1.本技術の意義 |
旭化成グループは、昨年作成した中期経営計画「Growth Action - 2010」においてANを戦略的拡大事業と位置付け、需要拡大が見込まれるアジア市場を中心としたグローバル市場において積極的に拡大していく方針です。
プロパン法ANの製造技術は、今後エネルギー資源の高価格継続が予想される中、原油とは異なるガスを出発原料とすることで原料調達に新たな選択肢を加えることになり、事業の基盤強化に繋がるとともに競争力あるAN生産を実現する技術です。
当社は、タイにおいてプロパン法ANのプラントを建設する計画を推進中ですが、今回の実証をもってその具体化に向け注力していく所存です。 |
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2.東西石化でのプロパン法AN実証・商業運転概要 |
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(1)工場立地: |
東西石油化学蔚山工場にて既存AN2系列(年産23万トン、同7万トン)のうち小規模系列を改造し実証・商業運転を実施。 |
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(2)稼働開始: |
2007年1月20日 |
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【ご参考】 |
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(1)本社: |
韓国蔚山広域市南區夫谷洞 154 |
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(2)社長: |
李 均鐵 |
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(3)設立: |
1969年 |
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(4)事業内容: |
AN及びアクリルアマイド、青化ソーダ、EDTA等ANの副生品・誘導品事業の製造・販売 |
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(5)資本金: |
506億ウォン(2005年度) |
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(6)株主: |
旭化成100% |
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(7)売上高: |
3,578億ウォン(2005年度) |
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