2006年11月15日
各 位
旭化成ホームズ株式会社
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「旭化成ホームズ住宅総合技術研究所」の設立について
~既存の志村試験場を旭化成(株)富士支社内に移転し、拡大・拡充~
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旭化成ホームズ株式会社(東京都新宿区 代表取締役社長:波多野 信吾)では、
「ロングライフ住宅の実現」に向けた基礎技術研究の一層の拡充と次世代を見据えた商品開発を行なうため、
旭化成グループの研究開発施設が集中する旭化成株式会社富士支社内に「旭化成ホームズ住宅総合技術研究所」を2007年10月に開設することを決定しましたのでお知らせいたします。
これまで当社では、東京都板橋区の志村試験場を中心として技術研究開発を行ってまいりました。
しかし、近隣環境の変化により立地として適さなくなってきたこと、および旭化成グループの新事業創出機能と研究開発施設が集中する富士支社内に住宅の研究開発施設を移転させることで、
研究開発のグループシナジー効果が期待されることなどから、志村試験場を移転し、規模および研究設備内容とも拡大・拡充することにいたしました。
投資予定金額は約30億円。本年11月下旬に着工、来年10月より供用開始の予定です。
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I.背景と目的 |
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旭化成グループでは、富士地区に先端素材の研究開発・生産施設を集中させることで、
同地区のグループ研究開発拠点化を進めています。これまで、旭化成ホームズは、東京都板橋区の志村試験場を中心に技術研究開発を行ってきましたが、
今回決定した移転により、多岐にわたる先端技術や高度な解析・シミュレーション技術を備えた旭化成(株)新事業本部とのシナジー効果を得ることで、
「ロングライフ住宅の実現」に向けた技術開発を加速いたします。これまでも、新事業本部内の基盤技術研究所との連携により、
長期耐用化技術の進化や日照・通風シミュレーションシステム「ARIOS」の開発など多くの成果を実現しておりますが、
今後は最先端技術との融合による新たな価値創造が数多く創出されることが期待されます。
また、今回の研究施設建設にあたり、施設の一角約1haを環境活動ゾーンとして緑地整備することで、
富士地区全体に対する環境調和も配慮しています。
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II.研究所の概要 |
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1. |
名 称 |
旭化成ホームズ住宅総合技術研究所 |
2. |
住 所 |
静岡県富士市鮫島2-1 旭化成(株)富士支社内 |
3. |
工 期 |
2006年11月下旬着工予定
2007年10月供用開始予定 |
4. |
投資予定金額 |
約30億円(設備込み) |
5. |
敷地面積 |
約6ha(建材工場跡地) |
6. |
施設概要 |
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(1) |
センターゾーン
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研究所の中心となる5階建の事務所棟。 |
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(2) |
技術開発ゾーン |
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音技術開発棟、温熱技術開発棟、構造技術開発棟、耐候耐久技術開発棟、 屋内構法試験棟の5棟により構成される。 |
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(3) |
屋外研究・開発実証ゾーン |
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商品開発、構法、性能試験、リノベーション技術開発を目的とした試作・試験施工エリア。 |
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(4) |
環境活動ゾーン |
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周辺地域調査に基づく潜在自然植生の復活、多様な生物の生息を目指す雑木林、草地、水辺などにより構成。富士地区全体の緑地としても位置付けられ、維持管理は支社OBや地域住民の参加・交流型とすることを目指す。 |
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以上 |
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