2006年12月19日

各 位
旭化成ホームズ株式会社

夫婦2人の暮らしを大切に〜「大人のリビング」のある住まい
ロングライフ住宅「ヘーベルハウス LUFT(ルフト)」新発売

 旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都 新宿区、代表取締役社長: 波多野 信吾)は、50代から60代を中心とした建替え需要層に向けて、 夫婦2人が程よい距離感で暮らし易い「大人のリビング」を提案するロングライフ住宅 「ヘーベルハウス LUFT(ルフト)」を、平成19年1月6日(土)より発売します。
 この商品は、当社が実施した「子育てを終えた夫婦2人の居場所」調査の結果に基いて 新たに導入したプランニング手法「つかずはなれずプランニング」によって、 夫婦がそれぞれの居場所を持ちながら、ゆるやかに繋がるリビングを中心とした内部空間 を提案するものです。
 建物外観については、今回想定する顧客層に合わせて、釉薬のかかった焼き物のような 深みのある外壁色「志野(しの)」「霞(かすみ)」「銀鼠(ぎんねず)」「鈍色 (にびいろ)」の新色を採用し、サッシカラーも深みのある光沢感と金属の質感を併せ持つ オリジナルの新色「くろがね」を導入することで、建物全体として落ち着きを表現して います。
 本体価格は3.3平米あたり70万円(消費税込み)から、初年度販売目標は1,000棟を 予定しています。
  
※LUFT:ドイツ語で「空気」の意。社内公募により決定。「夫婦2人がお互いに空気のような存在」から発想。
 
I.開発の背景
   「ロングライフ住宅の実現」を事業戦略 として掲げる当社では、供給する建物の物理的な長期耐用化や維持管理システムの拡充などに努めておりますが、同時に「住まう人の心の充足」という視点からもロングライフ住宅の拡充を図ってきました。 常に家族の気配が感じられ自然な交流を促進する「ニューフレックス3」「PAO」の立体的オープンプラ ンニングや、積極的なコミュニケーションの場としての「へそのある家」のへそ空間、自然の心地よさを 介して家族が集まりやすい「そらから」の中庭空間など、建物の形(空間デザイン)により「家族のつながり」をサポートする提案を行ってきました。
 一方、現在の住宅市場は、団塊ジュニア層の持家形成を背景に分譲住宅を中心として活況を呈するものの、 比較的持家率が高く建替え期を迎えた住宅を所有する50代から60代の年齢層の建替え需要は潜在化したままの状態です。これらの年代層の特徴は、子育てが終わり、夫婦2人世帯もしくは成人した子供との世帯と いう共通項があり、今後このような2人世帯はますます増加していきます。併せて、今後大量にリタイアメン トを迎えるこれらの世代の夫達が、自宅で過ごす時間が増えることで、これまでの親子中心の家族関係から 欧米のような夫婦中心の家族関係に移行を迫られるつつあると見てもよいのではないでしょうか。 そこで、当社ではこのような夫婦2人世帯の生活実態調査を行うことで、夫婦2人が暮らし易い住まいの提案を行うこととしました。
 
II.商品の特徴
  1.「つかずはなれずプランニング」手法による「大人のリビング」
   夫婦2人の暮らしでは、リビングダイニングに居て、 夫婦が思い思いに別々のことをしている実態が、調査から明らかになりました。 「ヘーベルハウス ルフト」は、大人の2人が「つかずはなれず」心地良く生活を楽しむことができる、 夫婦それぞれの居場所がある新しいリビングを提案しています。それを実現するのが、 「子育てを終えた夫婦2人の居場所」調査により作成されたプランニング手法 「つかずはなれずプランニング」です。この手法は次の4つの計画から構成されます。
  1)距離計画
   LDでの行為は「くつろぎ系」「はたらき系」の2種類に分けられ、 リビングではくつろぎ系が主に行われ、ダイニングでははたらき系の行為が多く見られます。 夫婦の行為がくつろぎ系とはたらき系に分かれる場合、 3m以上の距離をとり視線の方向を互いに外向きとします。これは、 お互いの様子がよくわかり違う種類の事をしていても気にならない「つかずはなれず」の距離と言えます。
 同じ種類の行為をしている場合には、1.5mの距離を目安とします。 これは、別々の事をしていてもいつでも会話ができる距離です。
  2)動線計画
   夫の居場所は、落ち着ける場所とし、 妻の動線が横切らないよう配慮します。妻の居場所はキッチンに近く家事に便利で、 空間全体を見渡せる場所とします。調査では妻の居場所はダイニングにあることが多く、 その中でキッチンから一番近い椅子である場合が6割を占めていました。
  3)収納計画
   調査の結果、夫が居場所に持ち込む物は、主に本、書籍、 パソコン用具など。また妻が持ち込む物は、ながら家事の道具(本、編物、アイロン、洗濯物、ミシンなど) と趣味の道具です。LDをすっきりと保つために必要とされる収納基準は壁面積で約7m2であり、 供用収納5m2とそれぞれの収納1m2ずつを目安とします。
  4)環境計画
   調査の結果、それぞれの居場所の要件として、「明るい」「風通し」 「外が見える」ことが望まれています。家の中からの眺めを意識した窓の計画により 「光・風・緑を取り込む」ことが必要となります。
   
  2.落ち着いた外観を形成する新外壁色・新サッシ色
   これまでのヘーベルハウスの「外壁材ヘーベル」 の素材感と量塊感を強調する外観イメージから、落ち着きを感じさせる外感イメージを強めるために、 焼き物の釉薬をイメージさせる深みのある外壁色「志野(しの)」「霞(かすみ)」「銀鼠(ぎんねず)」 「鈍色(にびいろ)」の新色を採用しました。
 サッシカラーも、今回のデザインに合わせて、深みのある光沢感と金属の質感を併せ持つオリジナルの新色 「くろがね」を採用しました。
   
  3.新形状の窓を追加
   それぞれの居場所からの眺めを意識した窓計画を実施し易くするために、 眺望を確保できる幅2.4mのワイドビューウィンドウと巾90cmの大型スクエアー窓を新規に設定するとともに、 これらの窓と意匠を揃えて、外観のアクセントとなる十字窓を新たに追加しました。
   
  4.内装突板仕様の追加
   本物志向の強い顧客層に対して、内装建具とキッチンや家具類、 巾木、開口枠などの面材に、本物感のある突板塗装仕上げのグレードを選択仕様として設定しました。
   
III.商品概要
 
1.構  造 ハイパーフレーム(鉄骨軸組制震フレーム)構造
2.本体価格 3.3m2あたり70万円〜
3.販売地域 関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部
4.販売目標 (年間)1,000棟
5.発 売 日 平成19年1月6日(土)
   
  プロトタイプ間取り図
 
1階床面積 87.87m2 (26.58坪)
2階床面積 64.95m2 (19.65坪)
3階床面積 13.73m2 (4.15坪)
延べ面積 166.55m2 (50.38坪)
   
  【プロトタイプ外観写真】
 
   
  【プロトタイプ内観写真】
 
  以上



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