2008年2月19日

各 位
旭化成エレクトロニクス株式会社


半導体保護膜「パイメル」新工場竣工による生産設備増強

 旭化成エレクトロニクス株式会社(本社:東京都新宿区、社長:鴻巣 誠)は、半導体集積回路保護膜用途等として使用される感光性ポリイミド系コーティング樹脂「パイメル」の新工場の建設を、一昨年末より静岡県富士市において進めてまいりましたが、本日、工事完了に伴い現地で竣工式を実施し、稼動を開始しましたのでお知らせいたします。
 当社では、今回の新工場稼動により富士市の既存工場と合わせて堅調な成長が続く半導体市場への「パイメル」の安定供給体制を強固なものにするとともに、半導体分野を中心とする新しい電子材料の生産・供給の中核拠点として運営していく所存です。
 
1.背景
 旭化成グループでは、中期経営計画「Growth Action – 2010」で電子材料領域を高成長追求事業の主要分野として積極的な事業拡大を図っており、中でも半導体保護膜市場は、携帯電話、デジタルIT機器等の需要拡大により今後の市場成長が見込まれています。半導体保護膜材料は、感光性と非感光性タイプがありますが、半導体製造プロセスでの処理能力の向上と微細加工に優れた感光性タイプが主流となっています。
 当社の「パイメル」は感光性タイプの分野では世界トップシェアを有しており、今回の新工場稼働によりお客様のご要望・ご期待に安定的にお応えできる供給体制をより一層強化することが可能となります。
 また今回の新工場では、半導体用途向けの今後の革新的な新規電子材料の生産拠点としても新ラインを活用していく予定です。
 
2.新工場の概要
(1) 工場立地: 静岡県富士市(旭化成株式会社 富士支社内)
(2) 稼動開始: 2008年2月
(3) 生産能力: 非公表(既存工場と合わせ10年程度先までの市場拡大に対応可能な能力を確保)
 
※「パイメル」は登録商標です。
 
以上

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