舶用モーター専用に
開発されたV-MO
船舶のさらなる安全安心運航のために、
株式会社商船三井と約5年間13隻、
センサ200点で共同開発を行い、
その効果が確認され、商用化に至りました。
V-MOは船ならではの環境に配慮した舶用モーターのモニタリング
サービスです。
その主な特徴を本動画で説明します。
YouTube版はこちらから
船舶の安全運行と船内の
デジタルトランスフォーメーションの推進を
強力にサポートします
船の安全を守りたい。
V-MOは振動検知で簡単・適切なモニタリングができます。データは自動で収集・解析され、早期に故障部位を特定することが可能です。
船舶環境を考慮したモニタリングは陸からも24時間監視可能。異常兆候の早期発見により、保全業務のコストダウンを実現します。
船ならではの環境に最適化
V-MOは船ならではの環境に配慮した振動診断です
一般的な振動センサを船内で使用すると、ノイズの影響を受け、モーター由来の振動を見逃してしまう恐れがあります。V-MOはこのノイズをフィルタリングすることができ、モーターからの振動をキャッチ、異常の早期発見を実現します。
陸上の工場では馴染みのある振動診断
電流・温度計測では見つけられなかった異常を
振動検知によって早期発見できます
開放検査の結果、補助ブロワの軸と軸受の間に0.06mmの隙間を発見しました。早期に対応できた結果、補機全体に及ぶ大きな損傷を避けることができました。
周波数解析することで、異常部位を特定できます
V-MOクラウドアプリケーションでは、振動診断に馴染みがない方でも、適切に設備のモニタリングができます。
例えばトレンドグラフにおいて、設備の状態が注意域にあった場合、FFT機能を使うと、ベアリングの異常部位がどこなのかを特定することができます。
船舶特有の環境を
考慮してサポート
フォールスブリネリング
ベアリングの異常「フォールスブリネリング」の原因は装置停止時の船上特有の振動が原因と考えられます。陸上と異なり振動の多い船舶環境では停止中に金属と金属が何度も接触し摩耗します。軸受けの代表的な損傷のパターンのひとつです。
振動診断でモーターなど回転機器の
異常の約90%が検知可能
陸上工場の回転設備に対しては、振動、潤滑油、電流、温度を用いた点検方法が一般的です。中でも振動診断は、早期に多様な異常を検知できることで知られています。
出典:2002年度メンテナンス実態調査報告書
©公益社団法人日本プラントメンテナンス協会より引用
五感点検をサポート
船内機関室や陸上管理会社のPCから
設備の状態が適切に、客観的にわかります
正常か異常かを判断する基準値は、旭化成エンジニアリングの有資格者によって設定されています。
V-MOの情報は定量的、客観的であり、乗組員は画面を見るだけで設備の状態がわかります。
クラウドアプリケーションでリモートアシスト
V-MOはIoTとクラウドアプリケーションから
構成されます
親機とV-MO専用PCはエンジンコントロールルーム、子機、中継機、加速度センサを機関室に設置頂きます。乗組員のみでの設置が可能です。データは自動で収集、クラウドへ転送されるので、陸側からも同じデータをモニタリングすることができます。
セットアップ
設置マニュアルの提供やオンラインサポートがあり、乗組員のみで設置頂けます。
また、設置は新造船だけでなく、入渠時、航海中、停泊中でも後付け、拡張が可能です。
オペレーション
データは自動で測定されるため、乗組員の経験差による測定の影響がありません。
サービス内容 概要
- 構成
- 子機・中継機・親機・振動センサ、専用パソコン、設置用備品、設置および操作マニュアル。
●取り付けは船舶乗組員様でも可能です(有償での技術者派遣についてはご相談ください) - 主要サービス
- ■24時間365日※確認可能なモニタリングシステム ※データ収集は1日1回です。
(衛星回線が途切れた場合でも船内独立システムにより船内でのモニタリングが可能)
■簡易診断(標準)・精密診断(オプション)
※内容は予告なく変更の可能性がございます。
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日本海事協会(ClassNK)「Innovation Endorsement Approach」
V-MOは日本海事協会の革新技術や取り組み(コンセプト・実サービス)
に対する第三者認証「Innovation Endorsement for Products & Solutions」
認証を取得しております。