

皆さん、『筋交い((すじかい)』 または、『ブレース』 とも言いますが、
何のことか、ご存じですか?

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木造住宅で見かける 上図の斜め(濃い色)の部分のことです。
この筋交い(ブレース)は、耐震性能を高める部材です。

この筋交い(ブレース)の量は、どのように決めているかというと、
建築基準法によって定められた『壁量計算』によって算出します。
必ず、必要な壁の量を、各階でバランスよく配置する必要があります。

南側の外壁に大きな窓を確保したいと思っても取れなかったり、
筋交いが邪魔で、大空間が取れないなど、
筋交い(ブレース)の位置には、苦慮すると聞いたことがあります。


鉄骨造であるヘーベルメゾン(ハウス)では、
2階建ての建物に、『筋交い(ブレース)』を設置しています。

旭化成では、これを 『制震フレーム』と呼んでいます。

181025-3.jpg上図の真ん中の写真のように、1つの『制震フレーム』に、上部と下部の2箇所に
鋼材をクロスさせて、その中心には、『制震デバイス』(写真 右)という、
地震時の揺れを低減する『制震装置』を設置してます。

上図の左の写真のように、建物内のすべての『筋交い』に制震装置付きの『制震フレーム』を標準採用しています。

この制震装置の特徴は? ということですが、

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上図のイメージ図のように、制震フレームは、左右どちらの揺れに対しても、
すべての鋼材が機能するため、一般的な『筋交い』に比べると
約半分の大きさで、同じ強度が確保できます。

つまり、それは構造強度を低減することなく 『筋交い』の量を減らすことができます。

181025-5.jpg
広い空間が、確保されていると思います。
外部は、『筋交い』のない部分には、窓を設置することができます。
内部は、『柱』や『筋交い』がないので、自由に間仕切りの壁を計画することができ、
将来の間取りの変更も楽にすることができます。


実は、旭化成が、制震装置付きの 『制震フレーム』を標準採用している理由が、ここにあります。

『高い耐震性能』、『間取りの自由度』、『将来への間取りの可変性』

地震の多い日本、長く住み続ける この2つにを両立するためには、必要な要素ですね!!


基本性能(ハード)が高い建物は、長く資産を維持することに役立ちます。
敷地や周辺環境に合わせた付加価値提案(ソフト)は、入居者様に長くお住まい頂くことに繋がります。

今後も建物、企画、共にベストな提案ができるように努力していきます。

また、お土地のご活用やご相談がございましたら、
ぜひ、お気軽に『へーべルプラザ湘南』までご連絡ください。

フリーコール 0120-919-160


【担当】設計 神谷 



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