1. |
背景 |
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当社では、既製コンクリートパイル事業として「RODEX工法」「CMJ工法」「DYNABIG」など、
また中小型杭事業として「EAZET」「ATTコラム」など、先進性を追求した高付加価値の製品・
施工技術を提供しています。このたび、これまで培った杭技術を結集し、
杭施工時の発生残土量を従来の埋め込み杭工法に比べて大幅に低減(低排土)でき、
しかも杭の設計支持力が大きくとれる(高支持力)画期的な杭工法「DYNAWING」を開発しました。
高付加価値製品である「DYNAWING」により、主力事業分野である既製コンクリートパイル事業を
強化いたします。
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2. |
「DYNAWING」の製品の特長 |
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(1) | 発生残土を大幅に低減 |
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「DYNAWING」は、掘削方法と杭形状とに独自技術を採用することで、
従来の埋め込み杭工法と比べ、杭施工時に発生する残土量を大幅に減らすことが可能となりました。
当社のプレボーリング拡大根固め工法(RODEX工法)に比べて約7割も残土量を低減でき、
「環境に配慮した杭工法」と言えます。 |
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(2) | 高い設計支持力を実現 |
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「DYNAWING」は、杭の先端に杭本体径の約1.7倍の
径の鋼製羽根付き杭を使用することにより、同杭径の自社従来工法(RODEX工法)に比べ
約3倍の設計支持力の設定が可能です。これにより、杭の施工本数を減らすことができ、
工期の短縮による経済的な設計が可能となります。 |
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(3) | 安定した高品質の施工 |
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「DYNAWING」は、施工管理装置を用いて、
安定した根固め液の管理を行い、先端羽根部と根固め部とが一体になることにより、
高品質の根固め球根を築造します。 |
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| ※ プレボーリング拡大根固め工法=杭の沈下を抑えるため、杭先端部にコンクリート塊を造成し支持力を高める工法。
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3. |
「DYNAWING」の製品仕様 |
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(1) |
工法の概要: | |
杭施工時の排土の発生を抑える掘削技術を用いた、高支持力・埋め込み杭工法 |
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(2) |
杭の標準仕様: | |
鋼製羽根を取り付けた羽根付き杭、およびその上方に継いで使用するストレート杭より構成 |
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(3) |
適用杭径: | |
杭本体径 300~800mm |
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(4) |
適用地盤: | |
砂質地盤、および礫質地盤 |
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(5) |
最大施工深さ: | |
67m |
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(6) |
仕様と杭先端許容支持力: |
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(杭先端平均N値60の場合)
杭径 mm |
300 (318.5) |
350 (355.6) |
400 |
450 |
500 |
600 |
700 |
800 |
羽根径
mm |
510 |
595 |
680 |
765 |
850 |
1000 |
1175 |
1350 |
杭先端支持力
kN*/本 |
1060 |
1440 |
1880 |
2390 |
2940 |
4080 |
5630 |
7440 |
*1㎏(キログラム)=9.80665N(ニュートン) |
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4. |
本格展開開始時期・販売エリア |
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本格展開開始時期: |
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2006年5月1日 |
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販売エリア: |
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関東中心に国内全域 |
5. |
販売目標 |
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2008年度 |
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売上50億円 |