2008年3月11日
各 位
旭化成株式会社
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グループ経営体制の一部再編について
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当社グループでは、2006年4月にスタートした中期経営計画「Growth Action – 2010」に基づき、企業価値の増大に向けた事業の拡大・成長を進めていますが、本計画の最終年度である2010年度以降も継続的に拡大を図るため、「エレクトロケミカル関連事業※」と「医療関連事業」について経営体制を再編することを決定しました。
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※ |
エレクトロケミカル関連事業: |
半導体実装材料、表示材料、電池材料など、化学技術をベースにしたエレクトロニクス用途の電子材料事業 |
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1.背景 |
当社グループでは、現在実行中の中期経営計画「Growth Action – 2010」の中で、「エレクトロケミカル関連事業」と「医療関連事業」をグループの重点成長領域として位置づけています。これらの事業領域では、これまでも積極的に事業開発や設備投資を行うなど成長戦略を進めてきましたが、今後の当社グループの中核事業として2010年度以降も継続的に成長させていくために、経営体制の再編が必要と判断しました。
これに伴い、エレクトロケミカル関連事業と医療関連事業をそれぞれ持株会社である旭化成(株)の子会社として再編し、当社グループの重点成長領域として明確化するとともに、経営の効率化により戦略的な意思決定と資源投入を迅速に行うことができる体制とします。
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2.再編組織の概要 |
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(1) |
エレクトロケミカル関連事業
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旭化成(株)の新事業本部の一部と、旭化成ケミカルズ(株)および旭化成エレクトロニクス(株)(いずれも旭化成(株)の100%出資子会社)が持つエレクトロケミカル関連事業を集約し、2009年4月に新たに事業会社(名称未定)を発足させます。このため、該当事業の統合に向けた準備を行う「エレクトロケミカル事業推進室」を、本年4月1日付で旭化成(株)に設置します。
なお、各会社より新会社に移行する主な組織は次の通りです。
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1)旭化成(株) |
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新事業本部の実装・表示材料マーケティングセンターおよび研究開発センターの一部、その他関連組織 |
2)旭化成ケミカルズ(株)
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膜・エネルギー事業部(リチウムイオン電池用バッテリーセパレーター「ハイポア」)、情報・印刷事業部(感光性樹脂「APR」「AFP」「AWP」、エポキシ樹脂など)、ポリマー製品事業部の一部事業(拡散板など)、その他関連組織 |
3)旭化成エレクトロニクス(株) |
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電子材料事業部(感光性ポリイミド系コーティング樹脂「パイメル」)、基板材料事業部(感光性ドライフィルムレジスト「サンフォート」)、積層材料事業部(プリント配線板用ガラスクロス)、電子機能製品事業部(フォトマスク防塵保護膜ペリクルなど)、その他関連組織 |
※旭化成エレクトロニクス(株)は、電子部品事業会社として存続します。 |
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(2) |
医療関連事業 |
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現在医療関連事業は、旭化成ファーマ(株)(旭化成(株)の100%出資子会社)の子会社である旭化成メディカル(株)および旭化成クラレメディカル(株)が担当していますが、本年10月にそれぞれの会社を旭化成(株)の直接の子会社とします。
なお、両社の事業内容は次の通りです。
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1)旭化成メディカル(株)(旭化成ファーマ(株)100%出資から旭化成(株)100%出資に変更) |
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白血球除去フィルター「セパセル」、ウイルス除去フィルター「プラノバ」などの開発・製造・販売 |
2)旭化成クラレメディカル(株)(旭化成ファーマ(株)93%、クラレメディカル(株)7%出資から旭化成(株)93%、クラレメディカル(株)7%出資に変更)
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人工腎臓(ポリスルホン膜人工腎臓「APS」など)、血液浄化関連製品の開発・製造・販売 |
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※「 」は商標です。 |
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以上 |