2007年6月21日
各 位
旭化成ケミカルズ株式会社
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溶液重合SBRの能力増強について
−省燃費型高性能タイヤ用新規合成ゴムの増強−
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旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区、社長:藤原 健嗣)は、この度、今後の市場成長が見込まれる溶液重合スチレンブタジエンゴム(以下、S−SBR)の生産能力を年産10,000トン増強することを決定しましたのでお知らせします。
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1.背景
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近年、地球温暖化やエネルギー問題への関心の高まりを背景に、省燃費型高性能タイヤの需要が急拡大しており、今後も世界的に大きな伸びが見込まれています。当社は高い技術力をベースに高性能タイヤ用に最適なS−SBRのグローバルサプライヤーとしてリーディング・ポジションにあります。
今回決定した能力増強は、今年4月に上市した変性タイプの新規S−SBRが、抜群の省燃費性能により、今後大きな販売増が期待できることから、安定供給体制を早期に構築すべく実施するものです。
当社では市場ニーズにマッチした高性能合成ゴムの開発強化、製造プロセスの特長を活かした製品ラインアップの充実、生産拠点の能力増強により、高性能タイヤ用S−SBR事業を積極的に拡大しており、本件はかかる計画の一環として推進するものであります。 |
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2.能力増強計画の概要 |
・工場立地: |
日本エラストマー株式会社 大分工場(大分県大分市) |
・能力増強: |
10,000トン/年(能力増強後の大分工場生産能力は62,000トン/年) |
・稼動時期: |
2008年4月 |
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3.合成ゴム・エラストマー事業について |
当社の合成ゴム・エラストマー事業は、旭化成グループの中期経営計画「Growth Action – 2010」において、グローバルに事業展開をはかる戦略拡大事業と位置付けられており、積極的な資源投入により生産能力の増強、技術の高度化を進めています。その中でも高性能タイヤ用S−SBR事業は最重要分野のひとつとして、今後とも重点的に強化拡大を図る計画です。 |
以上 |
<ご参考> |
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日本エラストマー株式会社の概要 |
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(1) |
社 長 |
: |
勝田 一誠 |
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(2) |
設 立 |
: |
1972年8月 |
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(3) |
出資構成 |
: |
旭化成ケミカルズ株式会社75%、昭和電工株式会社25% |
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(4) |
本 社 |
: |
東京都千代田区 |
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(5) |
工 場 |
: |
大分工場(昭和電工(株)大分コンビナート内) |
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(6) |
事業内容 |
: |
合成ゴム・エラストマーの製造・販売 |
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