2008年1月17日

各 位
旭化成ケミカルズ株式会社
旭化成テクノプラス株式会社



LEDユニット付面発光パネル「ダイアモンドパネル」の発売について
-省エネルギー、環境配慮、省コストの次世代面発光パネル-


 旭化成ケミカルズ株式会社(本社:東京都千代田区 社長:藤原 健嗣)の子会社である旭化成テクノプラス株式会社(本社:東京都中央区 社長:鈴木 裕一)は、面発光メタクリル樹脂板「デラグラス AL」の特性を最大限に活かしたLEDユニット付面発光パネル「ダイアモンドパネル」を本年1月21日より発売しますので、お知らせいたします。
 旭化成テクノプラスでは、「ダイアモンドパネル」をコア事業の一つである樹脂製品事業の新たな柱として位置付け、2008年度に4億円の売上げを目指します。

 
 
1. 背景
   LEDを光源に使用した発光パネルは、白熱灯や蛍光灯を使用するパネルに比べて長寿命かつ省電力での点灯が可能なため、近年、省エネや環境保護の観点からディスプレイサイン市場でのニーズが高まってきています。しかし、LED光源採用時のイニシャルコストの高さから導入が遅れているのが現状です。
 旭化成テクノプラスはこのような課題に対し、旭化成ケミカルズが開発し2006年1月より販売している面発光メタクリル樹脂板「デラグラス AL」の優れた特性と、各種造作物を手がけた経験から得た知見を組み合わせることにより、従来では実現できなかった低コストの面発光パネルの開発に成功しました。これにより、コスト面で普及が遅れていた商業施設や鉄道関連のサインおよびディスプレイの分野での採用拡大が期待されます。
 
2. 「ダイアモンドパネル」の特長
  (1)優れたコストパフォーマンス
    印刷溝加工等の表面加工が一切不要という「デラグラス AL」の特長を生かし、従来のLEDパネルより大幅に安価な価格を可能にしました。また、従来の蛍光灯による内照式パネルと比べても1~2割増しに抑えた本体価格を実現しました。
  (2)意匠性
    光源としてLEDユニットによるエッジライト方式を採用することで、製品厚み30mmというスリムな形状を実現しました。
  (3)長寿命
    光源にLEDを使用することにより、蛍光管内照式パネルより40,000時間(輝度半減期)の長寿命を実現しました。
  (4)優れた照度と均斉度
    「デラグラス AL」の優れた発光特性とエッジライト方式の採用によって、平均照度2,000ルクス、均斉度70%以上の優れたパフォーマンスを実現しました。
  (5)省電力
    光源にLEDを採用することにより、平均照度2,000ルクスで消費電力52W(A0サイズ)と蛍光管内照式パネルの約1/5を実現しました。
  (6)メディア取扱いの容易さ
    4面開放のワンタッチ方式を採用することにより、パネルに使用するポスター等のメディアを容易に交換することが可能となりました。
 
3.製品ラインナップについて
  ポスターサイズに合わせ、A0、A1、B0、B1の4サイズの規格パネルをご用意しました。また、規格パネル以外の特注品の受注製作もいたします。
 
4.販売計画について
  (1)発売時期 : 2008年1月21日より
  (2)販売計画 : 4億円(2008年度目標)
 
※「デラグラス」は旭化成ケミカルズの商標です。
 
<ご参考>
旭化成テクノプラス株式会社の概要
  (1) 本 社: 東京都中央区新川2ー26ー3 住友不動産茅場町ビル2号館
  (2) 代表者: 代表取締役社長 鈴木 裕一
  (3) 資本金: 1億6千万円
  (4) 事業内容: 合成樹脂原料・製品及び機能製品の製造加工販売等
  (5) 売上高: 約110億円(2007年3月期);
  (6) 従業員: 約70名
  (7) 株 主: 旭化成ケミカルズ株式会社(99.42%)、他(0.58%)
 
以上

ニュース


ページ上部へ