1.内容 |
アメリカでは、動物に感染する寄生性原虫クリプトスポリジウムからの汚染防止の規制が強化されました。
これにより、従来の凝集・沈殿、砂ろ過法から膜によるろ過方式が進展することが見込まれております。
今回受注したのは、水量36万m3/日の超大型設備で、アメリカでも過去最大級の規模です。
これは、日本国内の膜処理能力総水量62万m3/日(2005年度)の58%に相当します。
ミネアポリス市では、26万 m3/日の第1期に続く2期設備ですが、
弊社が開発してきた高機能中空糸ろ過膜「マイクローザ」が高く評価され今回の受注となりました。
従来膜処理法は、中小型設備向きといわれておりましたが、今回の超大型設備に膜処理が採用されたことで、
今後、大型設備への受注拡大を図る所存です。 |
|
|
|
【受注内容】 |
|
<ミネアポリス市 Fridley(フリドリー)浄水場> |
|
(1)場 所 |
アメリカ ミネソタ州ミネアポリス市 Fridley浄水場 |
|
(2)処理能力 |
360,000m3/日 処理水量 |
|
(3)稼動時期 |
2009年7月膜システム納入、2011年1月フル稼動 |
|
2.アメリカでの実績 |
中空糸ろ過膜「マイクローザ」は1997年以来アメリカの浄水場で採用されすでに建設中のものも含め200箇所以上の実績があります。
従来のろ過方法と比べ水質に優れた水が安定的に得られます。
またマイクローザは高い機械的強度と耐薬品性を持ちその寿命に定評があります。 |