2007年12月19日
各 位
旭化成株式会社
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「旭化成新総合研究棟」の建設について ~社内外との融合で研究開発、新事業創出を加速~
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旭化成株式会社(東京都千代田区 社長:蛭田 史郎)は、中期経営計画「Growth Action – 2010」の重点領域である電子・光学材料及びエネルギー分野の研究開発、新規事業創出拠点として、富士支社内に「旭化成新総合研究棟」を建設することを決定しましたのでお知らせいたします。
当社では、本研究棟の新設により当該分野の事業拡大に向け大きな成果が得られるよう研究開発活動を一層推進するとともに、本研究棟をユーザーのニーズに的確に対応した革新技術の創出、市場創造の拠点としてまいります。
なお、投資金額は約100億円で、平成20年8月に着工し、平成21年8月に運用開始する予定です。 | |
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記 |
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1.背景 |
当社は、中期経営計画「Growth Action – 2010」において電子・光学材料、エネルギー関連材料領域を戦略拡大分野と位置付け研究開発を推進しています。旭化成グループ全体のシナジーを発揮し、当該分野の研究開発をスピードアップするため、「クリーン」・「微細」・「高純度」に対応する研究設備をフレキシブルに投入できる新しい研究開発施設の整備を行うことといたしました。
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2.施設について |
今後の研究開発においては、個別「コア技術」ではなく、それらの技術と先端技術を組み合わせ、さらに融合させることで新技術を生み出し、かつマーケットに直結した市場開発を行うことが新事業を生み出す鍵となるものと考えています。そのため、今回建設する新総合研究棟では、当社グループ内のみならず社外との共同研究開発を促進し、より迅速に、かつ高度な成果が得られるための施設及び設備を充実させます。
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(1) |
大型クリーンルーム |
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量産試作ラインや実用性能評価設備をフレキシブルに投入できユーザー開拓につなげる大型クリーンルームを設置します。
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(2) |
共同研究が容易に行えるコラボレーション専用施設
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国内外の顧客や研究機関、大学等との共同研究を容易に行える専用の施設を設けます。
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(3) |
世界へ情報を発信・受信できる機能
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国際的なフォーラム開催など世界へ情報を発信・受信できる機能、及び高度なIT機能を備えています。
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(4) |
自然環境や業務環境にも配慮
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最新の省エネルギー機能を盛り込み、屋上緑化等により自然環境や業務環境にも配慮した研究棟となります。
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3.新総合研究棟計画の概要 |
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(1) |
名 称 |
旭化成新総合研究棟 |
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住 所 |
静岡県富士市鮫島2-1 旭化成(株)富士支社内 |
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建物の概要 |
実験棟、及び関連施設棟
敷地面積 19,000m2
総床面積 22,000m2
内、実験棟 4階建 約15,000m2
関連施設棟 5階建 約 7,000m2 |
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(4) |
投資金額 |
約100億円 |
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工 期 |
平成20年8月着工予定
平成21年8月運用開始予定 |
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(6) |
研究分野 |
電子・光学材料及びエネルギー材料分野 |
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(7) |
想定人員 |
約300名 |
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4.富士支社について |
現在富士支社内には、持株会社、旭化成ケミカルズ、旭化成エレクトロニクス及び旭化成ファーマの既存の研究施設群と、今秋に完成した旭化成ホームズ住宅総合技術研究所があります。今後、さらに当社グループ内の研究施設の集積化をすすめ、研究開発機能を強化してまいります。
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以上 |
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