1. |
背景、目的 |
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ペリクルは、液晶パネル製造用および半導体製造用の
フォトマスクの防塵保護フィルムとして使用されています
。近年、特に台湾では、液晶パネルの生産が活況でありそれに伴ってペリクルの需要も拡大してきています。液晶パネルは、携帯電話、カーナビゲーション、
液晶TV、ノートPCを始めとするデジタル家電の表示用途に使用されているため今後もこの傾向が続くものと思われます。
旭化成エレクトロニクス(株)は、ペリクルの製造、
販売を行ってまいりましたが、既に2004年に韓国にペリクルの販売会社を設立して
おり、更に台湾を重要なマーケットと位置付け、販売会社を設立することで台湾のお客様へのサービス向上を図ります。
台湾の販売会社は、旭化成エレクトロニクス株式会社からペリクルを購入、
台湾内の倉庫に保管し、お客様に即納できる体制をとります。
これにより、お客様の受注から納入までの納期を大幅に短縮でき、在庫負担も軽減いただけるようになります。 |
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2. |
新会社の概要 |
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(1) |
会社名: |
台湾旭化成電子股份有限公司 |
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英文名: |
ASAHI KASEI EMD TAIWAN CORPORATION |
(2) |
代表者: |
董事長 塚田 泰男 |
(3) |
資本金: |
NT$100万 |
(4) |
株 主: |
旭化成エレクトロニクス株式会社 100% |
(5) |
従業員: |
数名でスタートし必要に応じて順次増員予定 |
(6) |
売上高目標: |
20億円/年 (2007年度) |
(7) |
本社所在地: |
台湾 台北市 |
(8) |
営業開始: |
2006年9月1日 |
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*1「ペリクル」について |
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ペリクルは、半導体や液晶パネルの露光工程において、微細パターンが描かれたフォトマスクに塵が付着し
シリコンウエハーやパネル基板に結像するのを防ぐために、フォトマスクの
カバーとして使用されます。
大型液晶用ペリクルについては、現在、旭化成エレクトロニクス株式会社が
実質的に世界唯一のメーカーとなっています。
また、工場については、2004年5月に宮崎県延岡市にペリクル専用工場を竣工
しました。さらに2005年3月に同工場内に第2系列の増設を完了しておりました。
一方、半導体用ペリクルについては、2006年2月に従来の工場から最先端
のペリクル専用工場へ移転いたしました。
旭化成エレクトロニクス(株)は、超微細加工技術が必要なLSI用途から
世界最大サイズの大型液晶用途まで、広い製品ラインナップを取り揃え
広くお客様のニーズに応えていきたいと考えています。 |
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【ご参考】 |
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「旭化成エレクトロニクス株式会社」 |
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事業内容: |
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旭化成株式会社100%出資の事業会社。電子材料および電子部品の製造販売。 |
代表者: |
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代表取締役社長 鴻巣 誠 |
資本金: |
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30億円 |
売上高: |
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1,029億円(2006年3月期決算) |
従業員数: |
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約2,500人(旭化成エレクトロニクスグループ) |
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