夏をむねとすべし
2019/08/22
皆様こんにちは。
まだまだ、非常に暑い日が続いています。
お出かけになる際は、帽子、日傘、ヒンヤリシートなどの熱中症対策と水分補給をしっかりとしてくださいね。
話は変わりまして、兼好法師の『徒然草』に有名なフレーズがあります。
『家のつくりやうは、夏をむねとすべし』
夏の暑さは耐え難いので、夏に快適に住める住宅を考えるべきと言ってますね。
木造、築100年の友人の自宅を思い出しました。
台所は、玄関から続く土間の延長線上にあり、土足でした。
部屋となる和室は、土間を隔てて南北に並ぶ2間続きの部屋が、横に二つ連なり計4つの部屋が『田の字型』形成していました。
その和室の一番西側の外壁沿いの壁には、夏の西日を遮るように、床の間、仏間、押入がずらっと並んでいました。
また、縁側が和室の南と北にあり、掃き出しの窓を通して風が流れ、とても涼しかったと記憶しています。
昔から、自然環境を読み解き、間取りを工夫していたんですね。
私たちも、当然ながら敷地の環境を読み解き、間取りをご提案しています。
今回は、『付加価値型賃貸』のご紹介です。
『光と風のLDK』
キッチンを90度まわして中央に配置することで南北に広がる空間となるだけでなく、通風、採光も確保してくれます。
さらに収納や、食器棚、物干しスペースなどのアイテムを計画することで戸建ての住宅に負けない、賃貸住宅となります。
賃貸住宅でも、南北に風が抜ける快適で居心地の良い住宅は、実現できます!!
『fufu 』
共働き夫婦の価値観やライフスタイルから生まれた付加価値型のプランです。
趣味や趣味に集中できる 『デスクカウンター』や、夫婦がそれぞれ衣類を収納できる『ダブルウォークインクローゼット』など7つのアイデアをプランに取り込み、夫婦の生活を支援してくれます。
賃貸住宅の間取りといいますと、1K、1LDK、2LDK等、似たような間取りがたくさんあります。
しかし、ご紹介した間取りのように、少し工夫するだけで、他の賃貸にはない、とても魅力的な間取りに変わります。
私自身、設計する際は、お客様の土地を読み解き、市場のニーズを把握することで付加価値の高い賃貸住宅をご提供できると思っております。
今後も、常識にとらわれることなく、その敷地に最適なプランニングを心掛けていきたいと思っております。
ご紹介した間取りのほかにも、『付加価値賃貸』の間取りがたくさんございます。
ご興味のある方は、お気軽にご相談ください。
担当:設計 神谷